her 世界でひとつの彼女のレビュー・感想・評価
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コミュニケーションについて考える映画
最近観た中では1番面白かったと先輩が言うので、たぶん、わたしだけのチョイスなら観なかったのだけど、観てみた。
きっと、これからこうなるかもしれない世界。
それでも、人の心はどんな時も不安定で失敗する。
ただ、言葉の力は大きい。
伝えることの大切さ、感情があるということ。
いろんなことを考える映画でもあった。
しかも、展開が読めず、気になる、おもしろい映画だった!
理解できなかった
冷静に考えるとプログラムと付き合うのは変態おじさんだと思う。
人混みを避けながら走っている姿は本当にやばいと思った笑
どう考えてもプログラムが嫉妬するわけないし、ケンカもできるとは思えなかった。
終始、現実味がなさすぎて理解がむずかしかった。
あと、エイミーアダムスのすごいおばさん感がでてたのは面白かった。
ネット恋愛の経験者なら…
とにかく音楽と映像が秀逸です。色彩、カメラアングル、間や雰囲気も素晴らしく、映像を観ているだけでも気持ち良かったです。俳優の演技も、感情描写が良かったです。
ただ、不可欠な要素だとは思いましたが、ちょいちょい入る性の描写が、少しチープな感じがしました。
本編ではOSに恋するストーリーでしたが、ネット恋愛も同じだと思いました。
ネット恋愛の過程で、相思相愛のまま、何らかの理由で実際に出逢えることなく恋を終わらせていたら、全く同じシチュエーション…経験者なら分かるはず。切ないですね。
素敵なセンス
ちょっと先の未来の描き方とか色彩、音楽、色んなものの描き方からすごく感性がよくてセンスのある映画だと思った!
でも内容でいえばもう少し盛り上がりがほしかったかな。
主人公の恋愛を幸せと見るか寂しいと見るかでまた変わってくるような、見た人にゆだねる系。ラブストーリーにするなら制作側がどちらかに決めて、それに向かってドラマチックに盛り上げてほしかった。
こんなOSは嫌だ
「こんなOSは嫌だ」を観た気分。人それぞれだと思うけど、僕は人間側が勝手にOSに恋をするくらいのバランスが良いと思うのだけど、SEXを強要したりプライベートに入り込んできたり嫉妬されるのはウンザリだなぁと思うのでイマイチだった。
ただホアキン・フェニックスは良かったし、恋する気持ちもハマって行く様もよく分かった。映像もポップで大好きだったからシナリオの段階でたぶん合わなかったんだな。残念だった。アメリカ人はSEXに重きを置き過ぎじゃないかしら?
傑作登場
そりゃあんなOSだったら恋しますよ。
映画観てるだけで恋しちゃいました。
スカヨハのハスキーボイスがゴーストワールド以来たまらなく好きな自分だからでしょうか。
映画全体の色づかいやBGMがめちゃくちゃ良くて、さすがジョーンズ監督だと思いました。
人工知能が発達するとこんな時代がくるのですかね。そしたら僕もOSとともに生涯を終えたいです。
それにしてもひたすら会話劇だけでこんなに観れるってすごい。
品のないとこが一つもない最高峰の恋愛映画だと思います。
恋した相手は虚構だけど、抱いた感情はリアル
そう遠くない近未来。手紙の代筆人セオドアは妻と別れ、喪失した日々を送っていた。ある日、人工知能OSを試し、魅惑的な声の“サマンサ”に恋をする…。
いつまでも傷心を引きずり、現実の恋に臆病になり、非現実に恋する男。
何処へ行くにも一緒。
SEXもバーチャル。
“彼女”を恋人と言う。
一歩間違えれば、ドン引きレベルのアブナイ男の恋を、繊細で切ないラブストーリーに仕上げたのは、さすが鬼才スパイク・ジョーンズ!
同じく風変わりな設定の切ないラブストーリーの秀作「ルビー・スパークス」を彷彿させるものがあった。
こういう恋に理解出来る出来ないで好き嫌い分かれる。
確かになかなか理解されるものではない。
主人公の別れた妻の台詞で、「リアルな感情と向き合えないなんて悲しすぎる」とある。
主人公が恋した相手は虚構だが、抱いた感情は紛れもなくリアル。
近い将来実際にあり得そうだし、今もチャットやメールのやり取りのみで恋愛している人たちも居る。
あり得ない恋の形とは簡単に言い切れない。
が、依存してしまったら目も当てられない。
一途な想いを、孤独な心を埋めるきっかけとなれば。
「ザ・マスター」で狂気の熱演を見せたホアキン・フェニックスが、全く正反対の抑えた演技。
ほとんど一人芝居でもあり、さすがの演技派ぶりを見せる。
本作最大の功績者は、スカーレット・ヨハンソンである事には、誰も異論無い筈。
声だけなのに、あんなに虜にさせる。声だけなのに、そこに“サマンサ”という人格が見て取れる。
必見…ではなく、必聴!
エイミー・アダムス、ルーニー・マーラ、オリヴィア・ワイルド…魅力的な顔触れが揃う。
映像や音楽も美しい。
常に傍に寄り添ってくれ、自分の事を理解してくれる。僕だけの彼女と思っていた。
しかし「ルビー・スパークス」もそうだが、こういう風変わりな恋の結末は哀しい。
モヤモヤとした感情のまま終わらせるのではなく、実際に向き合える相手とのこれからを予感させ、余韻を残す。
最後に余談を幾つか。
その1
ゴールデン・グローブ賞ではコメディ/ミュージカル部門で候補に挙がったが、これってコメディ?
