アルゴのレビュー・感想・評価
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映画としては完璧すぎる!!
なんか色々と素晴らしい映画だった。映画として完璧な出来だと思う。嘘のような事実を映画として残し世に送った。緊張感、緊迫感ありの演出。実話であることの演出。冒頭でアメリカが悪いとしっかり伝えること。色々と映画として完璧であった。ストーリーも面白いし、なんせ偽映画で救出するという嘘のような事実も面白い。とても人にオススメするにはもってこいな映画だった。本当によくできている。実話を忠実にと言ったらどうなのかなと思うかもしれないが映画としての作品は本当に完璧である。こういう事があったという事実を知れることも大きい。これは誰かにオススメしたくなる映画だった。4.5
緊迫感のある映像と詐欺行為の用意周到な準備の面白さ
総合85点 ( ストーリー:85点|キャスト:80点|演出:90点|ビジュアル:80点|音楽:65点 )
題名からしてギリシャ神話かと思っていたら全く違っていた。
国難において任務遂行のために実際にCIAによって計画された出来事を描いているが、何が起きていたのかその舞台裏を見せてくれるのが実に興味をそそるし面白い。真実性を出すために、映画の撮影のためといって実際に事務所をかまえて映画作成用に脚本を買って広告を作り制作発表をするという手順まで完全に整えていく下準備が凄い。『スティング』の詐欺計画をも思い出させるが、イランを騙すためなのだからこれもある意味で詐欺である。
そして緊迫の状況を見せる演出が良い。撮影はイランではなくトルコで行われたそうだが、まるで当時の現場を撮影した記録映像であるかのような迫力のある映像になっている。怒り狂うイランの大衆が過激な行動に出ているのが怖いし、本当に大きな出来事が起きて危険な状況になっているなというのが伝わってくる。空港の場面は盛りすぎて白々しさもあったが、全体に質はかなり高い。
かなり面白かった。『ザ・タウン』『ゴーン・ベイビー・ゴーン』等、ベン・アフラックは緊張感のある雰囲気を描くのが上手い。本作もそれを受け継いでいて、今まで観たベン・アフラック作品の中でも一番気に入った。
冒頭できちんとアメリカの悪さを伝えている
冒頭できちんとアメリカが石油利権を取り戻すために圧政をしいた独裁者を支援していた事、それがイラン人にバレて暴動になりアメリカ人への敵意になっている事を説明している。これは評価して良いと思う。
また、イラン側の表現もほぼ実際に起きていて写真や映像に残っているもので構成され、過度な演出でイランを悪印象に持っていこうとしていない。
そういった理性的な演出の中で、これだけ面白く出来るのは凄い事ではないだろうか。
映画作品としては良作
実話を基に…という作品にありがちな退屈さや中だるみは皆無。
冒頭から、張り詰めるような緊迫感が非常にうまく演出されていると感じました。
だからこそラストの解放感というか、安堵感が際立っています。
終始ハラハラドキドキ。映画作品としては非常に良いと思います。
でも、ほぼ一方的にイランを悪者扱いするのはいかがなものでしょう。
確かに暴徒化した人たちに正義なんて無いのだけれど…。善悪って難しいですね。
結局アメリカ推し
イランをわざと英米が混乱に陥れ、英米の思惑で立てたパフラビ国王が贅を尽くし国民を苦しめる国政だったため、反体制派のホメイニに国王が変わった後も、国民が癌のパフラビを受け入れたアメリカに暴動を起こし、アメリカ大使館に押し寄せる。
