百円の恋のレビュー・感想・評価
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良かったのは安藤さんの演技力
話題になっていていつか観ようと思っていて、でも後回しに。 新井さん事件できっと観られなくなるから…と観ておいた。 うーーーん。 安藤さんの演技力は凄かった。 すごい女優さんなんだなと。 今までのいろいろな役を彷彿させることなく、ただ、ただ、一子になりきれてるのは本当に凄いと思う。 けど、ストーリーも演出もあまり好きではない。 好みの問題?なんだろうけど。 そして、安藤さんは凄いし好きだけれど、やっぱりキラキラ可愛い女子を眺める方が私は好き。ラブコメ大好きには向かない作品なんだろうな。
私もダメ男好きです・・・
安藤サクラ演じる一子、実家で仕事もせず引きこもっていたのだけど、百円ショップでバイトをはじめ、更にはボクシングに熱中してゆくお話。 とにかく出てくる人間たちが本当にいそうで。完全な良いキャラが出てこないのも良い。好きになれる人もそうでない人もいるけど、みんなどこかしらダメなのが良い。 一子の恋人になる新井浩文、ダメ男なんだけどこういう男が超タイプなことに気づいてしまって我ながらあきれた。強引さもちょっとぶっきらぼうなところもまじカッコよくて、一子の気持ちになってキュンキュンした。 一子がいとおしくていとおしくてグイグイ引き込まれてゆく。彼女自身が新しい体験をし、変わっていくにつれ、変わることもあれば、変わらないこともあるんだけど。 人生が愛おしく思えるかどうかって、やっぱ何かしら行動しなきゃダメだよな、と思った。結果はどうあれがんばったねって言ってあげられるかどうかというか。 元気が出る人間賛歌な作品です。
安藤サクラも脱ぎまくり
店の金をごまかしてクビになった元ソープ嬢の女(根岸季衣)が毎日残り物の食べ物をたかりにくるとか、ギャンブル好きでだらしない男とか、現代のコンビニバイト事情を露骨に・・・ ボクサーの狩野は一子(安藤)を引退試合に招待して付き合うことになるのだが、その前にコンビニの店員にレイプされてしまう。ボロボロになった一子であったが、何か人生で掴もうともがく姿には感動できる。途中の男女間のダラダラした部分はあるものの、プロテストにも受かり、人生を賭けたかのようなプロデビュー戦は見ごたえがあった。相手は百戦錬磨の4回戦ガール(?)。ボッコボコにされてはいるものの、3ラウンド目には歯切れのよい左ストレートを一発!スローモーションになってはいるが、ここは映像の演出がありふれたものになっていて残念だったかも・・・全体的にオフビート感があるので、ここもぜひ!
いいーーー
こういう廃れてる人を描いた日本映画いい。雰囲気かっこいいー。 自分と重なるなー。実は女子ってこんなもんだよね 最後は勝てないけど、勝ちたかったって思ったことに意味がある 最後のエンディングでガン泣きした
だんだん気持ちが暗くなってきだがボクシングで盛り返した。安藤サクラ...
だんだん気持ちが暗くなってきだがボクシングで盛り返した。安藤サクラの演技には脱帽だが好きな映画ではなかった。
もはや1人2役状態!?
とにかく安藤サクラさん! 彼女が出ている映画はとりあえず観ろということです。 同じ作品内でこんなに変われるのか。。すごすぎる。 生きている感じを存分に味わえる。 生きてるっていいなと思える。 とてもクズで、愛おしく、尊敬し、熱くなれる映画です!
