アバウト・タイム 愛おしい時間についてのレビュー・感想・評価
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なんだかくすぐったい・・・
イギリス人ってファンタジーが好きですよね。アリスだったりピーターラビットだったりPoohだったりハリーポッターだったり・・・きっとどんより暗い気候と長い冬が暇を持て余した彼らを空想の世界に駆り立てるんでしょう。
この作品もイギリスを舞台にした空想の物語。日常に起きる大小様々な失敗を過去に遡ってやり直すことが出来てしまうっていうお話。勿論そんなこと実際にはありえないんだけど、設定があまり大袈裟ではないからか、白けることもなく、観ているうちに「あったらいいのになぁ」って気にさせられて、なんだかくすぐったい感じ。
ロマコメなんて正直もう興味はないんだけれど、歳を重ねるにつれてどうしても「あの時ああしておけばこうだったのになぁ」なんて考えてしまうことが増えてしまっていて、この作品には感情移入させられてしまいました。万が一人生のその部分をやり直せたからってその後に完璧な結末が待っているなんてありえないことはわかっているんですけどね。何だか切なくもなりました。
「あなたにとって人生ってどうなのよ」って優しく問いかけてくれたような気がした素敵な作品でした。
後悔から希望へ
お恥ずかしながら、今回初鑑賞でございます。初めてが映画館で、本当に良かった。ロマンス映画なのに、映画館で見るべき作品。Filmarksさん、ありがとうございます😊
なんとなくのイメージとは結構違って、かなり穏やかで温かい映画だった。洗練された美しい脚本に魅了され、ワンシーンワンシーン、鮮明に刻まれていく。心に留めて置きたい映画とは、まさにこのこと。タイムリープを通して何気ない日常のありがたみを感じる、というのは王道な筋書きだけど、本作は近年のタイムリープブームの先鋭だろうし、ファンが多いのも大納得の高品質。いや〜、好きだな〜🥰
ロマンス以上に家族愛を色濃く描いた、素晴らしい作品。父親役のビル・ナイが言葉にならないほど最高。こんなお父さんになりたいな。こんなお父さんが欲しいな。タイムリープを繰り返して得られたのか、誰よりも落ち着いていてカッコイイ。タイムリープを読書に使うところもすごく良かった。もし自分がこの力を手に入れたら、同じように映画を見まくるだろうから、よりね笑
大切な人と見たい、イギリス生まれのラブロマンスの傑作。こんな幸せな気持ちになれるとは。途中、マーゴット・ロビーに浮気しちゃうんじゃないかヒヤヒヤしたけど笑
少子化対策映画
幸福な人の為の生老病死冠婚葬祭映画
ジューンブライド特集とかでなんかやってたので観てみました。
おお・・・ほぼほぼ満席(しかも若いカップルが意外と多い?)
なるほど、よくできたラブストーリー映画でした。
この作品の設定だけを読んでSF作品かと勘違いして観てしまった方にとっては確かにSF的な要素はかなり薄く(設定も結構雑ですね)肩すかしになるかと。あくまでラブストーリーだったり人生観にまつわる作品ですので。
絶賛や肯定的な評価が多いので敢えて別の視点で書いてみます。
この作品を素直に観れてしまう方って、おそらく「既に幸福」な方なんだろうな、と思われます。
既に幸福の渦中にある人が、自身が幸福である事を噛みしめたり確認する為の作品、と云えるでしょう。
大衆エンタメ作品というのは多かれ少なかれポルノ的要素があるもので、それは性的表現という意味合いではなく、「人の心の弱さに寄り添う」というニュアンスでのポルノ的要素です。
そしてこの作品も、既に幸福な人のためのポルノであると云えるでしょう。
主人公の青年はイギリスの片田舎の裕福な家庭に育ち、異性にはあまり積極的ではないところがあるものの、「能力」を駆使してどんどん突き進んでゆくわけですが、金銭面での問題はまるで描かれずサラッと弁護士の卵だったり周囲には多少癖がありつつも重篤な問題のある人間は居ないわけですね。異性を奪われたら能力を使って奪い返せばいいわけで、敵が存在しない(存在しなかったことにできる)。