人質の一部6人はカナダ大使館に脱出するが、シュッレッダーにかけられたアメリカ大使館の顔写真付き職員名簿が復元されれば6人は反逆罪の拷問で命が確実に危ない。
そこで、ベンアフレック扮するCIAの救出専門家と、それを信じてシナリオを叩き込んだ6人が身分を偽証し、すんでのところで脱出する。
実際どれくらいの緊迫感だったのかわからないが、あと何か1つでもうまくいっていなければ間に合っていなかったであろう緊迫感が手に汗握る。テンポが良くてとても面白かった。ハリウッドの裏側の言ったもん勝ちのようなうさんくさい空気感も出ていて良かった。製作監督でもあるベンアフレック、すごいなぁ。ジョージクルーニーもプロデューサーの1人。
でも、結局、アメリカ万歳、CIA万歳な展開で、イランの反体制派の人々は怖い印象で終わってしまう。英米のせいでおかしな国政となり、生活や家族や人権を奪われた貧困生活に声をあげた国民が、アメリカ兵に殺されたりした理由があって暴動が起きている事は、最初のアメコミ風プロローグのみ。撮影は1度もイランに行っていない。それも、アメリカが、イランが核兵器を持っていると因縁をふっかけて経済封鎖していた時期だから。アメリカっぽいなと思った。大活躍したカナダ大使館の家政婦さんが、イラク亡命、損なくじ。
スリリングな実話
イランの宗教観を無視し、西欧化を図ろうとして国外追放された要人を米国が保護。その人物を保護した米国に反発した過激派がイランの米国大使館を襲撃。その際に隙を見て逃げ出した6人のアメリカ人大使館を過激派にバレずに救い出そうとする。
っていう実話。
むっず笑。理解しようと見直しながら見たから3時間くらいかかった笑。
敵地のど真ん中に6人を救出に向かうようなもんだから緊迫感は充分。向こうの言葉は字幕に出ないから何を言ってるかわからない。言葉がわからないまま怒鳴られるのは相当こわいってのがよくわかる。車で群衆をかき分けて進むシーンでも大勢の人から車をバンバン叩かれたりとめちゃくちゃ怖いんだろうなと思った。
映画製作のスタッフに6人を溶け込ませ、脱出するといった内容だったけど実際には映画撮影ではなく、その前のロケハンを行い、映画撮影をしようとしているという痕跡?をイランにて残し、彼ら6人がイランにいたことを正当化し、帰国する。といった感じの救出作戦みたいだった。
こんなことがホントにあったんだなぁと驚く作品。この一連の事件でカナダと米国が理想的な国際協力モデルをとることができたっていう最後の解説がすごいわかりやすかった。
ベンアフレックの役者だけでなく、監督の才能もすごいんだなとも感じた。
終始ハラハラドキドキの実話映画
1979年にイランのテヘランで起きたアメリカ大使館襲撃事件の舞台裏。
最初から最後までハラハラドキドキで面白かった〜。
この嘘みたいな話が実話だっていうだけで、すごい!!と思っちゃう
ベン・アフレックは、エンターテイメントとしての映画の面白さ、作り方をよくわかってる人だなぁ〜と思った。
登場人物としては、アラン・アーキンと、ジョン・グッドマンのハリウッドコンビが良かったな。
こんな事件があったとは
恥ずかしながらこの映画を観るまで
こんな史実、事件があったこと、しりませんでした
映画をみたおかげで、パフラヴィー政権などに興味をもち
しばらくウィキペディアを見ました
こんな出来事があったんだ…と、ただただ唖然
だいぶ脚色してるだろうし、
未だに公表してないこともたくさんあるでしょうけど
歴史の中のひとつの事件として興味深かったです
緊張感有り
事実が多少脚色されてるとかは別にどうでもいい
が最後の脱出劇はまぁ正直無理矢理感は有る
結局撃っちゃえば止められるので
それにあの家政婦はどうなったんだろうか?
