リービング・ラスベガス
劇場公開日 1996年9月14日
解説
ジョン・オブライエンの自伝的小説を原作に、アルコール依存症の脚本家と娼婦の破滅的な愛を描いたラブストーリー。ハリウッドの脚本家ベンは酒が原因で仕事を失い、妻子にも逃げられてしまう。自暴自棄に陥った彼は、死ぬまで酒を飲み続けようとラスベガスへ向かう。ある夜、ベンは路上で出会った娼婦サラと一夜をともにする。ギャングの彼氏におびえながら暮らしていたサラは、ベンの優しさに惹かれていく。やがて2人は、互いの生活に干渉しないという約束で一緒に暮らし始めるが……。主演のニコラス・ケイジが第68回アカデミー賞で主演男優賞を受賞。共演に「ベスト・キッド」のエリザベス・シュー、「眺めのいい部屋」のジュリアン・サンズ。「背徳の囁き」のマイク・フィギス監督がメガホンをとった。
1995年製作/112分/アメリカ
原題:Leaving Las Vegas
配給:日本ヘラルド映画配給(パイオニアLDC提供・協力)
スタッフ・キャスト
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2022年7月3日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波
主人公も彼女も、今に至るプロセスをできるだけ排除して、今の姿を見せているところが秀逸。何か理由をつけて、だからこうなったと不幸な境遇を意識付けようとするが、すぱっと排除したのは立派。
何としても酒をやめない主人公。その頑なな意思があれば、死なずに酒が止められたと思ってしまう。冴えないアル中をニコラス・ケージはさすがの演技。ただ、映画ではここが限界なんだろう。反吐の臭いとか汚い部屋の様子までは伝わり切らなかったな。
エリザベス・シューは良かったね。高級感ある娼婦を演じていて、どうして彼女が彼に惚れて尽くすのか、判ったようで分からない感じがいいね、
2022年5月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
ムード漂う音楽が執拗に流れる理由は監督が音楽も担っているからか、当時にしても今でも古臭くメロウな雰囲気がダサく思える。
腹上死での結末と捉えて良いのかしら、何とも腑に落ちない半端な終わり方のようにも、死にたいから呑むのか、呑みたいから死ぬまで呑むのか、覚悟が伝わらないニコラス・ケイジの潔さが潔くない、これだけ受け入れて追い出す理由が商売敵、ポン引きから解放されるのもアッサリと、この二人が堕落する説得力が足りない。
チャールズ・ブコウスキー脚本の『バーフライ』と原作の『酔いどれ詩人になるまえに』を引き合いにミッキー・ロークとマット・ディロン、本作のニコラス・ケイジとコッポラ監督作『ランブルフィッシュ』での三人でもあり、デニス・ホッパーは本物、皆んながアル中でもある共通点!?
2021年8月17日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
酔っ払った雰囲気を味わえる映像と、どうしようもないアル中の主人公。ニコラス・ケイジにシリアスな役は似合わないなぁと思っていたら、にじみ出るコミカルな面が感じられるシーンが何箇所も出てくる。
ヨッパライはこれほどまでに近所迷惑になるんだな。スティングの歌が心地よい・・・♪
2021年6月6日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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アルコール依存症の為、仕事も妻子も失った元脚本家ベンをニコラス・ケイジが熱演。離脱症状に苦しみ、浴びるように飲酒を重ねるその姿がやるせない。
ベンに献身的に尽くすセクシーで美しい娼婦サラを、エリザベス・シューが魅力的に演じていた。密かに涙を流すその姿が切ない。
原作者のジョン・オブライエン自身もアルコール依存症に悩まされていたとの事。人生を破滅しかねないアルコール依存症の恐ろしさがリアルに描かれていた。
熱演のニコラス・ケイジ、今春日本人女性とご結婚されていたのですね。(←驚きました👀)
ー俺は君とただ話したい
BS - 12を録画に鑑賞(字幕版)
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