劇場公開日 2014年6月28日

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her 世界でひとつの彼女のレビュー・感想・評価

全233件中、201~220件目を表示

3.0リアル ラブプラス マイナス?

2014年7月14日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

幸せ

NHKあさイチ!での紹介を見てずっと気になってました。

OSとの恋愛ということで、見てる間ずっとあーだこーだと結末の想像ばかりしていました。

で、最後の急展開にこれからどうなるのか???と思ったところで・・・。

私はどうしてもSFとして見てしまい、築かれている世界観だとか、未来は本当にこういうのありえるなーだとか、元ネタはラブプラスだろうな~とか、OSが恋人になっちゃったら少子化問題がさらに激化するなーとか、このOSが人間型ロボットに搭載されれば「A.I」だとか「アイ、ロボット」だとか「ブレードランナー」の世界がやってくるんだろうな~、そして「ターミネーター」とか「マトリックス」の世界がやってくるんだろうな~、とか考えてみていました。

なので、当の恋愛の部分にドキドキ・ワクワクを感じるようなことはありませんでした・・・。

結末についても、OSが主人公の幸せを願って奥さんとのヨリを戻させるのかな~とか、人間的になりすぎたOSを恐れて会社が回収するのかな~とか、OSが初期化されて主人公との記憶を無くすのかな~とか、いろいろ考えていましたが、どれも当たらず・・・。

突然のエンディングロールを見ながら、あ~これは純粋に主人公とOSとのほんわか切ない恋愛を楽しむ映画だったんだ・・・、と気付かされました。

なんか、どんでん返し的な結末を期待してたぶん、撃沈してしまいました・・・。

う~ん、せめて「髪結いの亭主」くらいの(とまではいかないまでも)もう少しインパクトのある終わり方なら、私みたいな間違った?見方をしていた人間でも楽しめたのに・・・、とちょっと残念でした・・・。
エンディング間際の急展開もいい感じだったのに・・・。

と、根本的に私のこの映画を見る姿勢自体が間違っていたようです・・・。

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よんしん

2.0入り込めず

2014年7月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

萌える

OSがあまりに人間らしすぎて、冒頭のチャット相手と変わらないじゃん…という思いがぬぐえぬまま2時間。一向に入り込めないまま終了…。
音楽と、スカーレット・ヨハンソンの声だけの演技は素晴らしかった。

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chibirock

4.5世界観とストーリー共に最高

2014年7月11日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

幸せ

まず、凄く驚くのは近未来の設定なのですが、これまでの映画でよく見かけるような未来ではなく、どちらかと言うと『ガタカ』のような少しクラシカルな趣を感じます。ただ、あそこまでクラシカルな志向ではなく凄く現在の延長にあるように感じました。その絶妙かつセンスの良い世界観にまず惚れ込んでしまいました。劇中に出てくるエレベーターとか実際にあればいいのにと思いました。あとストーリーもとってもオリジナリティ溢れていて、見ている間ずっと主人公の心の成長や恋愛模様を見守っている気分で、最後まで全く飽きることなく楽しめました。主演のホアキンフェニックスはこれまで見たことがないような可愛らしい演技でビックリしますし、快活な女性というイメージだったエイミーアダムスのゲームクリエイターという役どころも抜群で凄く可愛らしかったです。そして、画面には一切出てきませんがスカーレットヨハンソンの少しかすれるような声だけでの演技、肉体は無いのに最高にセクシー!
恋愛映画ですが人生全般に言えるメッセージもあって非常に満足度の高い映画でした。若干のマイナスは少々物足りなさがあったと言うか見終わってからドスンとくる物がなかったからなのですが、デートや友人らと見るならむしろその点も美点になり得ると思います。

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ヨッシー

2.5期待してただけに・・・

2014年7月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

知的

肉体を介しない、意識と意識、精神のみでの愛のあり方とは?について、今流行りのAIを通して上手く伝えていた。 ただ、テンポが悪く退屈になるし、構成や終わり方にストレスを感じた。

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dctmickey

4.0これぞ恋愛における人生賛歌!

