八日目の蝉のレビュー・感想・評価
全130件中、1~20件目を表示
『見上げてごらん、夜の星を』
数年前にこの本読んで泣いたが、映画でも泣いた。
『この子は、まだご飯食べてないの!』
愛情を持って育てられた記憶は、忘れられない。
それだけに、強制的に別れさせられた心の傷は癒せない。
誘拐犯が身勝手に、あちこちと子供を振り回した、という
見方もできるかもしれないが、自分は、愛情を持って育てることの
大切さを感じた。
本では、小豆島に渡る薫を、遠くでキワコが見ていた。
いずれ、薫の子と三人で暮らせたらいいねと、読後に感じた。
正直、本は超えないだろうなと思いながら観てたが、
永作博美がすごく良くて、切なさが尾をひく。
女性視点なので好きな作品。 女性陣の演技が圧倒的に凄いので、見応え...
女性視点なので好きな作品。
女性陣の演技が圧倒的に凄いので、見応えがある。
不倫、誘拐など、人のものを奪うことについて考えさせられた。
堕胎は人の命を奪うことだ。合法で人を殺している。
良い悪いを判断する根拠は何か。
自分の野心や本能に純粋に従うことが悲劇になってしまうなら、間違っているのは自分か、もしくは社会のほうか。
語りたくなる映画だ。
生き抜く生命力‼️…え?!
ちょっと間って((((っ・ω・)っいやいやいや👋( 'ω'👋)犯罪者だよ?ただの。誘拐しちゃだめでしょ。
何で泣いてんだろ、永作博美が可愛いからなんですけど((o(。・ω・。)o))
何いい感じに撮ったつもりでいるの笑、あんた加害者やから✋そうめん真剣に作ってる場合じゃないよ。
永作博美とぱこりたい、この映画のテーマはね?男はヤリたいだけのクズって事。👏🏻·͜·👏🏻·͜·👏🏻·͜·え言ってい?赤ちゃんほっぽり出して2人で何処行ってたん?おかしない?雨の中ちょっとそこまででも普通片方だけ出掛けるやろ( ˙꒳˙ )?????「お詫びの言葉もありません」
犯人視点だときれいなストーリーに見えてしまう
1985年、自らが母親になれない絶望から、希和子(永作)は不倫相手の子を誘拐してわが子として育てる。4歳になり初めて実の両親の元に戻った恵理菜(井上)は、育ての母が誘拐犯であったと知り、心を閉ざしたまま成長する。やがて21歳になった恵理菜は妊娠するが、その相手もまた家庭を持つ男だった……。(解説より)
希和子(誘拐犯)視点に立つと本当の愛だとか、子への愛とは、というものを考えるところがあるが
本来であれば感情移入するのは恵津子(本当の母)視点であって、そう考えるとなんともいえない誘拐犯の歪んだ愛のストーリーだなと感じてしまった。
希和子が子へ注いだ愛は確かなものであると思うが、そもそも誘拐されてなければ恵津子もきっと今とは違った育て方、コミュニケーションが取れたのだろうと推察する。
どなたかが他のレビューでおっしゃっていたが、某朝鮮国の拉致と何ら変わらないのではという意見を拝見し、確かにそうだなと納得してしまった。
最後のシーンも「え、ここで終わり?」というような尻切れ感が否めなかった。
キッツい、たまんねー
もう5回目です。
主題歌の『Dear』を聴くたびに涙が勝手に出てきます。
ストーリーや台詞を思い出すたびに絶対に泣きます。
演者の表情を思い浮かべるだけで嗚咽が出ます。
余りにも切な過ぎます。暖か過ぎます。
この切なさと暖かさに包まれた心情を上手く表現出来ません。
本気で文字にしようとしたらものすごく長くなるかも。
いつかまた見るかもしれませんが、キッツいです。
愛しさと優しさと切なさと心強さと哀しさ。
たまんねーっす。
やっとタイトルの意味を理解。
最近 親がテーマの一つである作品をよく観ており本作も気になり今更ながら鑑賞。
ヒューマンドラマは淡々としている作品も少なくないが飽きずに観ていける作品だった。ただ結局は何が言いたいか分からない作品だったと思う。
希和子の恵理菜に対する愛は本当に感じたし、希和子がそのままバレずに親でいられたら恵理菜は幸せな人生を歩めたのだろうか。
父が不倫をしていたことについては何の制裁もなく理解に苦しむ。
逮捕されるシーンは涙無くして観られない。
間違った環境で本当の愛を受け取ったら人はどうなるのか
誘拐犯が連れ去った子を本当に愛していたからこそ生まれてしまった苦しい現実。
大人になって幼少期の記憶が蘇る。
自分を誘拐した血の繋がらないお母さんとの悲しい別れの状況が。
そして自分は愛されていたと認識する。
自分が愛されていると実感した時に、次は誰かを愛したくなる。
その思いが自分の子供に受け継がれる。
最後は涙が溢れてエンドロールを迎える。
つくり手の視点
2人の母の愛
一方は子供を誘拐されて精神が壊れてしまった母親
もう一方は愛人の子供を誘拐して逃亡を繰り返しながら4年間育児し、発覚され手放す事になった母親
この映画では、前者が悪母で後者が善母であるかのように描かれている
しかし、どちらも自分の感情ゆうせんで、本当に子供の幸せを考えていないようにみえる
誘拐した側は、逃亡中は運が良すぎる感じで、実際はそんなうまくいくものではない、もっと悲惨な事になっていてもおかしくない
所詮、物語りなのだからと言っても、あまりにも誘拐した側を善に描き過ぎてるように思える
どうしても比べてしまう
ドラマ「Mother」と、どうしても比べてしまって自分は高評価つけれなかった
全然違うものって分かってるけどMotherが良過ぎて.....
