旅立ちの島唄 十五の春

劇場公開日:

解説

「Seventeen」専属モデルでアイドルグループ「さくら学院」のメンバーとしても活躍した若手女優・三吉彩花の映画初主演作。沖縄本島から東へ360キロ離れた南大東島には高校がなく、中学を卒業して進学する若者は、必ず島を出てひとり立ちしていく。島唄グループでリーダーを務める中学3年生の優奈も、あと1年で生まれ育った島を出なければならない。家族と離れ離れになることへの不安や、未知の世界への好奇心を抱きながら、優奈は最後に島唄を歌いきって旅立とうと前進していく。両親役で大竹しのぶ、小林薫が共演。

2013年製作/114分/G/日本
配給:ビターズ・エンド
劇場公開日:2013年5月18日

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(C)2012「旅立ちの島唄 十五の春」製作委員会

映画レビュー

4.0思った通りにならなくても、その想いは届いている

2013年7月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

幸せ

必要以上に泣いたり笑ったり叫んだりしない。すーっと心にしみ渡る。ありそうでなかなかない、素敵な映画に出会えました。
高校進学のため、一年後に島を出ることになる島の女の子•優奈。彼女と彼女をめぐる人々の一年が、大東島の四季を織り交ぜながら丁寧に描かれます。彼女の家族はバラバラに生活しており、いわゆる「複雑な家族」。一年後の彼らの姿は、ハッピーエンドからは遠いかもしれません。けれども、実際のところ、親と子どもが平穏無事に同居している家族がどのくらいいるでしょうか。離婚率が高いという沖縄を舞台に据え、今にふさわしい普遍的なホームドラマになっているところがうまいなあと感じました。
うまいといえば、さすが井筒作品で共同脚本を重ねてきた監督さん。光る台詞がたくさんありました。優奈と秘密を共有してくれるにいにいや、旅立ちの島唄は泣いて唄っては意味がないと諭すおじいなど、魅力的な大人がたくさん登場するところもよかったです。
何より印象深かったのは、それぞれが互いのことを想い、長い沈黙と熟慮の末に選択したはずの事柄が、当人の思うような方向には奏功せず、むしろ逆の結果を招くところです。崩れるかと思った関係が繋ぎとめられ、修復かと思ったものが離れていく。それでも、想いはしっかり相手に届き、伝わっているはず。遠回りでも、意味がある結末なのだとしみじみ感じました。
「お前の居場所はここにはない」ー一瞬つめたく響く言葉ですが、何よりのはなむけなのだと思います。別れの寂しさを振り切りながら絞り出されたその言葉には、ぶっきらぼうな優しさがにじんでいました。

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cma

2.0孤島暮らしの悲喜こもごも

2024年6月18日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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odeonza

悪い噂が立つと閉鎖社会は地獄 郷に入っては郷に従えだけどね。

2024年6月18日
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鑑賞方法:VOD
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マサシ

3.5ローカルなかんじ

2023年3月28日
PCから投稿

YouTubeの登録が130くらいあるんだがそのなかに是枝三姉妹がいる。沖縄音楽のトリオで更新頻度は低いけれど上手だしピュアな感じがいい。おそらく沖縄には夏川りみや上間綾乃やネーネーズやKiroroややなわらばーのような、あるいはそこまでの知名度ではないローカルなシンガーやデュオやトリオが無数にいるんだと思う。

安里屋ユンタとてぃんさぐぬ花が好きです。山男なわたしにとって沖縄の女というだけでエキゾチックなバリューが生じるのと同時に独特な音階や空気に魅了される。

またはりぬつんだらかぬしゃまよ。一度は沖縄へ行きたいなあ。

沖縄本島から離れた南大東島は高校がない。進学のためには親元を離れなければならない。──そんな事情から通過儀礼となっている別れ=旅立ちを扱ったドラマ映画。

小林薫や大竹しのぶも配役しているけれど地元民をつかってローカル気配を出している。三吉彩花はうっとりするほどVividでたまゆらの少女時代がみごとに切り取られている。琉装で首里結いにしているとまるで人形だった。

子供たちはみんな三線や歌をならっている。日常が音楽と密接なつながりを持っていて、こんな感じだと音楽へ進む人も多いだろう。沖縄の音楽はほかのどこにもない沖縄だけの民間伝承ゆえに沖縄の人が音楽をやるのは自然だと思った。

大げさな主張や弁解がなく、タイトル「旅立ちの島唄〜十五の春〜」の通りの映画。ウィキによると厚生労働省社会保障審議会推薦児童福祉文化財として推薦されている。
また(ビターズ・エンドの配給品に一貫性があるわけじゃないが)なんとなくビターズ・エンドっぽい笑。

妙に覚えていることは島に係船岸がないこと。人が船に乗るとき護岸でパレットに乗ってクレーンで吊って船に移す。
海のことも港のことも知らないしろうとかつ山男の感想だが、その様子がひじょうに不効率に感じられ、桟橋つくろうぜ。とか思った。

船側と岸側の別れのシークエンスを構成したいとき、パレット乗ってからクレーンで移していると絵にならない。──ような気がしたんだ笑。

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津次郎

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