百円の恋のレビュー・感想・評価
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自称残念女子達よ…見るがよい
まず、実家の生活感ある汚さは、そのまま汚い家を撮影したのか、美術さんが心を込めて汚くした感じがしてとても好きです。
言いたいことが一言あって
映画でもドラマでも漫画でも
「私は残念女子をうたった作品にうんざりしてるんだ!!」
出てくる残念女子はなんだかんだで、美人だったり、モテたり、金があったり、才能あったり社会的地位が確立して表現されている残念ぷりを簡単に超えていくのでどっこも残念なんかじゃない。
残念女子とでもうたえば売り上げ上がんのか?とでも聞きたくなるほどに残念女子作品が世に蔓延するが、
あくまでも商業用残念女子なので鑑賞のテンションを維持できる為にそれなりの社会的地位は確立された個体ばかりである。
しかし、この作品はどうだろう。残念女子とはうたってないが社会的地位が無に等しく残念女子どころの話ではない。よくここまで描写したと言わざるを得ない。
こんなのでは映画鑑賞のテンションが下がる一方だと思われがちだが、
それ以上に周りのキャラクター描写が丁寧で、役者もよく、ギャグもセリフまわしもきれていて、主人公が鬱屈とした世界の中で生きてるかんじがものすごく伝わってくる。純粋に作品のパワーが強いので、テンションが下がるどころが上がる一方だ。
結局は、自称残念女子系作品は観客のテンション維持に努めようがつとめまいが、作品として骨細なものが多すぎなので、えらそ〜〜にいうがこれでも見て欲しい。それぐらい嫌いなの。
その分この映画の凄さが際立っているのは言うまでもない。
こういう邦画が増えてほしい
スタローンは売れなくてどうしようもなくて3日で脚本を書いて主演してアメリカンドリームを掴むわけですが、この作品もそれですね。監督、脚本、主演の賭けている思いに感動します。ありきたりな話ですが、作家性を色濃く感じます。それでいて優れたエンターテイメントになっている。ロックの初期衝動のような、僕らのどうしようもないところを深くえぐってくる。勝ちたかったと号泣するところよかったです。そりゃそうだよ。勝ちたいよ。でもイチコは勝ってます。自分を変えるために「やる」ときめた時点で勝ってます。安藤サクラ、最高でした。この作品で間違いなく大女優になったと思います。
「なにぶりっ子してんだ。コロスぞ」がツボに。 オープニングのテロッ...
「なにぶりっ子してんだ。コロスぞ」がツボに。
オープニングのテロップのセンスとか100円コンビニってゆう舞台設定とかほんとかわいい。
安藤サクラかっこえぇ。
●役者魂に惚れる。
こういうの役者魂っていうんだろうな。惚れるね。安藤サクラに。絶品だ。新井浩文もいい味出てる。ホント。
作品は、日常にあるクライマックスというか。ひきこもりが、ひょんなことからボクサーに。
その変わっていく様が恐ろしく素晴らしい。途中から思わず姿勢を正して観たわ。
彼女を取り巻く人々もヒドイ。底辺だ。シュールで笑えるけれども。このへんの人物描写もリアルだわ。ものスゴイ役者揃い。
スカッとする
ヤンキー姉妹、自営業の潰れそうな弁当屋、社会の底辺たちの集まりの100均コンビニ。彼氏は仕事転々としてるプー太郎みたいな感じだし。こんなんばっかで見てて気が滅入るけど、それでも最後はすかっとする。一子は多分負けるんだろうなて予測はしてたけど、それでも今まで引きこもりだった一子が夢中になれたボクシング。何かに夢中になれるのって素晴らしい!
それとあのお喋り好きなおっさん店員超いそうなタイプ!笑(^^)
好みじゃない
気持ちが悪かった。この一言に尽きる作品。
ある意味で演出が成功してると言えなくもないけれど、
序盤から中盤にかけてひたすら繰り返される生活描写。
これが生々しいうえに冗長というか、
なんか無理に悪臭を嗅がされているような気分ですごく不快。
冗長と言えば作品全体のテンポも悪く、気持ち悪い。
それでクライマックスのボクシング。
さすがにここからはスッキリ見せてくれるだろうと期待したのに、
入場シーンの長ったらしいスローモーションに加えて、
あろうことか試合中にもスローモーション。
極めつけに試合後、主人公は自分を捨てた男の前で泣く。
これが豪快に泣いてくれるならまだしも、辛気臭くじっとりと。
もう全編通して気が滅入る。
勘弁してくれ、早く終われって思いながら観てました。
ただ、賞を獲っただけあって安藤サクラの演技が見事だと思います。
僕は好きじゃないけど。
安藤サクラ
すごすぎる…
親に寄生してる冴えない女が、初めて1人暮らしして嫌なこともたくさん経験して、その経験をバネにどんどん変わっていく様がよく表現されていた。
人は痛いこと(肉体的じゃなくて心の方)を経験して初めて変われるんだと思った。
最後においおい泣くシーンがまたよかった!!
