ゲットバック : 特集
「エクスペンダブルズ3」出演決定の報も飛び出したニコラス・ケイジが、その「エクスペンダブルズ2」でメガホンをとったサイモン・ウェスト監督と「コン・エアー」以来のタッグを復活させ、会心のサスペンス・アクションを作り上げた。愛する娘を取り戻せ!──11月10日公開「ゲットバック」とニコラス・ケイジに迫る!
「コン・エアー」「ザ・ロック」「フェイス/オフ」のアクション演技が再び──
「エクスペンダブルズ3」参戦決定!?のニコラス・ケイジが放つ《愛娘奪還》アクション!!
■近年の作品イメージを吹っ飛ばす──
ニコラス・ケイジ会心のサスペンス・アクション最新作!
叔父は名匠フランシス・フォード・コッポラ、叔母は女優のタリア・シャイア、そして祖父は音楽家カーマイン・コッポラと、まさに芸能の名門といえるコッポラ家の出身で、95年には「リービング・ラスベガス」でアカデミー主演男優賞を獲得。“オスカー俳優”という肩書きを武器に、ドラマ作品で活躍する“名優”のポジションも狙えたのに、いまやアクション、SF、サスペンス、ファンタジーなど、あらゆるジャンルで大活躍を見せる男が、そう、ニコラス・ケイジその人だ。
「フェイス/オフ」「ナショナル・トレジャー」ほか、すっかりハリウッド大作の“顔”となったケイジだが、近年の作品群の中には、ちょっと“微妙”なものもチラホラ……。だが、今回は心配御無用。最新作「ゲットバック」は、タイトル通りに大切な娘を取り戻す“奪還(=ゲットバック)アクション”。愛する者のために突き進むニコラス・ケイジが帰ってきた──近年のイメージを吹っ飛ばす、会心のサスペンス・アクションなのだ。
身代金のためなら銀行強盗だって惜しまない!
「96時間」を超える“最強の父親”誕生!
今回ケイジが扮するのは、全米屈指の銀行強盗ウィル。8年間の刑期を終えて、愛する娘アリソンとの関係を修復しようとした矢先、彼女は何者かに誘拐される。誘拐犯の要求は、8年前の犯行時に消失した10億円を12時間以内に引き渡すこと。いまだにウィルを監視するFBIの目をかいくぐり、犯人と娘の行方を追いながらも、身代金を用立てるための新たな銀行襲撃を画策する。短すぎるタイムリミットと孤立無援の戦い。まさに「96時間」を超える“最強の父親”の誕生だ。
監督は「エクスペンダブルズ2」のサイモン・ウェスト=「コン・エアー」の最強タッグ再結成!
メガホンをとったのは、「エクスペンダブルズ2」のサイモン・ウェスト監督。最強のアクション・エンターテインメントの洗礼を受けただけではなく、彼は「コン・エアー」ですでにケイジとのコラボレーションを経験済み。巨大な囚人護送機による大胆不敵なスカイ・アクションという大ヒット作ですでに培われた強力タッグが、この「ゲットバック」で再結成を果たすのだ。「エクスペンダブルズ」「メカニック」をヒットさせた製作陣のバックアップも心強い。
“銀行襲撃”“愛娘救出”のサスペンスとアクションが見事に融合!
強盗映画のクライム・アクションと誘拐映画のサスペンスが見事な融合を果たすのも、「ゲットバック」の必見ポイント。「ヒート」「ザ・タウン」「バンク・ジョブ」ほか、傑作を挙げるとキリがない“銀行襲撃”ものに、「96時間」「マイ・ボディガード」「身代金」ほかの“人質奪還”要素が注入。オープニング一発、見事な銀行襲撃が描かれれば、序盤早々に娘が誘拐され、壮絶なサスペンスへとなだれ込んでいく。野心あふれるハイブリッド作の誕生だ。
愛する娘を救うために全身全霊をかける父の姿に感動必至!
怒涛のアクションを展開しながら、マッチョな典型的アクション・ヒーローとは一線を画すのがニコラス・ケイジ。潤んだ目で、どこか“守ってあげたくなる”雰囲気を醸し出すのは、やはり演技派出身のたまもの。“ハリウッドで一番困った顔が似合う男”との異名も取るだけに、観る者のケイジへの感情移入度はハンパじゃない。愛する娘を求めて汗と血にまみれ、必死の形相で走り回る姿は、“娘に注ぎきる父親の愛”そのものだ。
■映画.comがニコラスの真髄がほとばしるベスト5を選定!
そして「ゲットバック」でも、あの“怒らすケイジ”が始動!!
オスカー受賞の演技力をバックボーンに、荒唐無稽なアクションやSF、ファンタジーでさえ、出演することで説得力を持たせてしまうのがニコラス・ケイジ。決してヒーロー然とはしていないのに、数々の危機的アクションを乗り越えていくその姿は、いまやハリウッドで唯一無二の存在感とキャラクター性を確立させている。そんなケイジの演技力とアクション力が堪能できる“ベスト5”作品を、映画.comがセレクト。魅力あふれるケイジの姿を振り返りつつ、怒りとともに爆走するケイジが帰ってくる「ゲットバック」に期待しよう。
<「ニコラス・ケイジ真髄作」ベスト5>
■祝!「エクスペンダブルズ3」出演内定!?
愛すべき僕らの大スター、ニコラス・ケイジ“事件簿”
日本好きだったり、アメコミマニアだったり、ついつい無駄遣いしがちだったりと、映画に登場する姿以上に、プライベートにまつわるエピソードが映画ファン心をくすぐるニコラス・ケイジ。すでに“愛されキャラ”“イジられキャラ”としても高い人気を誇る彼の面白エピソードをここに紹介!