セッションのレビュー・感想・評価
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作中の演奏の緊張感とジャズの音楽がとても合っていてカッコいい。 夢...
作中の演奏の緊張感とジャズの音楽がとても合っていてカッコいい。
夢を追う情熱、狂気、だけどそれに伴う身勝手さと弱さ。
才能や努力が必要だからこそ、普通とは次元が違うストイックさがあるのだろう。
あの終わり方も最高でしたね。あのアイコンタクトに2人の空気が全て表れているようだった。
そんな男たちの世界がカッコよかったです。
狂気の潰し合い
これほどまでに高エネルギーで興奮する愛憎劇を初めて観た。
ジャズドラマーとして一流になることを目指すニーマンと一流育成に手段を選ばない鬼スパルタ教師フレッチャーの強烈な絆を描いた本作。
若きジャズドラマーにマイルズテラー、信じられない程のスパルタぶりを発揮する伝説の鬼教師にJ.Kシモンズを据え、激しい魂のぶつかり合いが繰り広げられていた。
ストーリーが進むにつれ、フレッチャーの狂気がニーマンにも乗り移り、文字通り音楽に魂を売った2人のやり取りは目が離せなかった。
この映画最大の見せ場であるラストのセッションシーンでは2人だけにしか分からない激しい憎しみ、激しい愛が爆発的に行き交い他者を介在させない圧倒的な空気感を築き上げていた。この2人の壮絶な潰し合いは演奏と共にヒートアップしていく。血と汗が飛び交う魂の演奏が終わった時、信じられない程が心拍数が上がっていた。
イカれた先生と生徒がジャズを通じてセッションするだけの映画。ストー...
イカれた先生と生徒がジャズを通じてセッションするだけの映画。ストーリーも特段面白いわけではない。なのになんでこんなに心打たれるのだろうか。これこそが映画の醍醐味ですね。シアターでみたかったな。
狂気の鬼指導と音楽にかける執念、その中にあるものは…
ジャズといえば心地よい音楽のはず。なのですが、その対極にあるような狂気のスパルタ教師。そのギャップにひかれてしまいます。映像も美しいです。でもそこに飛び込んでくるのは、ちょっとテンポが違うだけで怒号や罵詈雑言を浴びせ、椅子を投げるわ、平手打ちするわでめちゃくちゃな鬼指導者、フレッチャーです。その怪演をする俳優のJ・K・シモンズに引き込まれます。
鬼指導に答えるべく、血のにじむ努力をするのが主人公の音楽院に通うアンドリューです。アンドリューと指導者のフレッチャーは対立する関係になりますが、二人とも狂気の執念でジャズ音楽を追及していて、上を目指すには「厳しさ」は必要なのだなと考えたりもしました。ただ、映画の内容を現実でやったら問題にはなるので、執念、厳しさだけを見てます。
物語の中に入った視点で見ると、鬼指導に戦慄を覚え、途中いい気分はしません。自分なら、音楽に限らずあんな厳しいのムリ!って思ってしまいます。
しかし最後のほうで、二人ともジャズ音楽を究極までに愛しているのだなと感じ、その展開に「いい終わり方だな」と引き込まれました。
蜷川幸雄物語
圧倒的なサイコパスが全体を食い過ぎで映画が入ってこないほどの超絶演技、というより超絶存在感です。
ストーリーに対してサスペンスが少し不足していますが、暗くてキツい息苦しさはなかなか緊張を強います。
執念
ジャズへの執念が強過ぎる2人の物語。
ジャズミュージックの心地よさと狂気じみた2人の掛け合いのギャップがハンパない。
めちゃくちゃ引き込まれた。
全体的に荒々しい表現が多く、苦手な人もいるかもしれない。
私はその荒々しさ、一つのことにかける思いが伝わって胸が熱くなった。
何かか一つに賭けるということはなかなかできることではないと思うし、ここまでしないと大成功を収めることができないのではないかと思った。
狂気と狂気の衝突、その先に生まれるもの
当時劇場で見た時も、劇中の狂うほどに音楽を追い求める姿に、なぜか笑いながら鑑賞し、なぜか涙が出た。
改めて見直してみても、やはり同じ感覚を覚えた。
可笑しかったのではない。
主人公たちの必死に生きる様に、
引き込まれ、圧倒されたからだ。
自分の想像や、経験、記憶をはるかに越えたものに出会う時、人は笑うしかないのかもしれない。
あなたは、誰かをどれだけ傷つけても良いから、
最高の瞬間を作り上げたいと思ったことはありますか?
