劇場公開日 2014年12月20日

  • 予告編を見る

「安藤サクラさんファンですから」百円の恋 ただの女子高生さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0安藤サクラさんファンですから

2018年10月10日
iPhoneアプリから投稿

『百円の恋』鑑賞。


大好きな安藤サクラさんの圧巻の主演。
喪失からの再生を描いた奮闘記


片言な二人、動物園で真顔な二人
バナナを忘れていく男
ケチャップをかけられる女

どれもがワンテンポ遅れているのだけど
そのズレが不器用なんだろうなぁ、
あまり話さない二人の奇妙な空間が
ずっと観てたいなと思わせてくれる。
いい歳をした大人なのだけれど、
物凄くピュアでまどろっこしくて曖昧で
あ〜〜そわそわしちゃう
愛おしいと思う瞬間がたくさんありました。

前半は、わざとらしくないけど決して雑じゃないお芝居がそうさせてる、巧みだなぁ、と普通の人に見えてしまう事が凄い。
だけど、つまらなくない上手くて面白くて
滑稽だし気負わない感じが私のどタイプでした。
いい温度、いい湿度の作品



後半は圧巻の一言。
美しい、ではない格好良さ
生きてる、その過程が溢れ出ていて
一作品での変化が半端じゃなくて
これこそ!!映画の醍醐味、、


いつまでも自分に期待する事を忘れない自分でいたいです


安藤サクラさんについて語ってもいいですか、、



今まで観たどの作品の女性よりも群を抜いて格好良かったです。
役でボクシングをなさるのですが、
少し苦手意識を持っていたボクシングまで良く魅せる事、
一度も飽きなかったんです。
お芝居じゃないのかな、アスリートなのかなと思ういくつもの場面があって、もうなんかずるいな、と

とんでも無いことになっていました、
熱量、技巧、ヒロインちっくな遠慮とか妥協が一切無くて
それこそ左ストレートみたいに直撃して油断させないから、
危ない危ない危ない。。
人間ってこんなものなのか



絶対、観終わった後、シュッシュって、ボクシングのしたくなりますよ




覚悟、ですね。







ただの女子高生