エイリアン

ALLTIME BEST

劇場公開日:1979年7月21日

解説・あらすじ

逃げ場のない宇宙船のなかで、襲い来る未知の生命体=エイリアンの恐怖を描いた、SFホラーの金字塔。「デュエリスト 決闘者」で映画監督デビューしたリドリー・スコットの長編監督第2作で、世界的ヒットを記録。エイリアンと戦う航海士リプリーを演じたシガニー・ウィーバーの出世作にもなった。

地球を遠く離れた広大な宇宙で就業していた宇宙船ノストロモ号は、ほかの宇宙船からの救難信号を受けて、未知の惑星に降り立つ。そこには異星人の宇宙船があり、船内には卵のような謎の物体があった。その卵の中から奇怪な生き物が飛び出してきて乗組員に寄生し、やがてそれは宿主の腹を食い破り、ノストロモ号内に潜伏。その後、成長した宇宙生物は乗組員をひとりまたひとりと抹殺していく。生き残った女性航海士リプリーは、逃げ場のない閉鎖された宇宙船内で、たったひとりで絶望的な戦いを繰り広げることになる。

エイリアンの特徴的なデザインは、スイス出身の画家・造形作家のH・R・ギーガーによるもの。リプリーを演じたシガニー・ウィーバーは本作以降「エイリアン4」までシリーズ4作に出演。

1979年製作/116分/G/アメリカ
原題または英題:Alien
配給:20世紀フォックス映画
劇場公開日:1979年7月21日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第52回 アカデミー賞(1980年)

受賞

視覚効果賞  

ノミネート

美術賞  
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(C)1979 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.

映画レビュー

3.5 静寂に潜む恐怖

2024年9月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

単純

最新作が気になったので、予習がてらにディズニープラスで鑑賞しました。

終始、凶暴なエイリアンにいつ襲われるのかわからない恐怖に怯えました。密室で静かな宇宙船で突然現れたときは、声が出そうなぐらいびっくりしました。

1979年の映画ということもあり、古臭さを感じるところはありましたが、見た目のインパクトが強いエイリアンの魅力が詰め込まれていました。

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Ken@

3.0 シガニー・ウィーバー若い!

2023年3月19日
スマートフォンから投稿

怖い

今観ても怖かったです。エイリアンは今観ても気持ち悪いし、昔作られた作品だけど、そんなに違和感なく観れました。所々2001年宇宙の旅を彷彿とさせる。。。現実逃避したい時にオススメ。

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共感した! 14件)
ホビット

4.5 古典を劇場で観る喜び

2025年9月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

1979年公開だから46年前の映画である。もっと最近の映画だと思っていた。
これまで何度がビデオで観たことがあるはずだけれど、劇場でみるとまるで初見のようだった。自宅のパソコンで見たときは、感覚的には20〜30%くらいしか見ていなかった感じ。あらすじを読んで見た気になっているのと変わりないのではないか…そう思うくらい新鮮な鑑賞体験だった。
公開当時、映画雑誌だけは読んでいても映画館には行かない(行けない)地方在住の少年だった僕は、観ていないし、その後上京してからも観には行かなかった。あまりにも怖い映画という印象だったからだ。「面白い!」と評判になった「エイリアン2」(1986)を勧められてリプリー(シガニー・ウィーバー)のかっこよさにスカッとして、遡って本作をビデオで観た記憶がある。

この映画のダン・オバノンの脚本はスターウォーズ(1977年)前から存在していた。スターウォーズの爆発的ヒットで「SFは金になる」となってようやく24世紀フォックスの資金(スターウォーズマネーだ)で映画になったのだそうだ。
スターウォーズが世界の明るい面、未来の希望を描くハッピーで気分のあがる映画だったのに比して、本作は同じSFで、世界のダークサイドを描いてSFホラーの原型となった。
宇宙船のノストロモ号は工場みたいで全然かっこよくない(一周回ってかっこいいけれど)。登場人物たちは、大企業によって辺境の地に送られた肉体労働者たちで、マザーというコンピューターが全ての指示を出している。使い捨ての労働者で、会社側の指示も命令でしかなく納得させる対話など一切ない。「嫌なら給料払わないから」というだけで、資本の横暴に支配された無力な労働者たちである。
そして、宇宙も未知なるフロンティアというよりも、鉱物資源を採石する場であり、治安維持システムが働かない辺境の未開の地でしかない。
そこでの労働者たちも、安全管理のためのルールを簡単に破り、また危機にあたっても、想定外の事態にオロオロしたり、怒りを爆発させたりと、人間的な弱さと不十分な思考力での対応しかできない。それにイライラしつつ、ドキドキしながら、一人ずつエイリアンにやられていくのを眺めていくことになる。
人間のダークサイドのリアリティを物語に織り込んだ神話だと思う。その後の現在までに続くシリーズ展開を考えると、本作はエイリアン誕生秘話的な小さな物語にも感じられてしまうけれど、それは既知の視点で見直すからで、初見時にこの映画を見ていたらどうだっただろう。

岡田斗司夫さんのyoutube解説では、当時岡田さんはSFオタク仲間と観に行って(ガンダムをテレビで見てから!)、あまりの恐怖に友人(その後のガイナックス社長)が心臓が苦しくなって救急車で運ばれてしまったそうだ。一緒に病院に行って、もう一度映画館に戻って見直したけれど、「生涯最高の映画体験」だと感じた先ほどの感覚は戻らなかったとか。
この映画の立ち上げ時に、ダン・オバノンが「魂の戦士たち」を集め、売れるか売れないかとか関係なく、この映画に向かっていった話を岡田さんは聞かせてくれたけれど、その制作秘話もこの映画と同様に、過去の熱い時代の神話のようだった。
映画はまず新作で劇場で観て、その時代の空気とともに、未知の出会いに震えながら観るのが最高の体験だ。それと同時に、当時見ることができなかった、古い名作もできる限り劇場で見直していくことで、ドキドキは減るかもしれないけれど、逆にその後の歴史を踏まえて味わう楽しみができるということも感じた鑑賞体験だった。

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nonta

4.0 ありがとう午前十時の映画祭15。

2025年9月17日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

エイリアンロムルスの予習のために昨年初めてお家で観たばかりのエイリアン(オリジナル)だったけど、映画館では迫力が言わずもがな凄すぎたー。
造形美の美しさは前回見たときにも感じた『あの時代に!』『かっこいいー!!』を繰り返し感じてたけど、音楽も素晴らしく良く、迫力も凄かったことに今回改めて気がつけたことに感謝✨(グラシネさんBESTIA上映ありがとー🌀)
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来月公開のロムルスのために予習(エイリアンは全くの初めて観賞)。
勝手にめちゃんこ怖い作品だと思い込んでいたから、“その割には大丈夫だったかもー”も苦手意識は払拭された💜そもそもあの完成度の高さを1979年時点に仕上げてるって一体どーなってんだよーリドスコー!!付き合って一緒に観てくれた子が合間合間にいろんな解説してくれるんだけど、全体的に一つのフレームの中におさまってる情報量が多過ぎて、初見であたしの頭ではとてもついていけない〜〜〜💀💀💀
でも最低限、この映画の見どころと魅力は理解したつもり✨だからロムルスにも期待しちゃう💜

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らまんば