劇場公開日 2011年4月29日

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八日目の蝉のレビュー・感想・評価

全206件中、1~20件目を表示

2.0オレは母親になれたのか

2011年6月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

萌える

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しんざん

4.0誘拐犯を母と慕った4年間、人生をめちゃめちゃにされた娘の20年。

2024年12月10日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、VOD

不倫相手の妻が妊娠して子供を産んだ。
一目見ようと訪ねた家のベビーベッド。
野々宮希和子(永作博美)に新生児は笑いかけた。
咄嗟に抱き上げて連れ去る。
希和子はこうして乳児誘拐逃亡犯になった。

逃亡生活は4年間で、希和子の逮捕で終わる。
実父母に戻された秋山恵里菜(薫=井上真央)は20歳に成長して、
実家を出てアパートで大学生としてアルバイトに明け暮れている。

過去(希和子との逃亡の日々)そして現在の恵里菜の生活が
交互に頻繁に行き来して描かれる。

薫(恵里菜)は実父母に戻されても、
「知らないおじちゃんとおばちゃんと暮らす自分」に馴染めず、
実母(森口瑤子)は、苛立ちを隠せず叱ったり怒鳴ったり、
恵里菜には安住の家はどこにもなかった。

その恵里菜が妻子ある予備校講師の男(劇団ひとり)の子供を
妊娠する。

そしてこの映画で重要な役割を演じる
ルポライターの安藤千草(小池栄子)が狂言回しとして、
物語を動かして行く。
この安藤が恵里菜に接触して来て、過去の記憶を聞き出し、
孤独な恵里菜の友達になって行くことと、
実際に4年間の希和子と薫の足跡を辿って行く。
駆け込み寺だった「エンゼルホーム」
そこから小豆島の製麺所。
希和子と家族写真を撮った写真館。
そうすることで、恵里菜の薫としての記憶は鮮明に蘇って来るのだった。

この映画で、悲しく無い人は誰もいない。
誘拐した希和子も、
誘拐された恵里菜も、
その実母も実父も、全てが不幸の中にいる。

題名の「八日目の蝉」の意味は、
蝉はこの世に孵化してから7日間しか生きられない。
もし8日目を生きる蝉がいたら、その蝉はただ一匹だけ、
みんなの知らない世界を見てしまう。
それが幸せなことなのか!不幸なことなのか?
その蝉が恵里菜(薫)なのだ。

恵里菜もまた不倫の子を妊娠する・・・
この設定はどうなのだろう?
千草と恵里菜の2人で育てると決めるけれど、そんなに簡単に
育てられるかも分からないし、少しエゴかな?とも思う。

薫にとって誘拐犯の希和子との4年間は、
もしかしたら宝物のような日々で、
母親に無条件に愛された記憶、
なかもしれない。
だがそれは、洗脳された、とも言えなくは無い。
(鮮烈な映画でした)

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琥珀糖

5.0ラストシーンが圧巻

2024年11月26日
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鑑賞方法:VOD

10年前に観た映画の再鑑賞。
人によって語るべき論点や視座はたくさんあるだろうけれど、個人的に特に刺さった点について。

他人の子を拐って自分の子として育てた母。
「この子にもっと綺麗なもの、美しい景色をたくさん見せてやりたい」という思いは、親の持つ子への愛情そのもの。(個人的に10年の間に自分が親になり我が子に似たような感情を抱いたことから、より一層強く感じた。)
小豆島の美しい風景、伝統や文化。その風土に根付いた人々の暮らし。それらを映し出した映像の素晴らしさが、母と子のやり取りにに説得力を与えて、観る人の感情を揺さぶる(決して長くは続かないことが分かっている関係で、それを知っていたからこそなおさら響く)。海の前でじゃれ合って抱きしめ合っているシーンは、本当の親子であったらどんなに良かっただろうと心揺さぶられる。

憎むべき犯罪者と言い聞かされ封じ込めていた「確かに自分が愛されていた」という記憶。古い写真の現像液のネガから浮かび上がってくる描写。決して会うことが許されないその女も写真を取りに来ていたと告げられた事実。思わず坂道を走り出して、自分のお腹の子への愛情を吐露するラストシーン。
10年前に観たときから本当に良いシーンだなと感じたことを、今回また改めて感じた。
メリハリのついた脚本は秀逸で、難しい役どころを演じた永作さんと井上さんの演技は素晴らしい。本当に良い映画と思いました。

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village

4.5重い余韻が残る作品。 偽りの親子でありながら全ての母性をもって子ど...

2024年11月11日
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鑑賞方法:VOD

重い余韻が残る作品。

偽りの親子でありながら全ての母性をもって子どもに愛を注ぐ母親役を永作博美が鬼気迫る熱演。
井上真央もかわいい見た目に反した影のある役を上手く演じている。
あと小池栄子が少し風変わりな役を好演している。
劇団ひとりはいらんかったわ。

現在と過去を切り替えてのストーリー展開も人物への感情移入が深まり良い。

エンジェルホームの不気味な雰囲気や瀬戸内の穏やかな日々等、情景のコントラストが印象的。

誘拐した犯人側の視点で描かれ美談のようにまとめられているが、子どもを誘拐された実の母親の心労を想像すると胸が痛む。

不倫男がクズ。

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さしみしょうゆ

5.0これは

2024年9月17日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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あさみ

3.5子供の頃を思い出す。 親の愛は無条件で、大事に育てられた記憶が、大...

