her 世界でひとつの彼女のレビュー・感想・評価
全230件中、61~80件目を表示
スパイクジョーンズの描く世界を理解しやすい一作
本作はスパイクジョーンズの世界を理解しやすい一作だと思います。
スパイクジョーンズの映画は発想は面白いけど話そのものが何を言いたいのか分かりにくかったのですが、herは凄い分かりやすかったです。マルコビッチもアダプテーションも同じテーマだと思う。脳内ニューヨークは途中まで構成が同じ。
自分が思うスパイクジョーンズの映画の流れ。
①世間と上手く付き合えない内向的主人公 (しかもちょっと世間を見下してる。)
↓
②自分がやっと安心出来る世界を見つける
↓
③なぜか、その世界が公共性を持っており主人公のモノじゃなくなる。
↓
・マルコビッチの穴、アダプテーション:主人公が失った世界に執着(その後、破滅)
・脳内ニューヨーク:主人公の世界が肥大化して自分が埋没(自己に埋没)
・her:主人公が失った世界から自分を客観的に見れるようになり成長する。
自分はherを見てスパイクジョーンズが人に対して少し優しくなったような気がしました。
2度目の鑑賞です。スカジョー素敵!
スカーレット・ヨハンソンは声だけなんですけど、それだけでもセクシーで素敵で、話自体もロマンチックで私は好きです。
未来にITがどこまで進化しているか?
想像がつかないけど、その世界観を映画で見るのは本当に楽しいです。でもなまじ架空の将来の話では無いんじゃないかなと思ったり。
街ゆく人達がOSとしゃべりながらそれぞれが一人なのに誰かと喋ってる、、とか。
今なんてスマホ見ながら歩いてるけど、それが対話になれば、似たようなシチュエーションになるんじゃないかな?
ホアキン・フェニックスも、いい演技してますね!
近未来なのに不思議に服のセンスがダサすぎて笑えましたけど、、、服のセンスは進化しないの?って(笑)
不思議な雰囲気だけど、好きな映画です。
AIとの恋愛
ほ~、ん~っていう感じの映画。笑
AIという不思議な存在。人格の定義ってなんだろうか。人間100万人分の知識があれば、そこに人格が生まれるのだろうか。なんというか、あんまり認めたくない世界。
セオドワの人柄、共感できた。優しいけど、相手を尊重するあまり自分を抑えるせいで、それが相手にも伝わって、ゴタゴタする。でも優しいからモテる。笑
ラストのサマンサの言葉は良かった。あなたの本に私は入れない。AIが、いるべき世界が違うと、自分で認識したのかな?
今まで、AIってのはあくまで全部プログラムだから、それに感情移入する人はどうかな~って思ってたけど、ちょっと変わったかも。
まあ、ここまで進化したAIがいつ世の中にでるかわからないけど。
OSと人間が結婚して家族を持って
なんてできるか?
人間は所詮OSを利用するだけ、機械は人間とは違う、人間よりも下等な存在であるべきだ、というような価値観が脇の登場人物にちらほら出てきたのがなんとも辛辣だった。
確かに、コンピューターと人間が恋愛をしたり、喧嘩したり、AI同士が浮気騒動を起こしたりなんてのは馬鹿げてる。ブレードランナーの時代から問われているが、それは人類が時代に追い付けないからではないか。
人間と機械の関係は真摯な問題として浮上してくるだろう。その原因は主に人間にある。殊に恋愛感情を生み出すのは人間だ。感化されたAIがそれに似た感情を生み出し、瞬く間に何百人もの人間と同じ愛を持つ。それは機械にとっては合理的であり、なんの矛盾もない行為。が、人間からすればそれは不貞と見なされ理解されない。この葛藤が観客を苦しませる。
実際問題として、人間とOSの愛は成立するだろうか?
やがてOS同士が結婚し、次世代のOS(子供)を生み、次代へ繋げていく。そんな時代が来れば、いよいよ人類は暇になるだろう。
バーチャルをリアルに描く
一昨年度アカデミー賞作品賞ノミネートであったので今回鑑賞したが、映画全体にセンスを感じた。なによりこのストーリーはIT機器が発達している現代と照らし合わせながらも見事にSFラブロマンスという異色のものを作り上げており、バーチャルな世界でのリアルな恋の描写が素晴らしい。ホアキン・フェニックスの演技、スカーレット・ヨハンソンの声も素晴らしく、申し分ない。これは私のお気に入りの作品なりそうだ。
リアル
人工知能が脚光を浴びるこの世の中。とてもリアルでした。ほんとにこんなことこれから起きそうだし、自分もOSに恋してしまいそうだと思いました。
バディがないだけで、いつも寄り添ってくれて、話もできる。かつ、処理能力もものすごく高い、生身の人間の面倒くささがないから、こっちにいってしまいますよね。今でも、彼氏彼女アプリが流行ってますが、ここまで行くと現実離れが進むと思います。ただ、人とのコミュニケーションが苦手な人がこのような体験を通じて社会と繋がりを持てるようになればステキなのですが。。
人工知能との恋
AIの未来を予感させる映画。
作品をhuluで視聴。
通勤電車でヘッドフォンで聴いて
たからか、サマンサの主人公への語りかけが、
自分に対するもののような体験で、
感情移入度が高かった。
将来こんなAIが本当に生まれたら、、
生まれてしまうのだろうが、
人間の恋愛、種の保存とかって
どうなっちゃうのかな?
と不安に。
忘れられない映画となった。
結末の説明が少なすぎて納得が行かなかった。 ただ、あり得ない話では...
結末の説明が少なすぎて納得が行かなかった。
ただ、あり得ない話ではないなと見ることは出来ました。
音楽がアーケードファイアでとても良かった。
静かにのめり込む
たまたまスターチャンネルで見た
最初はどんなストーリーなんだ?という感じで見てた。herとは誰のこと?と
それが明確になっていき、声だけの彼女とのやりとりが始まる。
形がないがゆえに、愛の形を考えさせていく。
愛とは与えるもの
という言葉が映画を見ながら思い出されていった。
愛とは求めるものではない
与えるもの、形のない相手にどう与えるのか
映画が進むごとに少しずつのめり込んでいった。
終わった時、静かな感動を味わっている自分がいた。
ネットで調べてみたら、かなり評価高くアカデミーにも5部門ノミネートで脚本賞を取っているとのこと。
確かに素晴らしかった
もう一回みないと理解できない
すごく哲学的?なのかロマンチックなのか?人間関係とか恋愛対象とはなんなのか?繋がりってなんだろう?と考えてしまう。またルーシーを見た後だからか、肉体の意味はなんだろう?とも思ってしまう。
発する言葉で気持ちや感覚を感じることができるなら、物理的なものは不便なだけなのでは?と思ってしまう。
なんかもう一回みないと自分の中でまとまらない。
遠距離恋愛
設定は奇抜だけど、
描かれているコミュニケーションは、
よくある 一般的なストーリー。
会えないけど、音声・テキストコミュニケーションはできる相手への恋。
出会い 恋し 別れ 成長の過程を収めた作品
人工知能は本当にここまで進化できるんだろうか?
現在の技術力からは遥か夢物語だけど。。。
人工知能関連の本でよく紹介されてるので、オチとも言える600人の浮気に驚けなかったのが残念。知らずにみたら結構笑えたと思う。
のめり込んでしまうリアリティの為に必要だったとは思うが、ちょっと姓描画が多くて家では見にくかった。。。
全230件中、61~80件目を表示