その2
撮影中サマンサの声を演じたのはサマンサ・モートン。彼女には悪いが、スカヨハへの変更で正解。
その3
いつもながら字幕と吹替で鑑賞。スカヨハの吹替は林原めぐみが担当しており、これはこれでイイ!
あり得ない
人工知能OSに恋しちゃうのが
なさけない物語…。
しかも、OSの彼女に自分以外にも
精神的に親密な関係の人がたくさん
いると知った時点で終わりでしょ?
そんな八方美人の彼女はいらないよー。
なんとも未熟なコミュニケーション
能力な主人公。
結構近未来の切ないラブロマンス
人工知能OS「サマンサ」とちょっと不器用な男とのラブロマンス。
こんなに自身のことを理解してくれる直感系のOSがいたら恋に落ちてしまうのは仕方がないと思わせてくれるほどの説得力。
OSが進化しすぎたための切ないクライマックスには胸熱。
満員電車で立ったままゲームとかするのやめれや
コンピュータに恋をする、とかは全く新しいものではなく、むしろ、満員電車で、命の危険を顧みず、右手にスマホ、左手に〇〇、な気持ち悪い現実を毎日見せつけられているだけに、
「いやいや、近未来違うでしょ?」
という前提から先ず臨むことになる本作の鑑賞。
世間の観方に逆らったわけではないが、吹き替えで鑑賞。まあ、あとで、原語で鑑賞しなおしたのだが、吹き替えの素晴らしさにかなりびっくりした。
ヨハンソンのほうは、人間味、という狙いとは別に、ただ吹き替えのほうが人間的表現かつ機械的処理がキレイに決まってたという印象が強い。本作の吹き替え版の本気度をここに見た。
さて、セオドアだが、彼の職業が代筆、ということから、書く言葉は人の心を打つモノだが、面と向かっては、うまく言葉が出ない、というコミュ障、という定番なキャラクターかと思えば、そうでもないように見える。
一方、近未来という設定と、彼の身近な人物が、彼のOSとの恋、そのはしゃぎっぷりが、き〇〇〇に周りからは見えていない。
そう、実は周りもみんな同じなのだ。
唯一違うのは、別れた妻。別れた妻がどうも悪役のような、身勝手な見え方だが、そうではない。
彼女のみがいわゆる、「まとも」で、その他がみんなコミュ障、という。
この物語は表面的には、OSに恋した男の悲喜劇に見えるかもしれないが、そうではなくて、別れた妻とのコミュニケーションの回復に結び付ける物語。
OSが彼の成功の一手伝いとか、女友達とのぬるい締めとか、全体的に甘ったるいのだが、それはあくまで映画的なイベントであって、本筋ではない。
しかし、OSが急に消えたなら、利用者の数からして、もっと世間がパニックになったりするはずなんだが、そういう描写はないのは、まあ、映画のセオドア個人まわりの生活圏内のお話という世界観を崩したくないからなのだろうが、このOSの存在がやや中途半端な印象があるにはある。
まあ、そこはたとえヨハンソンの人間的な声を使ったとしても、「本当の意味」で、OSにリアリティを持たせたくない、ということなのだろう。
100%自分のことを理解してくれている存在が消えてしまったとき、セオドアは気づく。
ラスト、セオドアは誰かの言葉ではなく、代筆ではなく、自分のことばで、別れた妻キャサリンへ、謝罪と愛の言葉を送るのだ。
「大人」としてのコミュニケーション回復。
この映画のキモはここにある。
追記
ぎゅうぎゅうの満員電車でスマホが使えなかったらどうする?
決まっているよね、みんな、周りにぶつからない様、迷惑をかけないよう、足元や荷物周りを気にするよね。
本作はそういうことも教えてくれている。
う〜ん
最後はバッドエンドというか、うまくはいかないんだろうなと予想していたけれど、案の定。あれだけ期待させておいて結局そんなもんかと。
スカーレット・ヨハンソンが良いだけで、中身はペラペラで、全くおもしろくなかった。
繋がりを求めるのが人間なんだ・・・
劇場では始まってすぐ「アカデミー賞脚本賞受賞」と出た。
独特な世界でスタートするが説明っぽいセリフは無し。“ちょっと進んだ未来”を日常的シーンで見せていく。おそらくこうなっていくだろうな、と思わせるネットコミュニケーションやビジュアルの見せ方が見事。
人工知能OSに恋していく男ホアキン・フェニックスのナイーブな演技も素晴らしい。
物語は結局大きな展開はなく淡々と終わる。
肉体は必要なのだろうか?
恋愛はお互いに成長していかなくてはいけないのか?
独占欲無しに恋愛は無理なのだろうか?
その答えは映画では出してくれない。
長めの間やモノローグが多いので少し長く感じたのは否めない。
そこを楽しめるタイプの人でないと退屈かも。
自分に当てはめて考えたらOSとは恋愛は難しいかな。抱きしめる体が無いんじゃなあ。
でも昔に会ったことないが半年位スカイプで会話だけしてた子との関係を思い出したりしました。
世界を作っていて素敵
お話しがとても素敵なのはもちろんですが、
未来の街やファッションまでしっかり作られていて
感動しました。
この時代の流行まで設定されてる気がします。
こういうおじさんの恋も、
元カノの気持ちも理解できて複雑な思いがせつなく沁みました。
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