唯一、妹だけが愛着障害だったり発達障害的な要素でもって問題を抱えている描写がありますけども。できるだけ助けようとはするものの妹は二の次、主人公にとっては自分第一。
子供も1人、2人、3人、と経済面については何の心配もする描写無くつくってしまう。そのあたりのストレスを描写するとこの作品のテーマがブレてしまうのもわかりますけども、そういう側面においてストレスフリーなのがこの作品のポルノ的ファンタジー的側面でしょうね。ポルノ的だからわるいのではないのです。ポルノ的な側面をそうだという認識を把持したまま愉しむことが大事だと私は思います。
主演の女優さん、とても魅力的だと思いました。
タイムトラベルの出番はなくなった
こないだ鑑賞してきました🎬
メアリーを演じたレイチェル・マクアダムスの魅力全開の映画ですね🙂
特に初登場シーンは秀逸で、前髪ぱっつんだろうが流行りじゃない服を着ようが、可憐な美しさが溢れてました😀
大多数の男は、彼女の魅力にやられてしまうのではないでしょうか❓
また、メアリーの友人ジョアンナ役でヴァネッサ・カービー、ティムの初恋の人シャーロット役でマーゴット・ロビーが出ているのも見逃せませんね❗
タイムトラベルものながら、最後はうまくまとめていい着地点にもっていくストーリーもGOOD👍
良質なヒューマン(SF❓)ドラマとして、おすすめです😁
人生を軽く考えている印象に映る
コメディでも無い普通の世界観なのに、タイムトラベルができるという設定から、あまり興味が無かった今作。しかし評価が高いので観てみた。
男女が恋愛をし結婚して子供を授かり幸せな家庭を築くストーリーは、タイムトラベルができるという点を除いては割と普通の内容。だがそこが良く、彼らの幸せに感情移入できる。
自分に都合の悪い事態が起こると、何度も過去に戻ってやり直す肝心のタイムトラベルも、こんなことができたら良いなと想像したこともあり面白かった。
タイムトラベルを通じて日常の大切さに気づくのがこの映画のテーマなのだろう。しかしそれよりも、タイムトラベルが日々の決断の重みを失わせ、一回切りしかない人生を軽く扱っている印象の方が強く残った。人生には嫌なこと辛いこともある。だが、ゲームのように後戻りできないからこそ真剣に向き合うようなる。それを自分に都合の悪い事態が起こる度にやり直そうとするのは、人生の喜びさえ失う態度に思えた。
ただ一言
ただの恋愛ものではない
大好きな映画です
映画館で観たかったので
2週間限定リバイバル上映の噂に興奮してたのだが…
ボケーっとしてたらなんと気付けば明日が最終日
いつものように近隣ではやってないので
片道2時間半かけてレイトショーに行ってきた(笑)
移動は大変だったけど幸せな2時間だった
いつもディスクで観てるのにね(笑)
前半の1時間はタイムトラベルできる男の恋愛もの
後半1時間は人生と時間の過ごし方のお話
前半のハッピーさと後半の切ない感じも好き
いろいろと辻褄の合わない部分もあるけれど
登場人物の魅力がそれを問題としない
まず一番は後半のキーマンであるお父さん
会話の全てがオシャレでセクシーとすら感じる
本当に大好きな人
そしてデズモンドおじさん
あんまり重要な役割ではないけど存在感が凄い
この人も大好き
というより出てくる皆好きなんだ
このお話本当に大好きなんだけど
自分の都合で他人の人生に干渉してるのが
気持ち悪いって思う人もいるらしい
そう言う人はしっかり自分をもってるんだろうな
でもティムも適当に能力使ってたわけじゃない
何度も繰り返したのはメアリーとキットカットにだけ
それだけ大切な人に出会えたんだよ
それに他人の気持ちは変えられないって理解してるしね
ワイなんかヘタレだからティムより能力乱用しそう
自堕落に過ごしがちな人間だけど過ぎ去った日々と時間の大切さに気づけるようにこるからも頑張ります
日常をもっと余裕を持った気持ちで過ごしてみようよ と 今日が未来か...
