アバウト・タイム 愛おしい時間についてのレビュー・感想・評価
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愛おしい時間
何気ない日常を愛おしく味わうには、同じ日が2回必要だそうだ。
父親が教えてくれた。
そんな大切なこと息子を教えるタイミングもまた絶妙だ。
日常はあまりにも目まぐるしく過ぎてゆく。
一日を振り返る余裕もなく次の日が訪れ、1週間、1ヶ月が過ぎる。
元日には今年こそは豊かな時間を刻もうと心に決めた筈なのに。
ちょっと弾けた可愛い妹、キットカット。
彼女が交通事故に出くわすことと、ティムの子供が男の子に変わってしまうことを天秤にかけるシーン。
もし妹が事故で死んでしまう設定なら、ティムは過去に戻って事故を阻止するんだろうな。
なんてことを妄想しつつ、ハッピーストーリ、ハッピーエンドの映画に感謝。
原題の「About Time」に「愛惜しい時間について」を付け加えた人に拍手。
レイチェル・マクアダムス推し
思ってたんと違った!心にぶっ刺さる名作!
タイムトラベル・ラブコメだと思ってたんですよね。実際前半はそうでしたが、後半やばかったですね…。
前半ティムがチート無双過ぎて、笑えるんだけど共感出来ずになんだかなぁ…って感じで観てたんですが、キットカットが事故る辺りから雰囲気が変わってきて、ラストの頃にはいつの間にか涙が溢れて止まりませんでした。
過去に戻れるとしたらいつに戻る?なんてことは誰でも考えたことがあると思いますが、完璧な答えがこの作品にあります。観終えた後は自分の生き方に向き合って、人生の一瞬一瞬を大切にしたいと思える作品でした。
……などと言っておりますが、「最高の人生の見つけ方」や黒澤明の「生きる」を観たあとも同じようなことを思って、結局だらしねぇ生活を送ってるんですよね(笑)いや!観ていなかったらもっと酷い人生だったかも!こういう素晴らしい作品をたくさん観て、メッセージや意思を自分の心に蓄積させながら、少しずつ成長していきたいものです😊
一日一日を大切に
ある家庭で、男たちだけは特殊な能力を持っている。
それは《タイムトラベル》が使えること。
過去に戻り、やり直しはできるけれど、
未来には行けない。
方法は「クローゼットに入り暗くするだけ」
クローゼットを出ると少し過去に戻っていて、
やり直すことができる。
21歳になったティム(ドーナル・グリーソン)は
父親(ビル・ナイ)に特殊能力(タイムトラベル)があることを
告げられる。
ティムはほとんどを女の子との、出会いや告白とか、
ラブの成り行きに使っちゃうんです。
メアリー(レイチェル・マクアダムス)との、心温まる会話や
デート風景が楽しい。
これちょっと“反則では?“と思ったのは、
はじめてメアリーの部屋へ入った日のこと、
初ベッドインの一回目・・・
ティムは緊張して、ぎこちなく、やや不調‼️
そこで、クローゼットに入って初ベッドインの二回目・・・
さらに初ベッドインの三回目⁉️に挑戦、
妙に場慣れしてきて、メアリも、訝しがります。
(これって都合良すぎません?)
でも爆笑でした。
そんな調子で、気儘にティムは
妹ボーイフレンドを、、
遊び人から真面目な彼に交換したり・・・
思いの外、ほっこりするいい映画です。
何気ない日常の一瞬、一瞬が大事だと
気付かせてくれます。
時空を超えて、ちょっとユニークな
心温まる映画でした。
父の辿った道のり、息子が歩む人生
男だけに過去と現在を行き来できるタイムトラベル能力が受け継がれる一族。
21歳の誕生日に父からそれを告げられたちょっと冴えない息子が主人公です。
ヘマをする度に時間を戻ってやり直せる。なんとも魅力的な能力に思われますよね。
けれど、何度かのやり直しと父との対話を経て、人生で変えたいもの、変えたくないもの、変えるべきではないもの、変えてはいけないもの。それが主人公の心に形を成してゆきます。
プロポーズを決意するエピソードなんて、もう最高!
過去に戻ってやり直しをすれば、いつか理想の人生を歩めるのか?