安藤サクラさんの作品、これからも期待してます。
修練の賜物
人ってキッカケがあれば変われるんだと思えた。
そのキッカケはあまりにもハードだったが(苦笑)
そのオッチャン結局どうなったんだろ。
でもそんな事はどうでもいいくらい、一子の変わっていく様から目が離せない作品だった。
あのボクシングの身のこなしは、生半可な練習では見につかない。
相当な修練を積んでこの作品に望んだハズ。
格闘技オタクの俺にはわかる(笑)
いくらシャドーが綺麗に出来ても、試合では、ぎこちなくなる感じもリアルだった。(素だったのかもしれないが;)
最後は、演じてんのかガチなんだか分かんなくなるほどに熱かった!!
おいおい泣いた。
こんなにも堕落した生活があるのか、と。
でもこれって誰にでも紙一重なのかもしれない、、と少しぞっとしながら始まった一子の生活描写。
何をやってもダメ、やる気もない、家にいるのが何にも傷つかないから楽。
そんな一子がみるみる変わっていく姿を見ているうちに自分と重ねる部分もあり、
がんばれがんばれ!と応援してしまう。
今までなら逃げ出していたことも、踏ん張れる勇気も身に付けた一子がひたむきに自分を越えようと頑張る姿に胸がぎゅーっとなった。
明日からがんばろう、と思える作品。
安藤サクラ、あっぱれ!
見逃してた本作、ありがたいことにテアトルで凱旋上映!
評判通りの安藤サクラの熱演に身が震える思い。
まあ、はじめのクズ人間っぷりにはイライラするんだが、新井浩文にかいがいしく尽くす女っぽさもあり、おばちゃんに廃棄弁当やっちゃう人の良さもあり、そういう人間描写が、最後の試合のシーンでついつい応援したくなっちゃう心理にさせられていたと後から気付く。
とにかく、試合に向けた一子、いや「安藤サクラ」がすごい!
新井はそうでもなかったが、安藤サクラはボクサーに見えたもん。(まあ、だから新井は弱かったわけで)
あんだけのトレーニングをこなして、熱い思いをもって、あの闘志で試合に臨めば・・・
ま、だから人生、おもしろいんじゃない?
なにより、犬猿の仲の妹が、あんだけ本気で応援して、悔しくて泣いてくれたじゃない。妹の涙にこっちももらい泣きしちまったじゃないか。
結局最後に一子は勝ったんでしょ?だって、新井が振り向いてくれたじゃん!
人の本気に泣ける
本気の人を見てると泣けるんだなって気づいた
最後には、主人公一子の本気と女優安藤サクラの本気が妙にマッチングしてて、この映画が高まってる感じがあった
ちょいちょい言動に安藤サクラが出てて可愛かった。
安藤サクラのすべて、という感じ。色んな顔になる。試合の時の目が凄かった。最初の方から目は怖かったんだけど、別次元の怖さ。
それを支える新井さんもカッコよくて良い。
とにかく安藤サクラが凄い。それで星4。
めっちゃボクシングしたくなった
最高に素晴らしかった
本当に…
最高に素晴らしかった。
大事なことだから3回言うけど、
最高に素晴らしかった。
こういう作品に出会えるから
映画はやめられない。
そして、この映画を観た人はみんなそうだと思うけど、安藤サクラさんのファンになった。
ほんとすごい。
脚本も面白かったし、他の役者陣もだれもかれもよかった。
たかが百円されど。
噂に違わぬ素晴らしい作品だった。
安藤サクラって「座敷女」みたいで、一子というキャラクターもブツブツ喋って性格も暗いしねじ曲がってるし、会話もろくに出来ない全くタイプではない女性なのに、最後には応援してしまう抱きしめてあげたい、「頑張れ!」と声を掛けたくなる魅力溢れる女性になってたので監督の演出もあるのだろうけど、安藤サクラって凄い!と素人目にも分かった。
前半はただ日常を生きるだけなのに、何でこんなに上手くいかないんだろう何でこんなに辛いんだろう。分かるよ、人生こんなもんだよな、何て希望もなく見てたら、
後半一子が鬱屈した日常をぶっ飛ばしてくれた。そうじゃねぇだろ!これから人生は始まるんだろ!と喝を入れられた。
新井浩文の愛すべきクズ役も板についてたし、弱者側に立った監督の目線やブラックユーモアも良かった。
最高の気分になれました。
最優秀主演女優賞もの
どうせ百円程度の女…一子。
まさに体当たり、凄い女優です…安藤サクラ。女優の域を超えてました。格好良すぎて惚れます!
一子 = 安藤サクラ…演じてるのではなく同化してました。
一子、百円程度の女じゃないです。
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