映画 深夜食堂

劇場公開日:2015年1月31日

映画 深夜食堂

解説・あらすじ

安倍夜郎の人気コミックを原作に、深夜しか営業しない小さな食堂で織りなされる人間模様を描いて好評を博したテレビドラマ「深夜食堂」シリーズの劇場版。繁華街の路地裏にある深夜営業の食堂「めしや」には、マスターの料理と居心地の良さを求めて毎晩たくさんの人々が集まって来る。誰かが店に忘れていった骨壷をめぐって常連たちが話に花を咲かせる一方、愛人を亡くし新しいパトロンを探すたまこは、店で出会った青年と意気投合する。また、無銭飲食をきっかけに住みこみで働くことになったみちるは徐々に店になじんでいくが、ある事情を抱えていた。テレビドラマ版に続いて主人公の寡黙なマスターを演じる小林薫をはじめ、多部未華子、オダギリジョー、高岡早紀ら実力派キャストがそろう。監督はテレビドラマ版も手がけた「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」の松岡錠司。

2015年製作/119分/G/日本
配給:東映
劇場公開日:2015年1月31日

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(C)2015 安倍夜郎・小学館/映画「深夜食堂」製作委員会

映画レビュー

4.0 変わらない場所が、人生の荷物をそっと受け止める

2026年1月4日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

映画『深夜食堂』は、深夜零時にのれんを掲げる「めしや」を舞台に、夜な夜なさまざまな客が顔をのぞかせる物語だ。常連客は思い思いの料理を頼み、四方山話に花を咲かせる。初めて訪れた客であっても、マスターの作る味わい深い料理に心を癒されていく。

ドラマ版はほぼすべて鑑賞している。『ヤクザの竜とクミの再会』には思わず涙した。また、あがた森魚が出演する『函館の人』も心に残るエピソードのひとつだ。映画版でも、マスターの小林薫は、そんな悲喜こもごもの人間模様を、ちゅう房から静かに見守り続けている。

常連客は皆ひと癖ありそうな人物ばかりだが、その配置が絶妙だ。たとえば小寿々(綾田俊樹)の存在は、外見だけで“何か事情を抱えている人”だとわかるキャラクターであり、彼がいることで、他の常連客や一見普通に見える客たちにも「この人にも何かあるのでは」と思わせる。
この“癖のある常連客”を置くことで、監督はマスターの過去を観客に直視させず、むしろ謎めいた存在として浮かび上がらせている。
特に気になるのは、マスターの“顔の傷”だ。
その理由は語られず、誰も触れない。
マスターの過去を知る手がかりは、その傷跡だけ。
しかし、あえて説明しないことで、観客の想像を掻き立てる余白が生まれている。
「深夜食堂」とは、登場人物の背景を“視聴者の想像力で作ってください”という監督の意図が貫かれた作品であり、そこがまた魅力でもある。

映画版は、3つの物語のオムニバスで構成されている。
ドラマ版と大きく変わった点はなく、豪華さを盛り込むこともしていない。
しかし、タイプの異なる3つの物語を通して、深夜食堂の魅力を存分に味わえる良い機会になっている。

どの物語にも、小林薫演じるマスターの名セリフが静かに息づき、常連客のしみじみとした言葉にも必ず人生の真実が潜んでいる。
そして、どんな場面でも、日々の生活と地続きであることを忘れさせない。
悩んでしまった時、気持ちが塞ぎ込んでいる時、自分の人生にゆかりのある料理を食べると、懐かしい想いが蘇り心を和ませる。
年中無休の「深夜食堂」は、そんな時にふと立ち寄りたくなる“変わらない場所”だ。
メニューは豚汁定食とアルコール類だけ。それ以外は、客の注文に応じてマスターが作ってくれる。
この懐の深さこそが「深夜食堂」の本質であり、マスターという存在そのものが、客の人生を丸ごと受け止める器になっている。

マスターのセリフはいつもゆっくりで、
「じゃないのかな…」
といったようなニュアンスで控えめな言葉が多い。
断言せず、押しつけず、ただそっと寄り添う。
その語り口に、小林薫の声の温度と間合いが重なり、言葉以上の優しさが滲み出る。

観終えた後、
「いつの日も必ず、自分を支えてくれる誰かが、きっとどこかにいる」
と静かに思わせてくれる。
そして、映画に登場するオーソドックスな料理が無性に食べたくなる。

食堂を舞台に客たちの悲喜こもごもの人生が交錯する中、マスターが出す懐かしい味を前に、人々は心の荷をそっと降ろし、胃袋を満たして明日への一歩を踏み出していく。

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シモーニャ

1.0 タイトルなし(ネタバレ)

2025年11月26日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 1件)
共感した! 1件)
チネチッタ

4.0 空腹の夜中に見ちゃ駄目

2025年10月7日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:その他

笑える

楽しい

癒される

最初は何で見始めたのか‥‥

食べ物系のドラマは、裁判モノと同じく
ついつい見てしまう
その中でも、「深夜食堂」と「居酒屋のぶ」はヤバい

オダギリジョーのあのテイスト 堪らん
小林薫の怖そうで優しい寡黙なマスター 最高
私的には、マスターというより、大将と
いう感じだけど(笑)

何回も見てる映画だけど
一昨日は、「怪物」を見てて
腹の読めない校長先生を演じた田中裕子が
同じ様なテンションと雰囲気で
元旦那の遺骨を遺棄した役で出てきて
思わず1人で爆笑してしまった
『かっちわり いかがっすかぁ!』は更に爆笑

いやいや
それは笑い取りに来てるでしょ
てか、全てがネタに思えて来るから!!

映画の興行収入はどうだったかわからないが
ドラマでも良かった気もするが
配信で見る上では、豪華キャストを
短時間で堪能出来るし、嬉しい限りである

これ見る前に、2作目の映画も視聴済
何回見ても飽きない

あー
とろろご飯食べたい

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fool

4.0 人情派です。

2025年5月29日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

グルメとノスタルジーな映画です。

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池田輝政

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