三吉彩花が「狙いうち」を歌い踊る!矢口史靖監督作「ダンスウィズミー」現場ルポ : 映画ニュース

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三吉彩花が「狙いうち」を歌い踊る!矢口史靖監督作「ダンスウィズミー」現場ルポ

2018年11月15日 12:00

歌って踊れる女優・三吉彩花!「ダンスウィズミー」

歌って踊れる女優・三吉彩花!
(C)2019「ダンスウィズミー」製作委員会
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[映画.com ニュース]矢口史靖監督の10作目にして初挑戦となるミュージカルコメディ「ダンスウィズミー」がこのほど、クランクアップ。主演の三吉彩花が、山本リンダの名曲「狙いうち」を歌い踊るミュージカルシーンがお披露目された。同作は音楽を聞くと、“歌って踊りたくなる”という催眠術にかけられた一流企業のOLが巻き起こす騒動を描く。クランクインの1カ月前から歌とダンスをレッスンし、ミュージカル映画に初挑戦する三吉は「スーパー大変ですよ」と告白した。(取材・文/平辻哲也)

モデルとして活躍し、「旅立ちの島唄 十五の春」「いぬやしき」で女優としても頭角を現す三吉が演じるのは、東京・丸の内の一流商社で働く鈴木静香。ある日、「マーチン上田」と名乗る催眠術師に「音楽が流れると、歌わずに、踊らずにいられない」という催眠術を掛けられてしまい、その翌日から、携帯の着信音、電車のホーム音、テレビから流れてくる音、街中で流れるどんな音楽でも歌って踊ってしまう体になってしまう。このままでは会社で憧れの「村上さん」と一緒に仕事ができない。催眠を解いてもらうため、静香は行方不明になったマーチン探しを始める…というストーリー。

ウォーターボーイズ」でのシンクロナイズドスイミング、「スウィングガールズ」でのジャズバンドなど、俳優に厳しい特訓を課すスタイルを取ってきた矢口監督。本作でも三吉ら出演者はすべての歌とダンスを吹き替えなしで挑戦するため、クランクインまでレッスンを行い、撮影に挑んだ。この日は東京・八王子のレストランでのロケ。静香が憧れの村上さんとデートし、別れるきっかけになるシーンの撮影だった。

睡眠術にかかった静香が、楽団の曲に反応し、突然「狙いうち」を歌い、踊りまくる。レストランの客たちは「店の演出か」と喜んでいるが、催眠状態の静香はテーブルクロス引きをやったり、ポールダンスを見せたりするという見せ場だ。あらかじめ録音した三吉が歌う「狙いうち」が流され、テーブルの間を駆け抜けながら激しいダンスを見せ、テーブルクロス引きも一発OKの神業を見せていた。


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アイドルグループ「さくら学院」の元メンバーで、特技はダンスの三吉は、約500人の候補から抜擢された。劇中では、ジャズとバレエの要素が入ったクラシカルなものからヒップホップまで、バラエティあふれるジャンルのダンスを披露する。「スーパー大変ですね。歌も踊りもジャンルが幅広いですが、全部催眠術にかかっている中で演じているので、なおさらです。(シーンには)それぞれコンセプトがあって、それを自分の内側から引き出していかないといけない。でも、催眠術にかかっていることも忘れてはいけない。毎回、戸惑いながら、監督に聞きながら、やっています」と話す。

もともとミュージカルは好きで、映画や芝居も見ていた。「メジャーなところだと、(ヒュー・ジャックマン主演の)『グレイテスト・ショーマン』が好きです。サントラを聞きながらカラオケで歌ったりもしています。舞台だと、ミュージカルというよりは、エンタテインメントという感じですけど、『劇団新感線』や『地球ゴージャス』が好きです。舞台は生でお客さんが見ている中やるので、すごいなあと思っています」。

クランクイン前から、歌とダンス漬けの生活を送っていた。「ヒップホップは小さいときにやっていたので、なんか懐かしいなって思いながらやっていたんですけど、180度違うジャンルのジャズは難しいですね。ジャズとバレエ要素が入ったものは体の芯をしっかり使いながら、柔らかく使う。体がかたいので、家では少しでも柔らかくなるようによく柔軟をやっていました」と語る。

一方、矢口監督は三吉の起用について、「今、日本にいる女優の中で、歌と踊りの両方やれる人は珍しいです。さらに容姿端麗で、丸の内にいるキラキラOL役にもぴったり。こんな条件に収まる人は簡単に見つからない。三吉さんが現れてくれて、よかった。三吉さんには、時間のある限り歌とダンスの練習をやってもらい、確定した曲の振り付けから覚えてもらいました。現場に入っても、更に振り付けに変更がでる。それでも対応できるんだから、すごいと思います」と絶賛する。


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ウエスト・サイド物語」や「サウンド・オブ・ミュージック」など、日常の中にミュージカルシーンが取り込まれた作品が好きだという矢口監督。ミュージカルはかねてやりたいジャンルだったそうで、「スウィングガールズ」の一部にもミュージカルシーンを入れようと考えていた。しかし、プロデューサーから「大変すぎる」と言われ、断念。しかしいつかは必ず作りたい、とアイデアを模索していたという。

「いつか必ず作ってみたいと考えていましたが、しかしなぜ突然、歌って踊るのか? ということには疑問を持っていました。日常が突然ミュージカルになったら、そりゃ変ですよ! しかも自分がその当事者だったら社会的に絶対にアウトです。そこで催眠術をきっかけにしたらいいんだというアイデアを思いつき、これならミュージカルが苦手な人たちの疑問にも答えられると思ったんです」と明かした。

ミュージカルは「普通の映画の10倍大変」と語る。「全部が手さぐりです。歌やダンスの練習は誰に任せればいい? 選曲はどうする? 現場で歌を録音するのか? カメラ目線はアリかナシか? 普通の映画にはない悩みが沢山あって、訳がわからない。ダンス、歌、録音、音楽編集のエキスパートに準備段階から入っていただき、どうやったらうまくいくのか、毎回教えてもらいながら撮っています。映画が公開されて結果が出れば、このやり方で間違っていなかったということになるんでしょうが……。今日のシーンはレストランで男女が食事し、2人が別れるきっかけになる場面。なんてことはないワンシーンなんですが、撮影に4日もかかるんです。多分、しばらくミュージカルは撮れないです。作る大変さを知ってしまうと、なかなか手が出ないかもしれない」と話していた。

ミュージカルはまさに新境地というべきジャンルだが、「かつて自分がよく作っていた、主人公がとんでもない災難に遭うタイプの映画と、本来は食い合わせが悪いはずの『ウォーターボーイズ』などの音楽いっぱいの楽しいエンタテインメントをハイブリッドにした感じです。とっても楽しい歌と踊りのミュージカルなのに、主人公が抗えない状況に陥って苦悶する。そんな2つを合体させる作業は大変ですけども、スリリングで、楽しい」と矢口監督。ヒロイン同様、苦悶しながらも映画製作を楽しんでいるようだ。

ダンスウィズミー」は7月24日から10月4日まで都内各所で撮影のほか、新潟、函館の地方ロケを終え、年明けに完成。キャストも順次発表される。ワーナー・ブラザース映画の配給で2019年に全国で公開。

(映画.com速報)

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