デカローグ 第5話 ある殺人に関する物語
劇場公開日 2021年4月11日
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解説
ポーランドの名匠クシシュトフ・キエシロフスキーが、旧約聖書の十戒をモチーフに、ワルシャワの巨大アパートに暮らす人々の人生模様を描いた全10話からなる連作ドラマ「デカローグ」の第5話。仕事もせず町をぶらついていた青年ヤチェクは、意地の悪いタクシー運転手が乗車拒否する場面を目撃する。ある日、偶然その運転手のタクシーに乗車したヤチェクは、特に理由もなく運転手を殺害。逮捕された彼の弁護を任されたのは、意欲に燃える若い弁護士ピョートルだった。裁判で持論の死刑廃止論を展開するピョートルだったが……。のちに本作を再編集した映画「殺人に関する短いフィルム」が製作・公開され、同作が1988年・第41回カンヌ国際映画祭で審査員賞と国際批評家連盟賞を受賞している。当初テレビシリーズとして製作された「デカローグ」は、その質の高さから話題となり、89年のベネチア映画祭で上映されたのち、各国で劇場公開もされた。日本では96年に劇場公開(シネカノン配給)。2021年、HDリマスター版で全10話が公開(アイ・ヴィー・シー配給)。
1988年製作/60分/ポーランド
原題:Dekalog 5: Dekalog, piec
配給:アイ・ヴィー・シー
日本初公開:1996年1月20日
スタッフ・キャスト
- 監督
- クシシュトフ・キエシロフスキー
- 製作
- リシャルト・フルコフスキ
- 脚本
- クシシュトフ・キエシロフスキー
- クシシュトフ・ピエシェビッチ
- 撮影
- スワボミール・イジャック
- 美術
- ハリナ・ドブロボルスカ
- 編集
- エバ・スマル
- 音楽
- ズビグニエフ・プレイスネル