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■建築学科に通う大学1年のスンミンは、建築学概論の授業で音楽科の女子学生・ソヨンと出会い、一目で恋に落ちる。
しかし、恋に奥手なスンミンは告白できないまま、ソヨンと遠ざかってしまう。
15年後、建築士になったスンミン(オム・テウン)の前に、ソヨン(ハン・ガイン)が突然現れる。
◆感想<Caution! 内容に触れています。>
・ノスタルジック感が半端ない作品であり、大学生のスンミンとソヨンの、清純な恋愛する姿もじれったい想いをしつつも、”もう一歩、踏み込んでいたらなあ・・。”という想いを勝手にダブらせてしまう作品である・・。
ー ホント、スイマセン・・。で、二人は別れてしまう。-
・そんな、スンミンは建築学をキチンと学び設計士となるが、ソヨンの事が忘れられないのか、今やパッとしない独身である。
・ある日、スンミンの前に大人の女性になったソヨンが現れ、済州島の父と住んでいた家をリフォームしてくれと言ってくる。
ー この、ソヨンを演じたハン・ガインというとても美しき女優さんは、初見であるがちょっと、吃驚した。以下、自粛。-
・そして、スンミンは彼女の要望に応じ、済州島の家をリフォームしていくのである。
ー この過程が、とても良く描かれている。幼き頃、父が家を建てた時の思い出をソヨンは語り”大きくなったわ・・。”と言いながら、懐かしむ。
ピアノ教室に通っていた事を思い出し、ピアノを置きたいと言ったり・・。そして、2人は再び打ち解け合い、ソヨンは念願だったアナウンサー試験に何度も落ち、医者の夫とも離婚の判を押したという。-
<普通であれば、そのまま二人が結ばれるストーリーが予想されるが今作は違う。
スンミンは大学生時代に、ソヨンから借りていたCDをプレイヤーがなかったために聞けなかったが、ソヨンにプレイヤーと共に大切に持っていたCDを送付し、自身は新天地に旅立つのである。
漢として、実に潔いラストである。
90年代後半に○学生だった男は、今作に、可なり、嵌ってしまったぞ!>