公開時に観たときは、確か5点満点をつけたと思います。何も知らずに観たので、主人公パット(ブラッドリー・クーパー)が「武器よさらば」の結末に怒り狂うシーンとかを観ながら、イライラしたのをよく覚えています。パットの父(ロバート・デ・ニーロ)もアメフトの賭けにのめり込みすぎて少々おかしいし、今作のヒロイン・ティファニー(ジェニファー・ローレンス)もまた、非常に言動が不安定かつぶっ飛んでいて、兎に角、どこか変な人しか出てこないので、いちいちもめ事が起きるし、それがコミカルというには度が過ぎていて笑えませんでした(汗;)。ず~とイライラしながら観て、「つまんない映画を観てしまったなあ」と思いながら見終える数分前に奇跡のようなシーンがあって、当時の私の大好きな作品になったのでした。今回は、そのエンディングを知ってしまっているので、やはり、最初に観たときの衝撃(ファースト・インプレッション)は味わうことができませんでしたが、でもやはり、このエンディングは大好きですね。ジェニファー・ローレンスのハスキーな声、青い瞳、小さな鼻は、とても魅惑的で、嫌みのない親しみやすさがあって、この作品から彼女のファンになったんだったと思います。