安藤サクラさんファンですから
『百円の恋』鑑賞。 大好きな安藤サクラさんの圧巻の主演。 喪失からの再生を描いた奮闘記 片言な二人、動物園で真顔な二人 バナナを忘れていく男 ケチャップをかけられる女 どれもがワンテンポ遅れているのだけど そのズレが不器用なんだろうなぁ、 あまり話さない二人の奇妙な空間が ずっと観てたいなと思わせてくれる。 いい歳をした大人なのだけれど、 物凄くピュアでまどろっこしくて曖昧で あ〜〜そわそわしちゃう 愛おしいと思う瞬間がたくさんありました。 前半は、わざとらしくないけど決して雑じゃないお芝居がそうさせてる、巧みだなぁ、と普通の人に見えてしまう事が凄い。 だけど、つまらなくない上手くて面白くて 滑稽だし気負わない感じが私のどタイプでした。 いい温度、いい湿度の作品 後半は圧巻の一言。 美しい、ではない格好良さ 生きてる、その過程が溢れ出ていて 一作品での変化が半端じゃなくて これこそ!!映画の醍醐味、、 いつまでも自分に期待する事を忘れない自分でいたいです 安藤サクラさんについて語ってもいいですか、、 今まで観たどの作品の女性よりも群を抜いて格好良かったです。 役でボクシングをなさるのですが、 少し苦手意識を持っていたボクシングまで良く魅せる事、 一度も飽きなかったんです。 お芝居じゃないのかな、アスリートなのかなと思ういくつもの場面があって、もうなんかずるいな、と とんでも無いことになっていました、 熱量、技巧、ヒロインちっくな遠慮とか妥協が一切無くて それこそ左ストレートみたいに直撃して油断させないから、 危ない危ない危ない。。 人間ってこんなものなのか 絶対、観終わった後、シュッシュって、ボクシングのしたくなりますよ 覚悟、ですね。
まんまとしてやられた
他の女優さんと勘違いして借りてしまい最初はつまんねーなーってね 俺には何がある? どんな過去がある? 乗り越えるべき過去 あきらめた過去 辛いだけだったあの日 逃げてばかりの人生 真剣勝負をどう逃げるかしか考えていない日々 そこそこ幸せだけど心半分、あとは見て見ぬ振りをしている 人には「いくつだって、いつだって始められる」って言うくせに自分は尻込みしてる こんな事言いながら結局は何も初めやしないんだろ クソー どんだけ映画観たって自分を変えられやしない クソー クソー
安藤サクラが素晴らしい
安藤サクラすごいですね。万引き家族も見たい。他の俳優の演技も秀逸。なんていうか、救えない人として、好きじゃない人たちばっかり出てくる。そういう人っているよね。なんだか、許せないけど、そういう人たちもいて、そういう人たちと生きていかなきゃいけない。映画を見て、疑似体験する。
よくも悪くもポップ
■好きなところ みんなクズ ■嫌いなところ もっとクズでいい。ハッピーエンド的なのいらない。 自分がクズだって分かってんだってら 最後のシーンは泣かないで欲しい。多分女を棄ててない設定なんだろうけど、だったら女でのよかった経験のほうも誇張すべき。監督さん!! あとは せっかくクズなんだから、だからあえてポップを 入れてるんでしょう。 ポップな感じがも、結構いいから、もっとクズな 話に、内容もエグくていいかも。
安藤サクラさんさすがですね!
ストイックな女優さんとは知ってましたがここまでとはびっくりです! 親の脛をかじってばっかりのおデブニートからひょんなことからボクシングに打ち込んで期待上げられた肉体。 同じ作品内でここまで変われるのか!と思いました。 1人の男性に出会ってから生き方が変わり、自分を変えていくという、ストーリーの中にも人間のドロドロさ?のようなものがうまく入っていてリアルでした。
デニーロな安藤サクラ。
万引き家族の安藤では物足りず再々見。 百倍こっち。 日本の日常にデニーロ凌駕の激演が映える喜び。 駄目な新井浩文もタイプキャストをかわす儲け役。 これだけスポ根しつつ恋の映画だと宣言するタイトルに泣く。 コーチ松浦慎一郎の真摯な眼差しも良い。 必見。
くそったれな人生との対決
実家にて引きこもりを続ける32歳のフリーターの一子。実家の弁当屋も手伝わず、タバコとゲームに人生を費やす日々の中で半ばやけくそに始めた一人暮らしと深夜の100均バイト。 そして出会った1人の男とボクシング。 どん底の人生の中に見えた一筋の光に全力を注ぐ一子を描いた中年手前の全ての人に送るファイトムービー。 薄汚れた部屋着、ボサボサの髪にたるんだ横腹と、冒頭から一切女性らしさを感じさせない不快な姿をまざまざと見せつける一子が、一人暮らしの中で始めた100円均一でのバイト生活と半ば勢いで始めたボクシングに夢中になり、外見も中身もまるで別人のようなパワフルな女性に生まれ変わる様を描いた作品。 その一子を名脇役とも言える女優、安藤サクラが見事に熱演。たるみきった体が引き締まるまでの過程を撮影期間たったの10日で仕上げ、目を見張るスピードのシャドーボクシングとダッシュで予想の斜め上を行く熱量をみせる。 序盤のだらりとした幸せに浸る一子からの後半の自分の存在証明のために戦うような険しい表情の一子が本当に同一人物なのかと疑ってしまうほど彼女の存在感が溢れた作品だった。 クリープハイプの「百円の恋」も非常に刺さる切ないながらも暖かいエンディングの良作。