日常をもっと余裕を持った気持ちで過ごしてみようよ
と
今日が未来から遡って戻れる一番若い日だと考えれば、その日がどれほど重要か‥
という着眼点は良かった。
なんかそんな響くメッセージがありそうな作品だなと思ってチョイスしたので😌
ただ、タイムトラベルを何度も繰り返すシーンや、彼女が服選びに迷い、着替えては感想を彼氏に求めて をしつこく繰り返すシーンはイライラして、ADHDばりに席を立ちたくなる衝動を堪えつつやり過ごしました🤨イライラ
私は自分の人生をやり直したとしても、どうせ今と大差無いでしょう🤷🏻♂️という基本的な考えなので、もう一度過去に戻りたい願望を抱くことは特には無いのですが、
(※ただし、自分を育てる親の立場になり、自らの再子育て&再教育が可能ならやり直してみたい)
鑑賞した夜の就寝前に、自分の人生でやり直したいシーンはあるかと自問すると、やはり所々ありまして、あの時のあの子にもっと優しい対応が出来ていれば‥とか、あの高額な買い物はやめておけばとか‥アップデートしたい過去の悔やまれるシーンは幾つかありましたん🙃
感動する。ただ今回、久しぶりの再鑑賞でティムには文句がある。
《 今回分の、ティムへの文句 》
今を生きることの大切さをこの映画が教えてくれる。
タイムトラベル人種以外はみんな、やり直しがきかないから「この瞬間を大切に生きること」を噛みしめる。
ティムのようにタイムトラベルしていくらでもやり直しが出来る者にとっての、「今を大切に生きること」の重さはタイムトラベル出来ない者に比して軽いと言わざるを得ない。
だから僕は、ダメだったらホントに文字通りまたやり直せばイイヤって思ってるキミに「今を生きることの大切さ」を語ってほしくないぜい。
以上
《前回鑑賞分と今回鑑賞分の共通の感想》
愛する人、家族を大切にするティムの気持ちが伝わってきてとても感動する。とりわけ父親との関係性が描かれる場面がすごくいい。ティムと父親との最後のお別れの場面などは悲しみでいっぱいになるヨ。
今回は特に、ティムの妹キットカットへの思いやりの部分に感動した。スッカリ忘れていたのだけど、キットカットもタイムトラベルしたんかい (゚□゚;)
前回見たときには知らなかったマーゴット・ロビー。 今回 鑑賞前に見た解説のキャスト欄で知って、あっ、出てるんだと思って楽しみにしてたが、鑑賞中はまるで忘れてた。
名前はよく知ってるが、顔をよく覚えていない。
だから観賞後に、「シャーロットがマーゴット・ロビーだったのか」、てなもんでい。
シンプルな能力と先の読めない展開が良い
タイムトラベルもので、過去にしか行けなくて、過去を書き換えた場合はそれ以前の世界がリセットされるという、昔よくあったタイムトラベルの設定ですかね。
狭い所に入って目を瞑って集中すると、過去にいけるというシンプルな設定に好感が持てた。時間制限も回数制限もないので、余計な事を気にせずにラブロマンスに集中できる。
ラストはよくある特別な能力を使わなくても、幸せは日常の中に存在しているという事に主人公が気づくというものですが、素直に感動できました。
父と卓球をする場面が何度か出てきて、最後の方で父が初めてポイントを取るんですが、これは父が何度も過去のあの瞬間に戻っていて、そのおかげで上達している事を示唆していますね。
過去に戻れる能力は本人が死にたくないと思えば、本人の中で無限に過去に戻って生き続けられるんですよね。
おそらく葬式の前に何度も過去に戻っていたであろう父が、主人公と浜辺で過ごし、最後の別れをした後に死ぬ決断ができたのかどうかが気になりました。
もしかしたら映画の中にヒントがあったのかな・・・
ラブストーリーmeetsタイムトラベル
リチャード・カーティスの描く女性は魅力的
期待度◎鑑賞後の満足度○ “ラブストーリー”かと思っていたら“人生”についての話でした。巧みに書かれ演出されているが、ちょっとくどいかも。コーンウォールの美しい自然を見れたのが最大の収穫。
①ビル・ナイ好演。
②人生はやり直しが効かないから尊いのであって、主人公がタイムトラベル能力を使って何回もやり直すのも回を重ねるとちょっとズルいのではと思えて来てしまうところがイタい。
そこを、敢えてこういう設定にして一度きりの人生にどう向き合うか、人生において何が大切で何が幸せをもたらすかを、一人の青年の姿を通して描いた寓話だと好意的に捉えるのか、
愛おしい映画です❗️考えさせられました。
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