その答えを求める人は是非、観てください。
同じ監督の別の作品がデジタル・リマスター版で公開されるに先立ち、見逃していた本作をAmazonプライムで視聴しました。
細部にわたるまで素晴らしい
ストーリーはもちろん、背景に至るまで作りが緻密で丁寧で、完全に没入。
泣けるし、見終わってからも、しみじみする。
日常美を描いた作品だと思う。
ちょっとしぼんだ気持ちの時に思い出したり、
とても楽しい気持ちの時にも思い出したりする、そんな映画。
好きだなあと思った細かいシーンは、主人公の妻(彼女の時も)が、眠くてベッドからでないシーン。たしか2回あったと思う。起きなきゃいけなくても眠くて仕方ないから無理、という感じで、そして幸せそうにすやぁっ、むにゃむにゃ、するところ。
日々の幸せと愛情を感じられている人にしかできない演出だなあと思った。実に細やか。
過去へ戻ってやりなおせたら
最初から引き込まれる進み方でテンションが上がった。構成分解して、考察していきたい。
ジャンルは何かを求めて旅立つ主人公。様々な出会いで成長するストーリー。でも、途中から魔法のランプのミックスにしてる。能力があっても、それで人生を変えるんじゃなく、そのまんま生きていく普通の人生が素晴らしいっていう締め方だから。
ここで評価が別れると思う。宝物を見つけに行って、でも、その冒険で得たものが一番の宝だったという展開ではないよな。かといって、自分から願って得た、過去に戻る力でもないよね。まあ、わかってて作っていると思うけど。
プロット
オープンイメージはエンディングイメージとは合わさらない。作れないわけじゃないなら、上手く出来たら良かったかも。
でも、最初の進み方は素晴らしい。テーマは父から言葉で出てた。どう生きるか、みたいな話だったと思う。主人公の始めの目標は恋愛。セットアップで登場人物はすべて出せている。
きっかけ、1stターニングポイントは時間逆行を自ら行う主人公か、最初の恋で振られた事で旅立つこと。どちらかなんだよな。
サブプロットで仕事の関係入れてるのか。あとは過去逆行の力を使ってお楽しみ部分。ミッドポイントが、過去に振られた女性に会うが、誘いを断って家に戻りプロポーズするところ。
そこから父の死に伴い、死のイメージと過去逆行の力の意味を考える。2ndターニングポイントのきっかけは、死んだ父にはいつでも会えるが、次に子供を作ることによって会えないシーン。そこで主人公は決断。
一気にエンディング。
良いよね。素晴らしい映画だよ。構成を直せる部分はあるが、わかっててやってる節があるのが、この脚本書いた方がどれだけ想いをこめて作られたかがわかって感動した。
曲者揃いの家族に泣かされる
僕の家族は少し変わっています。母はかなり男勝りでブチ切れたらやばい、妹は僕とは正反対でギャルっぽい見た目と性格をしています。離婚して離れて暮らす父はお金にとんでもなくダラしなくて借金まみれ、プレイボーイで女性と遊びまくり。僕自身も家族や親戚から、言動や行動がサイコパスっぽいねとよく言われます。
ティムの家族も曲者揃いです。感情表現が強すぎてぶっ飛んでいる妹キット・カット、もの忘れが激しいデズモンド叔父さん、ズバズバものいう母。唯一まとものはティムの父だけでしょうか。そんな家族と僕の家族が重なって親近感がわきました。僕の家族は母子家庭で、妹はキット・カットのようにグレています。男にもお金にも仕事にもだらしないので、キット・カットを観ていると妹が浮かんできました。僕の友人や恋人には自分の家族のことを話したくない、変なふうに思われるかもしれないからです。
『アバウト・タイム』を鑑賞して、ティムの家族をうらやましく思いました。みんなが変わっていることをお互いに認め合っているからです。デズモンド叔父さんのもの忘れの言動には優しく接しているし、キット・カットの素行については誰も咎めない。僕の母だったらキット・カットのような素行をしたらブチ切れてると思います。またデズモンド叔父さんの言動にイライラしてしまうでしょう。
