お熱いのがお好き

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劇場公開日:

解説

 偶然殺人事件を目撃してしまった2人の男は、追われる身に。カツラと化粧を施し女性バンドの中に潜り込み、ギャングの目を欺こうとする。名優ジャック・レモンとトニー・カーティスの女装をよりナチュラルに見せるため、モノクロで撮影された。「七年目の浮気」製作終了後、「もう2度とマリリンとは仕事をしない」と公言していたビリー・ワイルダーだったが、彼女の起用により「I wanna be loved by you」のミュージックシーンなど記憶に残る名場面が生まれた。

1959年製作/121分/G/アメリカ
原題または英題:Some Like It Hot
劇場公開日:1959年4月29日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第32回 アカデミー賞(1960年)

受賞

衣装デザイン賞(白黒) オーリー・ケリー

ノミネート

監督賞 ビリー・ワイルダー
男優賞 ジャック・レモン
脚色賞 ビリー・ワイルダー I・A・L・ダイアモンド
撮影賞(白黒) チャールズ・ラング
美術賞(白黒)  

第17回 ゴールデングローブ賞(1960年)

受賞

作品賞(コメディ)  
最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル) ジャック・レモン
最優秀主演女優賞(コメディ/ミュージカル) マリリン・モンロー
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写真:Everett Collection/アフロ

映画レビュー

4.5映画終活シリーズ

2024年9月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

1959年度作品
マリリン•モンロー初鑑賞
ってか、ワイルダー監督にハズレ無し
ジャック・レモン、トニー・カーティスも初鑑賞
モンローの代表作もう一本観てみたい

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あきちゃん

5.0お熱いのがお好きなら、必見⇒《文末にお得情報》あります

2024年5月20日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ここ、《レビューの庭》に、なにやらフォローアーの皆さんの人だかりがしていますねぇ、
おやおや御歴々、立派な紳士、殿方の皆さんではありませんか。
で、この人垣に何事か!と驚いてのDVDレンタル=映画鑑賞タイムでした。

マリリン・モンローは特別です♡
自分の魅せ方・演じ方が分かっている、彼女独特のパーソナリティと演技人としての実力ですね。
兎に角、表情がすごい。

【10代で見たマリリン】
思い返せば
僕とマリリン・モンローとの出会いは中学生のころでした。
「中学生の男子あるある」ですが、
勉強部屋の壁には雑誌の付録だったアグネス・ラムさんの、よく日焼けした彼女の大型ポスター。
そして持ち歩いていたバインダーの表紙の裏には、どこかで発見して切り抜いてあった小さなマリリン・モンローの写真が。··· ヌード。

外国人女性の名前など、馴染のなかった中坊には、「アグネス」も「マリリン」も、語呂が良くて覚えやすい名前でしたし、“MM"の語感は特に可愛らしいと感じちゃったものです。

しかーし事件が!
「アグネス・ラムのポスター」は我が母の逆鱗に触れ、引っ剥がされてしまいましたが、「自分の息子が他の女性の半裸の写真を愛でること」が、これほど母たる者には許し難い行為なのだと理解し、
意外にも理性的ではなかったうちの母の言動に、ある意味感心し、首をすくめたものでした。

で、くだんのマリリンの切抜きは、
焚書を免れるべく、僕はそっと小さな写真を隠したのでした。

【おじさんになってから見るマリリン】
映画は
トニー・カーティスとジャック・レモンが わちゃわちゃと前座を務め、
そして満を持してのお目当て女優の登場という構成。
ワイルダー監督の「美味しいものはあとから出してくる」、この“じらし"の技でしょうか。

配役は
ニ枚目が三枚目を演じるトニー・カーティス。
愛される三枚目ジャック・レモン は言わずもがな。
そしてそこに加わる能天気だが幸薄い娘マリリン・モンロー。
このトリプル主役が繰り広げるザ・エンターテイメント・ショーでした。

(全員ハーバード卒だというギャング+ジャック・レモンもハーバード出)、 そのシカゴギャングたちが、シュガーを情婦にしなかった脚本には胸を撫で下ろします。
ボスのスパッツ氏の「足元のカット」はヒッチコックばりのサスペンスアイデア。
マシンガンによるあの恐ろしい抗争は、ストーリーに加速度と辛味を効かせていて観客を飽きさせない。でもコメディとして大団円で締めてくくられており、これは脚本の妙です。
ワイルダー監督はさすがでした。