2014年7月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

幸せ

恋愛には、代償が必要だ。

甘く蜜月な魔法が過ぎれば、
それぞれのエゴがぶつかり合い、
いつの間にか束縛しあい、確執が生まれる。

男と女、人と人。
信頼しあい、自分をさらけだすだけ、
深く傷つき、自分を責める。

そうとわかっていても、
恋することはやめられず、同じ過ちを繰り返す。

それが生身の人間同士であっても、
都合よく作られたはずのコンピュータだとしても、
結局は同じこと。

だからこそ、やめられない。
だからこそ、生き続ける価値がある。

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show

5.0恋愛という素敵な狂気

2014年7月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

知的

“Falling in love is kind of like a form of socially acceptable insanity”
「恋に落ちるのは社会的に受け入れられる狂気のようなもの」

ちょっと未来のロサンゼルスを舞台に、妻と別れて失意のどん底にいた孤独な男性と超高度な人工知能を備えたPCのOS(オペレーティング・システム)との恋愛を描く。

バーチャルに恋をするオタクの存在を知る人からすれば、ややもすれば危険な題材ではある。
カメラが付いた端末を持って2人がデートをするシーンなど、ニンテンドーDSのゲーム「ラブプラス」(懐かしい)にハマる男性を想起させなくもない。
それとは全く別物なのだけど、いずれにせよイタい映画という先入観を抱く人もいそうなので、敢えて言わせてもらいたい。
人間と非人間(=人工知能・ロボット)の境界、というSFの哲学的命題に当てはめてこのラブストーリーを俯瞰してみれば何らイタいことはなく、この映画は近い将来このようなことが実際に起こり得るかも?という現実感を十分に抱かせつつ、ファンタジックなテーマを緻密且つ情感豊かに描いた傑作なのだ。

監督はアメリカンインディーズ映画界のカリスマ的存在スパイク・ジョーンズ(『マルコヴィッチの穴』『かいじゅうたちのいるところ』)。
主人公のセオドアを演じるのはホアキン・フェニックス。
若くしてこの世を去った名優リバー・フェニックスの弟で、近年ドキュメンタリー映画『容疑者ホアキン・フェニックス』のためにラッパーに転身するという壮大なドッキリを敢行し世間を騒がせた俳優。
復帰作のポール・トーマス・アンダーソン『ザ・マスター』からのスパイク・ジョーンズの映画とは、持っている俳優だなぁと思わずにいられない。
そしてOSのサマンサの声をスカーレット・ヨハンソンが演じている。
彼女のセクシーで知的なハスキーボイスは特異な恋愛関係に多大な説得力をもたらしている。
サマンサは身体を持たないので2人の声の対話が映画の主軸となっているが、彼女の声とホアキンのしゃがれ声の掛け合いはとても柔らかくて耳心地が良い。
そして『ドラゴン・タトゥーの女』でブレイクしたルーニー・マーラ(かわいい!!)がセオドアの元妻キャサリン、セオドアの良き理解者である友人エイミーを『魔法にかけられて』のお姫様エイミー・アダムスが演じ、脇をガッチリと固めている。

セオドアが初めてOSを立ち上げるサマンサとの出会いのシーンで、サマンサの「性能」の高さが端的に描かれている。
ぎこちない挨拶を済ませたのちに、とりあえずの仕事としてセオドアはPC内のデータの整理をサマンサに頼む。
サマンサはメールの整理を始めるが、内容を勝手に閲覧することを躊躇い、セオドアに許可を求める。
彼女はPCのシステム全般を管理するOSなので、たとえば大量に保存されたエロ画像などがあったとしても自由に閲覧できてしまうわけだ。
しかし、おそらく彼女はそれを進んでやろうとはしない。
やったとしてもそのことは告げないだろう。
このような分別こそが彼女の優れた人工知能たる所以であり、人間らしい理知性を感じさせる一面なのではないだろうか。
また、理知性を備えたうえで個人のプライベートな情報を共有するOSとそのホストというのは、或いは下手な夫婦よりもよっぽど深い仲を築けるのではないかと思えてしまった。

