聯合艦隊司令長官 山本五十六 太平洋戦争70年目の真実

劇場公開日:

解説

真珠湾攻撃によって太平洋戦争の端緒を開いた戦略家として知られる大日本帝国海軍の軍人・山本五十六の実像に迫るドラマ。在米日本大使館での勤務経験から国力の差を誰よりも把握し、米英を敵に回す日独伊三国同盟に反対していた海軍次官時代から、自らの意思に反して戦争を始めなくてはならなくなった苦悩の司令長官時代を経て、早期終戦による講和を目指しながら志半ばで命を落とすまでを描く。山本五十六役で役所広司が主演。玉木宏、香川照之らが共演。「八日目の蝉」の成島出監督がメガホンをとる。

2011年製作/140分/G/日本
配給:東映
劇場公開日:2011年12月23日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第36回 日本アカデミー賞(2013年)

ノミネート

優秀主演男優賞 役所広司
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(C)2011「山本五十六」製作委員会

映画レビュー

2.0映画の中ではいい人

2023年12月31日
PCから投稿
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プライア

4.0組織におけるの意思統一の大切さ

2023年4月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

興奮

知的

明治維新以降、日本は急速に近代化を進め、日清、日露戦争の勝利ので、欧米列強に肩を並べる程に急成長した。

表面的には、向かうところ敵なしという状態であったが、実情は、薄氷の勝利を繰り返してきた。

特に、日露戦争は、日本の全身全霊を賭けた壮絶な戦いであった。日本軍はロシアと日本の国力の差を踏まえ、早期講和を前提にするという共通認識を持って戦った。その結果、『敵を知り、己を知れば百戦危うからず』の諺通り、日本軍は奇跡的な勝利を重ね、ロシアとの講和を成立させた。近代日本はまだ若く未熟であり、周りは全て強国であったが、強国を倒すことでしか日本を近代化する道はないという共通認識が日本という組織を団結させた。日本の組織力を高めた。

本作の主人公である山本五十六も日本とアメリカの国力差を十分に理解していた。彼は、初戦に勝利し、早期講和に持ち込むことを考えていた。しかし、彼の思惑通り初戦の真珠湾攻撃が成功すると、日本軍、日本の世論は日清、日露戦争の結果のみを盲信し、武力で勝てると信じて疑わなかった。講和なぞ考えてもいなかった。日本という組織が意思統一出来ていなかった。日露戦争との大きな相違点である。

日清、日露戦争の時は、明治維新から時間が経過していなかった。近代日本になって若かった。それ故に、自分達の未熟さ、近代化の進んだ列強の凄さが良く見えていた。対して、太平洋戦争の時は、日本は欧米列強に肩を並べる程になっていた。それ故に、自分達の弱点が見難くなっていた。

山本五十六が優れたリーダーであり、アメリカのことを熟知してが、彼の考えを日本という組織の考え方に昇華し意思統一出来なかった。それゆえ日本は組織力を十分に発揮できなかった。

本作は、単なる戦争映画というよりは、組織における意思統一の大切さを問い掛けてくれた作品だった。

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みかずき

2.0台詞が安い。そこに生きた人間の息吹を感じられない。 歴史の教科書を...

2021年8月28日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

台詞が安い。そこに生きた人間の息吹を感じられない。
歴史の教科書をそのまま書き写した「だけ」のような映画。
映像だけは実際の映像にAIで色付けしたものなのか
リアリティがあり良かったので☆2つ

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とパセリ

3.0戦争は勝っても負けても死人は出る!

2021年8月12日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 半ば神格化されていた山本五十六だが、「神だったら戦争をしない」と言い張るところが素敵だ。また、あの場で戦死していなかったらどうだろう?などと仮定しても、結局は軍部に押し切られ、講和までには至らなかったであろう。世の中がそうした風潮になっていたし、大本営発表が嘘っぱちだったからだ。

 まずは日独伊三国同盟に反対する山本五十六。正論のように思われたが、独ソ不可侵条約が締結されたために、アメリカなんて怖くないやい!といった周囲に押し切られて三国同盟に調印。その後は、自らが反対していた真珠湾攻撃に加担することとなり、それでも奇襲作戦が失敗だったと知ると、とにかく講和に持ち込もうとする長官だった。

 人間味のある山本五十六を描いた作品としては上出来。あまりにも個人を美化しすぎてるのではないかとも感ずるが、これはこれで反戦の意思を示した作品であるから評価できる。ただ、周りの人間の描き方が少なすぎたかなぁ・・・

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kossy

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