アルゴのレビュー・感想・評価
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あれ、これで終わり?
アカデミー作品賞も受賞している、実話を元にした在イラン米国大使館員の脱走劇。ハリウッド映画のスタッフに扮してイランから国外に出るまでを描く。ところどころで、バレてしまいそうでハラハラする場面が続き、緊張感があるものの、なんかすごく盛り上がるわけでもなく、あれ、もう終わり?という感じでした。脱出するメンバーの描写があっさりしてるので、あまり感情移入はしなかったな。
ハラハラドキドキしたいあなたへ!!
実話をもとにしていることもあり、
このハラハラ感は本物!!
心臓に悪い!!けどおもしろ!!
と思って2,3回視聴。
その後、実話のエピソードを調べてみると、
あれ、実際はここまで緊迫してない?
バザールとか本当は行ってないの?
と、あまり知りたくなかった情報がチラホラ‥
(詳しく知りたい方は「ARGO 実話」でググってみてください)
とまあ盛られてるにしろ、
ハラハラ感は楽しめるのでおすすめ!
冒頭10分、大使館機密書類処分が好き
冒頭10分に最大の価値がある
公開当初に視聴していたが
2021年アフガン崩壊で思い出し再視聴
やはり大使館の機密書類処分シーンが印象的
主人公の登場シーンがいい、テイクアウト容器が転がる部屋で、スーツのままベッドに突っ伏して寝ている中、電話で起床させられる・・・
美術、ヘアスタイル、ファッションに至るまで当時の空気感が感じられる
随所の色んな家電、古い電話がいいので注目してほしい
ハリウッドサインの老朽化が歴史に忠実だがインパクトあり
台詞回しがかっこいい
最後の作戦資料格納シーンが刺さった
昔見たときはそれほど面白く感じなかったが見返してみたら実に面白かった。
倒錯した「劇中劇」
政変の犠牲になった駐在大使を救う使命を帯びて、一見バカバカしいとしか思えない作戦を大真面目に遂行していくCIAエージェント。
その作戦とは、映画のロケハンに見せかけて彼らをスタッフになりすまさせ、国外に脱出するというもの。
こんなことが、本当に実行されたというのだから驚きだ。
映画は、ご存知の通り、高い評価を受けているので揺るぎないものに違いないが、個人的にはもう少し掘り下げて欲しかった。
例えば、なぜアメリカ人は処刑の対象になってしまうのか、拘束された6人はどういう立場で、なぜ動くことができないのか、そして、誰が(なにものが)彼らを追うのか。など、なんとなくぼんやりとしか理解できなかった。
ハリウッド映画は、国境を越えて様々な人に希望を与えてきた総合芸術だ。今作は、架空の映画が、文字通り人の命を救ったという「おとぎ話」なのだ。
よく「劇中劇」の形式で語られるストーリーはあるが、今作のように倒錯した「劇中劇」は前例がないであろう。
それが、批評家にうけた要因なのだろうか。
私は、楽しめなかった。
2013.9.27
この緊迫感は久しぶり
まず、これが事実に基づく映画とはかなりの驚きだった。6人が無事生還できるとわかっていても、最後までハラハラドキドキだった。特にラストの空港のシーン、ある程度は脚色してあるだろうが、飛行機が離陸して無事イラン空域外に出た時は、究極の脱出映画のように思わず感動してしまった。
それにしても、このCIAの主人公と6人を自宅にかくまったカナダ大使は素晴らしい。もしばれたら自分たちも殺される可能性があったはずなのに。こんなハイリスクなことは到底私にはできないと思った。ある意味では、人質を救出したランボーのような人間だ。もちろんランボーのほうはフィクションだけど。
正統派スリラー
とにかく面白いです。最後成功するのは初めからわかってるんだけど。なぜ面白いか、説明するの難しいですね?結局脚本褒めるか、演出がいいっていう掴みどころのない感想しかいえませんから。
ハリウッドの二人がカッコ良すぎて、オスカーではそのへんも受けたんでしょうね。私は好きですけど。
あと、DVDの特典で元大統領出てきて正座しちゃいました。共和党だけど。
偽映画で人質救出作戦。
そもそもこの作戦自体がめっちゃフィクション的だけど事実という時点で、この映画の全てが事実と信じそうになるけど、さすがに大統領の承認とか、反乱軍が追ってくるのが全部ギリギリなのはフィクションっぽいよね(全部事実に基づいてたらごめんなさい)。てか出国手続き通った時点でもう安全たと思ってたんだけど、この時代のイランは違うのかな?