2024年6月23日
PCから投稿

子供の頃を思い出す。
親の愛は無条件で、大事に育てられた記憶が、大人になってからの生きていく拠り所となる。
決して贅沢やら都会の文化やらではなく、自然と共に親の愛に包まれる感情が豊かさを育む。
たとえその親が誘拐犯だったとしても、といった所か。
ヒグラシや暗くなった時の火が綺麗だった。
ただ、全体的にちょっと長いかな。

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Aqira

4.5永作博美の演技がすごすぎる

2024年6月3日
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泣ける

悲しい

この頃の永作って確かまだ独身だったはずよね?
10年前に見た時と今再度また後では感じ方はかなり違ってたけど、永作のうまさ、母性には圧倒された。
子役の「来て…」も、永作の「この子はまだご飯を食べていません!よろしくお願いします…」も、うますぎて涙なしでは見れない。

いい笑いで言えば、絶対に「悪い」なんだけどね。

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yann

3.0原作とドラマのが良い、俳優がイマイチ。

2024年4月21日
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鑑賞方法:VOD

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悲しい

原作が大好きで映画を観てガッカリしました。
井上真央さんではない、しっくりこなかったです。
原作ご素晴らしいからカットされた映画は残念。
檀れいさんのドラマのがまだ良かったです。

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ひろひろ

5.0封印されていた薫の記憶が呼び起こされる

2024年4月20日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

原作小説は10数年前に読了。そのため記憶の怪しい部分があるが、今作は原作以上に素晴らしい出来栄えだと思う。

忌まわしい事件の記憶を封印していた薫が、かつて自分が過ごした場所を訪れることで徐々に記憶の封印を解いていく。そして忌まわしい記憶という認識は誤りだったことに気づく。薫は普通の家庭で育って無いから、これから生まれてくる子供にどう接していいか分からなかった。しかし、実は自分が希和子に愛情をもって育てられていたため、子供にも同様に接すればいいのだと気付いた。そのため薫は、これまでのくすんだ灰色に見えていた自分の人生が、急に彩りを持ったように見え方が大きく変わったのだ。

希和子を演じる永作博美の演技が、文句のつけようが無いほど素晴らしいのがさらに感動を誘う。地域のイベントに参加したり、近所の子ども達と話したりする姿は、まさに愛情に溢れた優しい母親そのものだった。写真館の無愛想な店主も、色々察しているはずだがそれを態度や言葉に出さないところが、人それぞれの人生があることを理解しているように感じられてしみじみとする。

さらに、小豆島の美しさが素晴らしい。山の上から見える夕焼けに染まった海や山林の眺望や、ヒグラシの鳴き声が日本の夏を感じさせる。これらの映像が、希和子と薫の過ごした時間と合わさって、2人の色褪せない思い出になっているのを感じられる。

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根岸 圭一

4.5『見上げてごらん、夜の星を』

2024年3月21日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

数年前にこの本読んで泣いたが、映画でも泣いた。

『この子は、まだご飯食べてないの!』

愛情を持って育てられた記憶は、忘れられない。

それだけに、強制的に別れさせられた心の傷は癒せない。

誘拐犯が身勝手に、あちこちと子供を振り回した、という

見方もできるかもしれないが、自分は、愛情を持って育てることの

大切さを感じた。

本では、小豆島に渡る薫を、遠くでキワコが見ていた。

いずれ、薫の子と三人で暮らせたらいいねと、読後に感じた。

正直、本は超えないだろうなと思いながら観てたが、

永作博美がすごく良くて、切なさが尾をひく。

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藤崎敬太

3.5男が悪いな

2024年3月20日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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りか

4.5泣いてしまった

2024年3月14日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

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江戸川コメソ

2.5育ての親

2024年2月9日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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ゆかした

3.0複雑でも、分かった愛するということ…

2024年2月4日
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鑑賞方法:VOD
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KEI

5.0号泣

2024年1月28日
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鼻水ずびずびになるくらい号泣した、主題歌が流れてもっと涙止まらなくなった🥲
薫と希和子は幸せになって欲しいです

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ひ

4.0映画らしい映画

2023年12月31日
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プライア

5.0八日目の蝉

2023年11月12日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

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ピロシです。

5.0切ない...

2023年10月30日
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AAA

4.0女性視点なので好きな作品。 女性陣の演技が圧倒的に凄いので、見応え...

2023年10月18日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

女性視点なので好きな作品。
女性陣の演技が圧倒的に凄いので、見応えがある。

不倫、誘拐など、人のものを奪うことについて考えさせられた。
堕胎は人の命を奪うことだ。合法で人を殺している。
良い悪いを判断する根拠は何か。
自分の野心や本能に純粋に従うことが悲劇になってしまうなら、間違っているのは自分か、もしくは社会のほうか。
語りたくなる映画だ。

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Don-chan

4.0数年経ったらまた観たい

2023年8月27日
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悲しい

難しい

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abc