こういうのを見ると日本の場合も隠されてるだけで何か大きな秘密作戦などを実施しているのか気になりますね
ベン・アフレックを見直した作品。
ベン・アフレックが 監督・制作・主演を務めた作品。
1979年11月14日 イランの首都テヘランで、過激派グループにより アメリカ大使館が占拠された。
職員は、慌てて書類をシュレッダーにかけ、大使館の職員6人だけが逃げ出すことに成功する。
そして、カナダ大使の自宅にかくまってもらっていた。
しかし、逃げ出したことが分かりシュレッダーにかけた書類が復元されれば公開処刑は免れない・・・。
そこで国務省は CIAの人質奪還のプロ、トニー・メンデス(ベン・アフレック)に、カナダ大使宅にいる6人を救出するよう命じる。
そこでトニーは、ニセの映画をでっちあげ、カナダ人のロケハン クルーに仕立て脱出をさせようと考えた。
知人のジョン・チェンバース(ジョン・グッドマン)、大物プロデューサー レスター(アラン・アーキン)に協力を依頼し、単身~イランへ飛び立って行った・・・。
当時の映像を交えたり リアルに表現していてなかなかでした。
っていうか、ベン・アフレックって良いイメージなくて、そんなに好きじゃないし、作品にも あんまり興味持てなかったんだけど
この「アルゴ」観て チョッとイメージ変わったかも。
終盤のドキドキ感は、スゴかった。
次々起こる 緊急事態に ドキドキ・・・ヒヤヒヤ・・・。
それだけに、飛行機が飛び立ったシーンでは心の中で拍手しました。
アルコールOKの機内アナウンスが流れたとこでチョッと・・・泣いちゃったねー。
DVDが出たら、また観たいなーって思いました。
「もうすぐ終了」の作品だけど、劇場内は 満員でした。
私は ”エンドロール最後まで観る派” ですが、普段は さっさと出ていく人が多いんだけど
今日は、ほとんどの人が エンドロールが終わって館内が明るくなるまで座ってたのには驚きました。
映画の余韻に浸るのって良いですよね。
多少着色されているそうだが、こんな馬鹿げた救出作戦が本当にあったと...
多少着色されているそうだが、こんな馬鹿げた救出作戦が本当にあったというのだから驚きだ。
歴史について教えてくれる良作品だと思う。
最近イスラーム圏も問題になっているし、見ておくべき一本
娯楽作品として大成功
イラン革命時に取り残された米国の大使館職員を脱出させるために、偽の映画製作をでっち上げて、そのロケハン・クルーとしてイランから出国させたという事実に基づく。このようなまさに映画的なエピソードを映画化しない手はない。
事実はおそらく違ったであろう誇張した、あるいは馬鹿げた表現への批判は多々あろう。
しかし、この作品のモチーフ自体がその隠喩ともなっているが、「そもそも映画とは嘘っぱち」なのである。
この映画の優れて映画的なるところはその撮影方法や表現方法にある。まるで当時のニュース映像を観ているかのような緊迫感あふれる8ミリでの撮影。群衆に包囲された米国大使館と、ビザの申請に来た人々の微動だにしない無言の静けさとの対比。処刑が明日とも知れぬ人質たちの状況と、辛辣な皮肉に満ちたワシントンやハリウッドの人々の描写はまるで別の作品を見ているようだ。
そして、極めつけは最後の空港での出国手続きのシークエンス。搭乗券の発券から始まり、出国審査や革命軍兵士による審問など、脱出する側の動きは遅々として進まない。これに対して、イラン当局側がロケハンの正体を見破る動きは加速して、小銃を持った兵士から審問を受ける大使館員たちの恐怖と焦燥感が伝わってくる。
この作品が成功した要因の一つが、国際政治上の重要な事件を題材にとっているにも関わらず、イラン/イスラム教側とアメリカ側、そのどちらの政治的文化的な価値観からも距離を置いているということだろう。肩入れしている価値観があるとすれば、主人公のCIAスパイの使命感とイラン当局のスパイは一人たりとも生かしてイランを出国させないという信念だろう。
政治や文化の価値観を画面から排除し、救出する側、救出される側、それを追う側を、それぞれ異なるトーンで淡々と描いたところに、この映画の娯楽作品としての成功がある。
現実、自分の身にはに起こらない事すぎて最初はイマイチ入り込めなかっ...
現実、自分の身にはに起こらない事すぎて最初はイマイチ入り込めなかったが、話が進むにつれて半端ない緊張感‼これが実話ってことがすごい。
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