引き込まれる描写。ありのままの感情。
安藤サクラさんが大好きなので暇つぶし程度に鑑賞しました。 想像以上に良くて、感動しました。 アップダウンの激しい話では無いのですか、一瞬一瞬のストーリーの展開、言葉、セリフ、雰囲気。 全てが現実的で、切なく、哀しく、悔しく。 人間誰しもが同じ感情を持ったことがあるのではないでしょうか。 言葉では表せきれない感情を。 何が良かったのかはわかりません。 でも、人間ってこんなものです。 どうしてものめり込んでしまうもの、何もかも忘れて打ち込みたいもの。 どんな理由であれ、誰しも、あると思います。 自分にどんな才能があるのか、とんな結果が待っているのかわからなくてもいいのです。 好きになったから、気になったから、何もかも忘れてしまいたから、新しい自分を創り出したいから、過去を覆したいから。 それでも結果が変わらないこともある。 それでいいんです。 弱くてもいい。結果同じでもいい。 その時に夢中になれて惹かれて心を掴まされたのたら、それだけで、十分です。 自分を変えるきっかけは、意外と簡単。 でも、変わったつもりでも、真の深いところは変わらないんです。 それも、悪くないと思う。 変わらないところには、その人の良さが残っていることもあるから。
打ち込む姿に涙
安藤サクラ演じる主人公がボクシングに打ち込む姿に涙しました。 あれ…なんか涙出る…。思いがけずです。 主人公が頑張ってるっていうより、あ〜安藤サクラが頑張ってる!ように受けとれちゃいましたが。 初めて加藤サクラの演技見たので他の役の時の彼女は知りません。 とにかく打ち込む姿に感動しました。凄かったです。 良いもの見せてもらいました。
安藤サクラの120%
お話は定番といえば定番的だが、 とにかく安藤サクラという女優の捨て身の根性、女優魂を存分に堪能する映画です。 もうそれだけで星4つです。 凄くフラットで演技を感じさせない演技が素晴らしい女優さんです。 観ていて気持ちがイイ! 気持ち悪い所まで気持ちイイです。
前評判どおり、面白かった!
ボクシングというスポーツと、場末、カスな人生、下町があうのは、あしたのジョー以来の伝統だが、自分は実はこの場末感がそれほど好きではない。この映画も同じ。主人公 "一子"(安藤サクラ)は悪いやつではないのだが、そのだらだらと弛緩した生き方が前半でこれでもかと描かれ、彼氏も百円ショップの店員たちもいやになるほどダメな人たちで、主人公が巻き込まれる出来事にも辟易するばかり。 しかし主人公がボクシングをはじめてからの後半は、"体とともに動きがシャープになっていく心地よさ" を観客までリアルに感じることができる。うまい。音楽にひきずられやすい俺だから、音楽でそう感じている面もあるだろうが、そうだとしてもこの映画のように気持ちよくだましてくれるのなら大歓迎だ。 前半でいたるところで流れ、いやな感じで耳に残っていた百円ショップの歌を、リングにむかう主人公がテーマソングで使い、「しょせん百円程度の人生だから」とつぶやくシーンでは、いやな音楽に聞こえない。すごい。 とても好きなボクシング映画でした。「リアルなんじゃない?」と感じさせてくれる。監督のボクシング愛を感じる。ボクシングを "劇的な道具" として使った「ああ、荒野」とは対極の位置にあるように思う。自分は圧倒的にこちらが好き。 爽快なシーンがあるわけでもなく、主人公に感情移入していくわけでもないのに、なんだか涙出た。すっきりした。「シャープになる」ことの気持ちよさがにじみ出た映画と思う。 安藤サクラ、どうもありがとう。撮影期間の間に、あれだけ体を作り変えてくれたからこその、感激だと思う。 そして最初から最後まで安藤サクラをブスに撮り続けた監督もすごかった。リアルさはそこに生まれたように思う。これだけブスを観続けて感動したのは初めてだ。 おまけ:新井さん、カスっぽい役、うまいっすね。 ------- 2019/10/1 追記 新井さん、ホントにカスだったなんて。笑えないよ。
人生でもう一度燃えて見たいときにおすすめ
引きこもりニートの主人公が、恋愛、ボクシング、仕事を通じて魅力的になっていく物語。 もはや駄目すぎで気持ち悪かった女性一子が、目標に向かって努力し、輝きだす。 安藤さくらの体を張った演技、新井浩文の寡黙な味のある演技が素晴らしい。 自分の中では一子の父親が一子に向かって言った、かうろ覚えだが「お前はお父さんみたいに自信が無い人間にならなくて良かった」というセリフにジーンときた。 まだまだ自分も頑張れるかもと思わされる作品です。
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