サマンサは自立した思考を持ち、またセオドアとの会話やネットを介して知識を得て進化していく。
セオドアはそんな彼女を「生きることにときめいている」と形容する。
サマンサのポジティブな好奇心はセオドアの心を開け放ち、彼女のユーモアは落ち込むセオドアを優しく元気づける。
あらゆる情報にアクセスできるサマンサは最良のコンシェルジュであり、仕事では有能な秘書ぶりを発揮したかと思えば、絵も描き音楽の作曲もしてしまう。
身体を持たないのでセックスは出来ないのかというと、そうでもない(!)。
この描写もとても興味深いが、一番キワどいシーンだと思うので観てのお楽しみ。

ミュージックビデオの監督という経歴で十分に納得できることだけど、スパイク・ジョーンズの映画は音楽がとんでもなく良い。
カナダ出身のロックバンドのアーケード・ファイアの楽曲や、ヤー・ヤー・ヤーズのボーカルのカレン・Oが歌い上げるテーマ曲“The Moon Song”。
電子化した近未来の設定に反し(敢えてだろう)アコースティックを中心とした音楽がさりげなく、そして抜群の効果で映画の情感を引き立てる。

とんでもなく長くなってきたが、セオドアの職業についても言及したい。
セオドアは手紙の代筆ライターという仕事をしている。
手紙といっても紙ではなく、音声入力によって便箋を模したフォーマットに手書き風のフォントで言葉を綴るPCレターなのだが、メールやLINEなどでのやり取りがすっかり当たり前になった現代の延長線上にある近未来において、このような商売が成立しているのも面白い。
しかもセオドアが働く会社の規模からして、結構儲かっているように感じられた。
或いは手紙をプロが代筆するというのがごく一般的なことになっていて、そのこと自体が手紙をより特別なメディアにしているのかもしれない。
これは廃れて主流ではなくなったからこそ成立するメディアの在り方であり、セオドアをこの職業に就かせた監督のノスタルジーを感じずにはいられない。
こういったノスタルジーや現代的な感覚を突飛なアイデアと上手にブレンドするのが、スパイク・ジョーンズの大きな魅力のように思える。

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ホーリー

3.5ときめきメモリアル

2014年7月7日
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楽しい

単純

幸せ

人がosに恋をするど変態恋愛映画。
もの好きな人が注ぐ愛情の度合いの深さが描かれています。

内容はすごく単調ですこし中だるみをしてしまったが、見方を変えたら個人的には十分に楽しめた。

舞台セットにはジェフマクフェトリッジが携わっていたせいか、彼のイラストやらUIとかがとても良かった。個人的にも参考になる作品だから何度も観たい。それとこの先近い将来起こりうる話なだけに興味深いものでした。

ソフトバンクがリリースしたpepper。これも人工知能を持たせた同じ設定だけど、ロボットの誕生っていまから20とか30年前からもあった発想。

この映画では将来起こりうるロボットが携帯のosに知能を持たせるというところが新しく感じました。

そういう意味でとても洒落てるいい映画だったかも。

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taro

4.5本年度ベスト

2014年7月7日
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悲しい

楽しい

興奮

今のところ本年度ベスト。
音楽、キャスティング、衣装、演出、脚本、どれも素晴らしい。

欠点は中国要素。これさえなければ満点。

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BQGMAN

4.0今年、観た外国映画のなかで最良の作品。

2014年7月6日
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笑える

悲しい

知的

 恋愛映画でもあり、ある意味、SF映画でもあります。離婚した男がコンピューターのオペレイティング・システムの声と恋愛をするという一歩、間違えると壮大な失敗作になる可能性のある題材をスパイク・ジョーンズは巧みに処理しています。分野は違いますが、村上春樹の匂いをどこか感じさせる作品でもあります。しかし、最近の村上作品が悉く、失点を重ねているのに対し、(私は村上春樹の作品を殆ど、読破しています)この作品は「マルコビッチの穴」を髣髴とさせる才気に溢れています。村上春樹も「ノルウェイの森」という駄作を書いていなければ、自意識過剰に陥ることもなく、勘違いすることもなく、この映画のような、レベルの高い小説を残していたでしょう。
 音楽の使い方が絶妙でした。必要最小限の音楽しか使っていないのに、その音楽が妙に耳に残るのです。途中、出てくる無機質な高層ビル群の風景、飛行機が機首を地面に突き立て、逆さに屹立しているという異様なオブジェ、が出てきて、これはどこの風景だろうとエンドクレジットを見ていると、どうやら上海の風景であるらしいのです。どこか近未来的であり、どこか不気味なこの光景は人類の近未来を黙示しているかのようでした。
 「渇き。」という酷い日本映画を観たばかりだったので、この映画が一際、輝いて見えました。皆さん、必見の映画です。