自分の身体が今この瞬間に朽ち果てても良いから、
出せるものを全て出し切るのだと、思ったことはありますか?
言葉で読む限りでは共感できる人もいるかもしれない。
けれど、きっと貴方の想像をはるかに超えたレベルで、
この映画の主人公たちは、命を削り、心を削り、その先にある奇跡の瞬間を見ようとしている。
彼らの狂気と狂気がぶつかった先で生まれる、
これまた常軌を逸した"セッション"を見て、
あなたは涙するかもしれない。
震えるかもしれない。
笑うかもしれない。
私は、その全てを味わった。
今後この映画を見るあなたがどう感じるだろう?
とても楽しみだ。
鍔迫り合いのような二人の芝居
とにかく熱量がすごい。
見所はシモンズ演じる狂った教師でしょう。
その芝居たるや、役どころのように完璧なものでした。
ラストの仕組まれたギグは完全に二人の殴り合い。
2曲目もだが、やはり最後のソロパート、これは息を呑むような時間でした。
狂気をはらんだような魂のせめぎ合い、鍔迫り合いのような二人の芝居は目を見張るものがあります。
これは二人のキャリアでも代表作と呼べる作品でしょう。
まさに傑作でした。
笑顔で観れないいい音楽
あの音楽教師が主人公の道を広げた事も、陰湿な事したのも、過去に鬱病にして人殺してるのも行っていて、一言で悪者って出来ないからちょっと難しくなっちゃいましたね。でも、実際はそういう人ばっかりだからなんかリアルで結構好きだったなー。
まー結局この映画が伝えたかった事はなんなんだろ?そこはよくわからんけど、もっとずば抜けてハッピーエンドがやっぱ観たかったかなーと。こういう音楽映画は特に
べつにジャズの素晴らしさとかセッションの楽しさとかを伝えるのではなく、偉大になりたかったからこの位やらなきゃダメだぞ!みたいな事しか言ってなくて、今時の感じじゃないよねw
そんな事しなくても成れるってもうわかってるから、今観てもちょっとズレてる感はあるかもね。
なーんかもっとにこにこしながら観たかったー!!ってめっちゃ思った作品だった
狂ってる
最初はスパルタ師匠といい音楽を作っていくような話かと思ったら、最後が20分怒涛すぎた。
ラストには色んな捉え方がありすぎて、
正直、賛否両論という感じの作品でした。
捉え方が多いことは映画としては評価は高いと個人的には思います。
師弟対決なのか、それともフレッチャーがめざした本当の天才の生み出し方なのか。
個人的には余韻がすごいんで好きです。
ですが2度目の鑑賞は絶対しません。笑
セッション
ジャズが好きということもあり、なんだか評価が、高かったので期待してみた、、
言わんとしている事は分かるが、残念ながら内容的には中途半端感が酷すぎる、
主人公が架空ということだけでなく、アマデウス的な魅力が伝わってこない
結局 ジャズドラムを使った格闘技的なストーリーにこだわりすぎる、つまり映画的に無駄に盛り上げようとするあまり、ジャズの音楽的な魅力が、メチャメチャで酷すぎる、いかにも鬼教官が厳しくすると言っても、やってる事が音楽知ってる人間からすると酷すぎて、全くしらけてしまった、、デタラメを威張ってもしょうがないし、、ジャズを音楽を対決道具に、使った低俗な映画に成り下がっているとしか思えない、プロットは面白そうだっただけに、全く残念な映画としか思えなかった、、アカデミー賞候補とか信じられない、
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