泣く男

goneとラストは自ら死を選んだ訳だが。少女を誤って殺してしまった殺し屋が罪の意識に苛まされ、組織の指令に背いて、少女の母親を命懸けで守るストーリー。幼い頃に母親に捨てられた思いが、殺してしまった少女もその母親に捨てられたと、重ねる点が違和感はあった。

任務に巻き込んでしまった少女の死に絶望を覚え最後の仕事にしたターゲットがその母親という皮肉。その深い絶望を任務の中でその母親の絶望のカタルシスとして自らの命をターゲットとして導くクライムノアールの美学が美しくも悲しい一作。アクションは見事であるしその削ぎ落された肉体の美しさと相まって作品の持つ悲しくも抗えない定めを際立たせている。

敵も味方も殺戮。みんなまとめて殺しちゃえ。
ストーリーはイマイチ。

ハードな殺し屋アクションもの。ラストがちょっとね、と思うのだけれどストーリーも良かった。少女が射殺される凄い出だしに引く。投資会社の女性重役のモギョンを暗殺しにいくのだが、それが間違いで殺した少女の母親で、贖罪的なことと、さらにモギョンを自分の母親とも重ねてしまって...というドラマがあって、銃撃戦も凄くて引き込まれる。
レオンだとスタンスフィールド道連れにしてやるからマチルダ無事エンドで完結なんだけど。
この作品だとモギュンとチャオズこの後どーすんだとか。