最初にそもそもこうやって大使館占領された原因は英米が石油のとれるイランを利用しようとしたからだよって暗示されてるとこも好き。
CIA職員(救出のプロ)による自国民の救出作戦劇
所々、自分の作った作品を馬鹿にして笑いを取りつつも(Argo fuck yourself!)、結末はこの作品の背景を考えれば分かりつつも手に汗にぎるような緊張感がぴんと張り詰めている作品。同性から見てもイケメンなCIAの奪還のプロであり今作の主役であるトニー・メンデス(俳優:ベン・アフレック)の活躍や葛藤を見ていても面白いのだが、個性の強い映画プロデューサー(レスター・シーゲル、俳優: アラン・アーキン)や協力者ジョン・チェンバース (ジョン・グッドマン)を見ていても面白い。しかし、作品は2hrに作戦のあらましをギュッと押し込んだ形と為っている為、人物の深堀りは無く、緩急ある物事の連鎖をジェットコースターに乗りながら楽しむという形で鑑賞することとなり、見終わることでアルゴとは何だったのかが分かる仕掛けである。見ている中で所々その緩急を強めるために話をもったやろと思うところはあったが(wikipediaを見れば事実と異なる処が簡単に紹介されている)、それはそれで楽しめた。ラスト、航空機が離陸した後、皆が感極まる処は、涙こそでないが胸がツーンとするような共感を得ることができた。最後に、この作品は六人の自国民の命を知恵を駆使して救う事をテーマとして描く事だけにフォーカスを入れているため、その背景はこの作品からは背景でBGMのように流れるニュースからしか分からず、事前にそういう知識が無い上でよりこの作品を理解したいのならば他で調べる必要がある事に留意されたい。
映画史上、最多層構造
嘘と本当が拮抗した本当の一瞬が、そもそも嘘な映画という形で再現され本当の私が乗せられる。
嘘の映画を撮る玄人男を演じた実在の素人男を、実在の俳優として演じ演出する新米監督。
という映画史上最多層構造を愉しんだのだと思う。
だが再見時は案外楽しめず。
これまでの人生で最もドキドキした映画
どうしても高評価のレビューを残したくなる、実話をもとにした映画
コロナで緊急事態宣言が出ていたころ・・・
イオンシネマでは、ほぼ過去のジブリ映画しか上映していない中
珍しくポツンと実写映画が上映されているので
レイトショーの時間帯に観に行きました。
観客は私以外では、男性が1人だけ
開始時間に遅れ、席に座るころにはもう暴動のシーン。
米大使館に侵入しようと、雪崩のように押し寄せてくるデモ隊
これが超リアルで、いきなりドキドキMAXでした。
その後、何度も訪れる緊迫感
ヤバい、見つかる!、バレる!、捕まる!
自分も劇中に入り込んで最後までドキドキを体感する
それが、この映画の魅力です。
絶対おすすめ!!