けれど
撮影時には、
「七年目の浮気」同様、精神的に不安定で、そして本作の撮影時には離婚に瀕しつつ身ごもってもいたという彼女・・
それなのに無理してハイヒールでけっこうな距離を走ったり、茶目っ気でみんなを笑わせたり、色目を使ったり・・
僕がこの歳になって、改めてそんな彼女を見ていると、マリリンはもうあの中学生の頃に単純にトキメイてしまった憧れのお姉さん像ではなく、痛い彼女の姿も重なってしまいます。
頑張り過ぎる娘のことを心配する「父親目線」の自分になっていることにも気づいた、今回の鑑賞でした。

・ ・

エンディングでの、
富豪のヨットの船主が口にする「あの一言」は、いままさに我々の課題となっているジェンダー・レス社会への啓明的発言かもしれませんね。
男たちにいいようにされて騙され、ヨットとダイヤモンドに目が眩んでしまう旅芸人の女と、バンドマンという生活の不安定な男たちのペーソスあふれる恋。
「同舟相救う」で新世界への脱出を予感させるラストは、時代の先取り。

これ、
強制収容所で家族の多くを失った亡命ユダヤ人のビリー・ワイルダーにとっては、「船での脱出」は、彼の隠されたテーマのはずです。

・・・・・・・・・・・・・
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【お得情報】
YouTubeの
@divamarilynmonroe

どうぞ!
309本にも及ぶ、マリリン・モンローだけを映した1分動画のコレクションです。
ちょっと圧巻ですよ。
ぜひ覗いてみて下さい。僕はチャンネル登録までしてしまいました。

これ、「紳士は金髪がお好き」にもアップしておきます。

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共感した! 7件)
きりん

5.0全盛×全盛=史上の傑作

2024年5月14日
PCから投稿

サブリナ、七年目、情婦、昼下がり、熱好き、アパートメントと連続バズーガ砲を放つ先生怒涛の全盛期に、悩んで病んで支離滅裂から復調したMM先輩が奇跡の出会いで誕生した世界喜劇映画史上に残る大傑作です。

先輩の最も先輩らしいエッセンスを先生の剛腕演出術が引き出し、レモン、カーテイス両先輩の神業演技の相乗効果で、まるでバカバカしいお話をグルーブ感と高級感満載の稀代の傑作となりました。

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越後屋

4.0【”完璧な人間は居ない!”1929年、禁酒法時代のシカゴで酒絡みの虐殺シーンを目撃してしまったバンドマン2人が女装で逃亡するテンポ良き、スラップスティックコメディ。あー可笑しい。】

2024年1月2日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

怖い

幸せ

■1929年、禁酒法時代のシカゴ。2人のバンドマン・ジョー(トニー・カーティス)とジェリー(ジャック・レモン)は殺人現場を目撃してしまう。
 スパッツを親玉とするマフィア一味に追われる2人は、女装して名前を変え(ジョーは、ジョセフィアン、ジェリーはダフネ)女性オーケストラ一行に紛れ込み、マイアミ演奏旅行に出発。
 そんな中、ジョーは、オーケストラの一員・シュガー(マリリン・モンロー)に心引かれるていく。

◆感想<Caution!内容に触れています。>

・オッカナイ、大量虐殺シーンが序盤と最終盤にあるにもかかわらず、この作品はとても面白い。

・それは、スパッツを親玉とするマフィア一味に追われるジョーを演じるトニー・カーティスとジェリーを演じるジャック・レモンが、ガタイが良いのに、女装して女性オーケストラに紛れ逃避行に出る中、ジェリーが大富豪の老人オズグッド3世に惚れられちゃったり、ジョーがウクレレ奏者のシュガーに惚れられて彼もシュガーに惹かれていく様が面白いのである。クスクス。

・ジョーに至っては、上手くシェル石油の御曹司にもなって、シュガーと”キスをしても感じないんだ、哀しい過去があって・・。”などと宣いながら、真面目な顔でシュガーに何度もキスして貰ったり。クスクス。

・けれど、女性オーケストラが泊っているホテルにスパッツを親玉とするマフィア一味が「イタリアオペラ同好会」を名乗って、じゃじゃーんと登場。
 ジョーとジェリーはお得意のホテルのベランダから逃げ出すが、その姿をマフィア一味に見られてしまい、オズグッド3世のボートに乗り込んで逃げるシーンも可笑しい。
 オズグッド3世に、ダフネの恰好をしていたジェリーが、”金髪じゃない!と言って鬘を取り、女じゃない!と言っているのに、オズグッド3世は悠然と微笑みながら、”完璧な人間は居ない!”と言うシーンには大笑いである。

<今作は、マフィアから逃げるために女装したジョーとジェリーが巻き起こす様々な可笑しな出来事の展開もテンポが良く、とても面白いスラップスティックコメディである。
 ビリー・ワイルダー監督って、ホント凄いなあと思った作品でもある。>

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NOBU

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