テル・ミー・ライズ

劇場公開日

  • 予告編を見る
  • AmazonVideoで今すぐ見る
テル・ミー・ライズ
テル・ミー・ライズ
0%
42%
58%
0%
0%
採点

採点する

採点するにはログインが必要です。

新規会員登録

Check-inCheck-in機能とは?

Check-in機能を使うにはログインが必要です。

新規会員登録

0/120文字

(連携設定はこちら

解説

現代演劇界の巨匠ピーター・ブルックが、1968年にメガホンを取った3作目の長編監督作品。アレン・ギンズバーグのビート・ジェネレーションとブラックパンサーによる黒人解放闘争……カウンターカルチャーとポップカルチャーが交差する68年のロンドン。傷を負ったベトナム人の子どもの写真に戦慄を覚えた3人のイギリス人の若者が、暴力の負の連鎖を咀嚼し、自分たちが無力であることの現実を乗り越えようとする。戦況が激化したベトナム戦争を痛烈に批判した本作は、カンヌ映画祭に選出されながら、突然の取り下げにより上映中止となった。しかし、ベネチア映画祭に選出され、審査員特別賞次点とルイス・ブニュエル審査員賞の2部門を受賞した。本編の紛失により、長きにわたり幻の作品とされてきたが、2011年に本編が発見された。日本でも18年、製作から50年を経て劇場初公開される。

1968年製作/98分/R15+/イギリス
原題:Tell Me Lies
配給:キノフィルムズ

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

Amazonプライムビデオで関連作を見る

Amazonプライムビデオ

30日間無料トライアル 月額500円で映画見放題

Powered by Amazon

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3
  • 画像4
  • 画像5
  • 画像6
  • 画像7
  • 画像8

(C)Brook Productions 2012

映画レビュー

4.0嘘を言ってみろ?

kossyさん
2020年8月15日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 ノーマン・モリソンの焼身自殺はどれだけアメリカ市民に影響を与えたのか?アメリカ人は何も感じ取れない。むしろニュースが伝わったベトナムでの反響が大きかったという事実。その前にベトナム人僧侶が行った焼身自殺の映像もすさまじい・・・

 基本的にはベトナム戦争に反対する姿勢の作品だが、それを広く抗議デモにまで発展させるものじゃなく、一つの提議のようなもの。しかも、ミュージカル風だったり、ドキュメンタリー風だったり、実験的な作品でもある。出演者に言わせれば、役者が事実を伝えるセミ・ドキュメンタリーということになるのです。

 タイトル通り、ベトナム戦争に関して政治家が大々的にアピールするのは全て嘘。俺たちはそれを見破っているぞ!というテーマではあるけど、議論の的はイギリスがアメリカに派兵など戦争協力をするかどうかという点に矮小化。最後には政治家が「じゃ、代案出してみろ」と吠えて終わる。なんだ、今行われてる議論と変わりないじゃん・・・不気味だったのは、八紘一宇を唱えてた日本と変わりなかったことだ。

 教え通りに考えてみると、政治家は嘘ばかりというだけでなく、この作品自体のレトリックにも疑いを持たねばならないのが残念なところ。しかも、サブリミナル効果を使っているし、どこまでが俳優なのかもわからないし・・・

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 0 件)
kossy

3.0ベトナム反戦

2020年3月13日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

1968年のロンドン、ベトナム戦争反対や黒人差別反対を訴え、若者三人が活動するのを、ミュージカル仕立てで描く。
私が19歳の時、とても懐かしいが、世界はもっと複雑になってしまった。

コメントする
共感した! (共感した人 0 件)
いやよセブン

4.0ベトナム戦争を批判するピーター・ブルックの幻の作品

2018年9月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

イギリス演劇界の巨匠ピーター・ブルックが1968年に撮った3作目の長編映画とのこと。

セミ・ドキュメンタリーの体でベトナム戦争をストレートに批判する一方、映画的な表現も随所に散りばめられており、作品としての完成度は高い。

パーティーでの政治家たちとのやり取りは白眉と言える。50年経った今でも全く変わらない議論が交わされていることに愕然とする。

若者たちの無力感をもしっかりと伝える普遍性の高い傑作。実に貴重な発掘だ。

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 3 件)
エロくそチキン

3.5いまこそ反戦の意思表示が必要

2018年9月11日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

難しい

 1969年の発表というから、かれこれ50年も前の映画である。第二次大戦後に世界の警察となるという野望の取りつかれたアメリカは、キューバ危機後のソビエト社会主義共和国連邦との対立もあって、世界の様々な地域に軍隊を送り込んでいた。ベトナムでは多くの兵士が帰国後にPTSDを発症し、大量の自殺者を産んだ。彼らは熱帯雨林のジャングルに紛れるベトコンから時折手痛い反撃を食らい、ヒステリックな絨毯爆撃や枯葉剤の大量散布などを行なった。核兵器を使わなかったのは世界中でベトナム戦争反対の声が上がっていて、アメリカが世界から孤立するのを恐れたからだと一般的に言われているが、本当のところはわからない。当時の大統領がジョンソンでなくてドナルド・トランプだったら核兵器を使っていた可能性もある。
 本作品はコラージュのように世界各地の反戦運動を描写し、反戦歌も紹介している。残念ながら日本の反戦歌は登場しないが、日本にも、谷川俊太郎作詞、武満徹作曲の「死んだ男の残したものは」という名曲がある。戦争が齎す悲劇をストレートに伝えた歌詞で、武満徹のマイナーコード全開のメロディーが重苦しさを運んでくる。日本国内の反戦運動はベ平連を中心に広まり、70年安保で暴力的なデモの頂点を迎え、そして挫折という言葉と共に廃れていった。

 この映画のハイライトはふたつの焼身自殺だ。ベトナム戦争に対する抗議の自殺として、何度も報道に取り上げられているから知っている人もいるだろう。仏教の僧侶とクエーカー教徒の勤め人である。それぞれの宗教は自殺の動機とはあまり関係がない。戦争反対を華々しくセンセーショナルに主張したかっただけだ。彼らを英雄視する必要はない。
 ただ、人が自殺するにはかなり強い動機が必要だ。死の恐怖は苦痛のイメージと重なって、自殺者を逡巡させ、躊躇させる。しかし絶望があまりにも大きければ、死の恐怖も苦痛も気にならなくなり、人は簡単に自殺する。戦争による絶望がそれだけ大きかったということだ。

 戦争を扱った映画だから当然のことだが、悲惨な映像がたくさん流れる。人間の死は、兵士も子供も同じように扱われなければならない。一般市民の被害だけがことさら強調されがちだが、一兵士の死も同じようにひとりの人間の死である。将棋の駒が相手に取られるのとは違うのだ。その違いを理解しない人たちが、いまもなお戦争を始めようとしている。集団的自衛権の行使、特定秘密保護法の施行、共謀罪の成立など、日本でも戦争への準備は着々と進んでいる。いまだに発電を続けようとしている原発は、原子爆弾の製造所でもある。
 映画として面白い訳ではないが、いまこそ反戦運動の意思表示が必要だと思わせる作品であった。

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 0 件)
耶馬英彦
すべての映画レビューを見る(全6件)
関連DVD・ブルーレイ情報をもっと見る