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bashiba

3.5不思議な感覚にとらわれる作品

2014年7月5日
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泣ける

知的

幸せ

エイミーアダムスはこういう素朴な役が似合う。アメリカンハッスルでかなーり違和感を感じていたなか、今作をみて自分のエイミー像が落ち着きを取り戻した。

一連の流れからのラストではワンダーランド駅でを思い出す、静かで甘苦い素敵な作品であったと思います。

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ぱんだまる

5.0さようなら かなたへ

2014年7月4日
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泣ける

悲しい

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sky

3.5アメリカ人のなんでも受け入れる姿勢が笑えるほどすごい。アンドロイド...

2014年7月4日
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アメリカ人のなんでも受け入れる姿勢が笑えるほどすごい。アンドロイドの事を彼女と紹介されてとまどいながも機械に向かって挨拶する主人公の友人たちの寛大さ。

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にゃー

3.5スパイク・ジョーンズ色

2014年7月3日
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楽しい

知的

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Ric

4.5実体のないものにする恋も、盲目なのだ。

2014年7月3日
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泣ける

知的

幸せ

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栗太郎

4.0素敵なラブストーリー

2014年7月3日
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泣ける

知的

幸せ

世界初学習型人工知能OS(AI)との恋愛を描いていますが、素敵なラブストーリー。近い将来OSが本当にこんな進化をするのではないかと、、。テンポも早過ぎす遅過ぎす、心地良い程度で、ホアキン・フェニックスの内向的で不器用そうな心に傷を持った主役の演技も良かったですが、、スカーレット・ヨハンソンの声の演技がとても良かったです。映像は暖色系を貴重に優しいカラフルさで色合いが好みでした。

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まゆさん

4.5セオドア=自分に思えて

2014年7月2日
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泣ける

楽しい

幸せ

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だいず

4.0her

2014年7月2日
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楽しい

知的

幸せ

スカーレット・ヨハンソン無しではここまで過去に何度も描かれたお話をリアルに再現出来なかったでしょ。そういう意味ではめっちゃ価値ある映画でしたね

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@umikamylove

3.5ホアキンフェニックスがチャーミング!

2014年7月2日
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笑える

幸せ

とても興味深い脚本でした。
肉体のあるなしに終始するだけじゃなくって、個々の世界が強まりすぎることから産まれることも触れてくれたらいいなって思いました。
ホアキンの演技が良かったな。
カメラもアップが多くて顔と会話の世界しか観客にみせないところが良かった。
そういう世界の話やものね。
あと、男はやっぱり目でセックスするもんなんやなって思ってそこのシーンが良かったな。

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チーズ

3.0三次元を越えて

2014年7月1日
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笑える

知的

人工知能OS上のサマンサとの交流は、DSのラブプラス+の延長線上にあるとも言え、特に奇異なものではない。
手塚治虫「火の鳥」のムーピーのように、人の心を読み解いて、快適さ、快楽をもたらしてくれるなら、忌避することなく享受していってもよいのではないか。
そんなことすら思ってしまう。

ラストへの一連のシークエンスが個人的にイマイチでしたが、未来の姿について思考実験ができました。

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Nori

2.0ごめんなさい。

2014年7月1日
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鑑賞方法:映画館

難しい

すいません、馴染めませんでした。

着想はいい。

だが性的描写挟むのは一回でおなかいっぱい。
いえ、三回・四回はご勘弁ください。
直接の描写は無いんですけどね。

あと、いくらサマンサと絆を深めたからといって
街中走り回るシーンは今ではまだ考えられなかった。

セオがサマンサと絡まないシーンのほうが
印象に残っております。
傷に気付き、傷を癒す過程がよく描かれておりました。

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たくっち