デカローグ 第5話 ある殺人に関する物語

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デカローグ 第5話 ある殺人に関する物語
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解説

ポーランドの名匠クシシュトフ・キエシロフスキーが、旧約聖書の十戒をモチーフに、ワルシャワの巨大アパートに暮らす人々の人生模様を描いた全10話からなる連作ドラマ「デカローグ」の第5話。仕事もせず町をぶらついていた青年ヤチェクは、意地の悪いタクシー運転手が乗車拒否する場面を目撃する。ある日、偶然その運転手のタクシーに乗車したヤチェクは、特に理由もなく運転手を殺害。逮捕された彼の弁護を任されたのは、意欲に燃える若い弁護士ピョートルだった。裁判で持論の死刑廃止論を展開するピョートルだったが……。のちに本作を再編集した映画「殺人に関する短いフィルム」が製作・公開され、同作が1988年・第41回カンヌ国際映画祭で審査員賞と国際批評家連盟賞を受賞している。当初テレビシリーズとして製作された「デカローグ」は、その質の高さから話題となり、89年のベネチア映画祭で上映されたのち、各国で劇場公開もされた。日本では96年に劇場公開(シネカノン配給)。2021年、HDリマスター版で全10話が公開(アイ・ヴィー・シー配給)。

1988年製作/60分/ポーランド
原題:Dekalog 5: Dekalog, piec
配給:アイ・ヴィー・シー
日本初公開:1996年1月20日

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映画レビュー

3.0小市民たちの、悩み、不和、狂気

Imperatorさん
2021年5月27日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

DVDの85分版で鑑賞。
60分版では知らないが、弁護士が「持論の死刑廃止論を展開する」のは裁判ではなく、冒頭の弁護士資格を取る時の面接である。
“法廷もの”を期待すると肩すかしを食うはず。

犯人の“事情”は最後に明かされるが、タクシー運転手は「意地の悪い」ヒールであるものの、まさに「理由」のない殺人である。
ラストの犯人と弁護士との接見から、絞首刑にいたるシーンはリアルだ。

自分は「デカローグ」は、第5,6,9,10話をDVDで観ただけだが、「ワルシャワの巨大アパートに暮らす」小市民たちの、悩み、不和、狂気などを、誇張することなく描く。
日常から少し離れたところで顕在化する、人間の無力さ、醜さ、複雑さ。
必ずしも悲劇とは限らないが、ハッピーな展開はなさそうだ。

特に、この第5話は醜い話だ。
なかなか死なないタクシー運転手と苦闘する犯人。
唾をコーヒーカップに吐き出したり、絞首刑後に排泄物が落ちるシーンなどは、汚さを映したいためだけに思える。

自分が観た「デカローグ」全般に言えるのは、観たからといって、どの話も「だから何?」という、何もない“空っぽな感じ”がしてしまうこと。
娯楽性があれば、もちろん“空っぽ”でもOKなのだが・・・。
“苦い食べ物を食べた”ような印象だけで、何に向かっても“昇華”することのない物語の数々である。

「十戒」をテーマにしており、宣伝の仕方もあって、一見すると“芸術系作品”とか“深遠な社会派ドラマ”と勘違いしてしまうが、エグいだけの映画と考えた方が良いと思う。

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