この映画を観て思ったのは、
幽霊より、エイリアンより、
リアルな人間のほうが怖いということでした。
祝ベン・アフレック復活
『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』(もしくは『アルマゲドン』)以降、それを超えられないでもがいてるような印象を勝手に抱いてたけど、やはり、地力のあるフィルムメイカーなのね。
私が生まれた年にこんな事件があったこと、業界でも名の知れた人たちがこの作戦に力を貸していたことにも驚いた。
そして、最後は助かるとわかっててもハラハラ。
オスカー取るほどかどうかはちょっと疑問だけど、見ごたえのある作品ではありました。
人質救出へまさかの作戦!エンタメ性抜群の傑作
人質を救出するためにとった手段は、まさかの偽装映画のスタッフとして脱出させるというものだった。
しかも、実際にあったことだなんて…こんな面白い舞台裏は映画化するしかないよね。
バレたら処刑。脱出の際の空港での緊迫感が凄かった。何度も何度もピンチが訪れ、本当に大丈夫なん?とハラハラドキドキ。脚色がうまいなと思った。
アカデミー作品賞受賞した本作。近年は社会問題を扱ったり、考えさせられる作品が受賞する傾向にあるけど、今作みたいにエンタメ性に優れていて、純粋に楽しめて、観終わった後に良かったと感じられる作品が評価されて欲しいなと思った。
ベンアフレックは監督も務めていて多才だなと思った。
(カッコいいけど、表情に乏しいからあんまり役者としては好きじゃないけど)
実話が基だから、なんとか鑑賞に耐えるのですが……。
ホメイニ革命の時にカナダ大使館に脱出した6人の大使館員を、偽の映画作りを絡めて救出するというスケールの大きな……ただし実話としてのスケールですが……お話です。
(もしも純フィクションであったなら、退屈な話に過ぎません)
カーター大統領が、救出の功績をガマンして公表せず、だから彼は失敗した救出作戦(空母と艦載機によるイーグル・クロー作戦)の責任だけを叩かれ、結局、再選も果たせませんでした。
自分の選挙の有利になるネタであっても、黙るべきと決めたことは沈黙を守って公表しない、こういう大人の判断ができるのは、アメリカの政治家の偉大さなのでしょう。
実際の事件のうち、映画のどこまでが史実で、どこからはフィクションなのかの線引きがあいまいなところは不満点でした。
とはいえ、アメリカってのは、ここまで壮大なことをやってしまう国なんだなというのが、軟弱でフヤケた我が政府に、日常、馴らされている我が身には、とても新鮮でした。
最終的には、影のヒーローをきちんとした形で顕彰する。
これもアメリカ精神なのでしょう。
ハラハラし通し
時々呑気なアメリカの風景もあり。
でもやはりロケハンを装って命がけでイランを出国するシーンはハラハラドキドキ。
イランの兵士が映画の絵コンテ?をもらって嬉しそうな表情が切なかった。
ベンアフレックは何をやってもカッコよすぎる。
ようやく観た。
観てよかった。
是非「アルゴ」を映画化して欲しい。
70年代後半イラン革命により、ホメイニー氏率いる反体制勢力が、国外に亡命したパフラヴィー元国王をアメリカが受け入れたことに反発したイスラム人の反米デモ隊が、アメリカ大使館を占拠し、52人のアメリカ人外交官が人質に取られた。
しかし、大使館が占拠される直前に6人のアメリカ人大使館員が大使館から脱出し、近くにあるカナダ大使公邸に匿われる。これを受けてCIA秘密工作本部作戦支援部のトニー・メンデス(ベン・アフレック)は6人をイランから救出するため、『アルゴ』という架空のSF映画をでっち上げて、6人をそのロケハンのスタッフに身分偽変させ秘密裏にテヘランから脱出させるという作戦をたてる・・・
事実に基づいた映画。ハリウッドは脚本が枯竭しているみたいな話をもう随分前から聞いているが、ヨーロッパやアジアのヒット作のリメイクやアメコミの実写化よりも全然映画的な素材で楽しめる。
とにかく中盤から後半の脱出劇がハラハラさせる。詳しく書くとネタバレになるのでそこは割愛するが、往年のヒッチコック映画を観ているような感覚さえ感じる。
展開がとにかくヒッチコック並に「意地悪」な流れ。いや、そこがいい。
意表を突いた大使館員を映画スタッフに偽装するなんて本当に映画的展開・・・
是非この「アルゴ」と言うSF映画を製作してもらいたいものだ。(多分B級作品にあるだろうが・・・)
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