ティムが恋人のメアリーを家族に紹介するシーンは驚きました。メアリーの両親はまともだから曲者揃いの家族を前にして、引くんだろうな、苦い顔するんだろうな、と思っていました。ところが、メアリーはデズモンド叔父さんやキット・カットと普通に接したのです、なんのためらいもなく。あの笑顔からは嫌がっているようには全くみえませんでした。こんな彼女だったら僕も堂々と家族を紹介できるのに。
僕はタイムスリップできるなら家族をまともにしたいと思っていました。グレてる妹を更生させてやりたい、母と父との出会いを阻止したい、などと思うこともあります。
しかし、この映画を観てから曲者揃いもなんか良いなと思いました。曲者揃いの方が集まったとき楽しそうだし、なにより個性的な一面を受け入れてくれる人もいる。僕は「どうせ変な家族のことを話したら引かれるだろう」と勝手に思い込んでいただけかもしれません。オープンにさらけ出して、受け入れてくれる人と出会えるといいな。
自分の家族の話をするときに、自信を持って紹介できるようになりたいです。
後悔の毎日
一度きりだからこそ。
評価が良かったので一度見たいと思っていました。なかなか映画館へ足を運べず配信で鑑賞。世界観は良かったです。明るい気持ちになるし、彼女とのラブストーリーも楽しかった。何よりレイチェル・マクアダムスが好き。笑顔が何とも可愛くて彼女がいる事でこの世界観に温かさが広がっている気がします。ただタイムトラベルのSFものとしてはどうなんだろう。ちょっとご都合が良すぎるというか、、、この映画を見ながら改めて気づいたことは、やっぱり人生って一期一会であるし、その時間が戻ってこないからこそ儚く重要なのでしょう。出会い、別れや、失敗をあやつれてしまったり、生と死にも介入できるようであれば、あまり生きている時間の貴重さが薄れそう。しかも一緒に出来ちゃうし。。。そういうツッコミを抜きにしたら、楽しい世界観でした!優しい気持ちになりたい人におススメです♪
後悔ばかりの人生に祝福を与えてくれる映画
上手な生き方ができなくて、いつも後悔ばかりの人生。タイムトラベルの能力があれば、ぜひ使ってみたい誘惑にかられる。でも、この映画は教えてくれる。何度人生をやり直しても、結局は同じ。それよりも、未来から来た自分として、その日を精一杯生きること。そんな幸せの秘訣を、コミカルに教えてくれる。生涯ベストの映画です。
タイムトラベルをテーマにした映画の中では、この作品の右に出るものはないだろう!
人生とは今日一日のこと
昔お寺で見かけた「人生とは今日一日のこと」と言う言葉を表したような映画でした
日々幸せを噛み締めながら生きることが1番幸せな人生なのだと思います
辛い日もあるけども日々を生きること
父親と過ごす最後の時間は、子供の頃の純粋に楽しかった記憶の中にあるんだなあとなぜか1番涙腺にきました
私が今父に感じていること、そして私に子供ができてこれから過ごしていくであろうこと、2つの狭間にいる時期でどちら視点でも沁みるものがありました
気持ちを整理しきれてないけど、彼と見れて同じ気持ちになれてよかったなと思います
良い映画だなー
2回目見た
舞台のセリフ忘れるところおもしろい
↓以下、頑張って出した悪い所
共感性羞恥を強く感じる
無理やりヒロインに会いに行って、タイムトラベルで得た情報でアプローチするところ怖すぎる
タイムトラベル濡れ場シーンいる?笑
オーラルセックスはしてませんのシーンとか失言がヒヤヒヤする(全てタイムトラベルで無かったことに)
幸せ絶好調から父の癌発覚の流れこそ、本当の鬱展開。下手な鬱映画よりうつ
これ以外最高に最高な映画
ヒロインのレイチェルマクアダムスは綺麗すぎる(後半はちょっと空気か)
ロンドンの街並みや主人公の故郷が綺麗
音楽もいい
主人公の能力に目が行きがちだけど、脚本家のためにタイムトラベルしてあげたり、妹思いだったりで優しい
ボケてる叔父さんや自称ポンコツの妹や口の悪い脚本家や冴えない同僚とか完璧な人間が少ないのがいい(それでいうと父親は理想すぎるか)
結婚式のスピーチも良い
1回目も2回目も後半で泣けてくる
けどほっこりもする映画
けど、まじで序盤のシーンは見てるこっちが恥ずかしくなってくるし怖い。そこだけなかったら人と見たい
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