キワコも薫もみんなの気持ちが理解できなくて泣けもしなかった
美化し過ぎだなあって まあこれ言ったら終わりだけど
美しいものを与え続ける愛に染まる
誘拐された子どもを取り戻した母との溝を埋めていくのかというとそうはならない
生みの親より育ての親というメッセージでもない
ただ、自分を好きになって欲しいなど実母のように求めることはなく、限られた時間をひたすらに与え続ける愛に気づいたときに、自分の子育ての不安は吹き飛び、愛おしさが込み上げてくる
そんな育ての沢山の愛を表現された永作さんはとても素敵でした
切ない
私の子供と映画の最初の場面が重なり物凄く切なくなりました。
特に希和子は母乳が出ないため子供にミルクをあげますがなかなか飲んでくれず大泣きしているシーンが印象に残りました。
どうにか落ち着かせてあげたい気持ちとどうしてやったらいいのか当時の私とかぶさって更に切なく涙が出ました。
希和子は一般的に悪人と言われると思いますが、私はあれだけ愛情込めて子供を育てる希和子に感動しました。
改めて自分の子供としっかり向き合って愛情込めて育ていこうと考えさせられる映画です。
【客観的に描かれているからこそ勝手に考える面白さがある】
・2011年公開の日本のサスペンスドラマ映画。
・不倫相手の妻が生んだ赤ん坊を誘拐し4歳ごろまで育てた母「希和子」が誘拐から逮捕されるまでの4年間の話、「希和子」が逮捕され生みの親の元にもどり成長し21歳の大学生になった娘「恵理菜」が突然現れたルポライターと自分の過去について巡る話。その2つが織り交ざって進んでいく物語 という大枠ストーリー。
[お薦めのポイント]
・誰かと語りたくなる物語
・登場人物の達の気持ちや考えが気になる余韻
・役者さんの演技が抜群
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
[物語]
・物語(登場人物の行く末)の結論は出ますが、登場人物たちの「気持ち」に結論は出ません。ですが、一連の物語の流れを見終わるとそれぞれが「どういう気持ち」で「何を考え」て「なぜそういう行動や言葉を発したのか」が気になって、勝手に考えを巡らせてしまいます。なんといいますか、善悪で白黒つけてしまうとそれまでなんですが、それがつけ難くなってしまう物語の面白みがありました。
[演出]
・終始、ほの暗い空気でしーーんとした感じを創り上げていました。そんな中で、小豆島からの絶景や虫送りと呼ばれる伝統行事の美しさが垣間見える。重いテーマだからただ暗い、というわけではなく。絶望と希望が常に入り混じった世界、を画で表現されているようなそんな風に感じました。
[映像]
・際立って感じたことはありません。
[音楽]
・際立って感じたことはありません。
[演技・配役]
・皆さん、うますぎて。個人的には、永作博美さん、小池栄子さん、井上真央さん、余貴美子さん、田中泯さん、特にこの5名の方々が痺れました。永作さんは、ホテルで薫(恵理菜)が泣きじゃくるシーンで、母親としての苦悩だけでなく、「誘拐してしまってごめんね」という葛藤の涙を感じました。観ているだけで生い立ちが普通じゃないことが伝わるキャラクター千草役の小池さん、うますぎでした。一見、エンジェルホームという新興宗教の悪徳教祖っぽいエンゼルさんですが、実はそんな安っぽいだけの設定でない役を演じられた余さん、さすがですね。田中さんは、写真屋さんの無口な店主。そして、井上さん。過去の生い立ちによって、自分の「本当の気持ち」を出すことも自身で感じることも難しくなっているところから、ラストシーンの言葉を発するまでの流るような演技が秀逸すぎます。何かドカン!とした行動や変化があるわけではないのですが、恵理菜にとっては本当の自分を取り戻したかのような言葉に聞こえました。
[全体]
・それぞれに癖があり、行動の善悪を問われやすい設定となっている登場人物たち。そのすべてのキャラクターが、客観的に映像に収められています。物語の主軸はもちろん、「希和子」と「恵理菜」。でも感情や思いに関しては、終始、客観的。対比として、よく映画では誰か(主に主人公)の視点で見える景色や感じる思いを中心に表現されていますが、そういう感じがかなり少ない。どちらかというと群像を上からカメラで狙っている感じ。だからこそ、誰の頭の中も覗き見ることができず、ただただ起こっている出来事や行動だけが見える。その出来事が気になってしまう。よって、どうしても観ながら観終わったら、考えざるを得ない状態にさせられてしまいました。この辺も非常によくできた映画だなぁと思いました。子を持つ親御さんなら、いっそ考えてしまうことでしょう。心に響く2時間半、楽しませていただきました。ありがとうございました。
#映画 #サスペンス #ドラマ #2011年 #八日目の蝉 #成島出監督 #角田光代 #永作博美 #小池栄子 #井上真央 #余貴美子 #田中泯 #小説原作 #母性 #考えさせられる #小豆島
#全体3.6 #物語3.7 #演出3.6 #演技3.8 #配役3.8 #映像3.5 #音楽3.5
主題歌だけは良い。
永作の悪を和らげる為に実父母の駄目さを対置したらしき作劇は甘い。
あのショーケンのような駄目人間の不潔な外道を永作に期待したが。
実母もあの秋吉の悶絶狂気と比べて緩い。
火曜サスペンスフルな主題歌(だけ)はイイ。
よって予告編が最も泣けた。私見。
ずっしりと胸にくる物語。
永作博美、井上真央、小池栄子の
圧巻の演技力。
映像のフィルムのかかり方も
ストーリー背景を写していてよかった。
きわこと大人になってから
再会して欲しい、、でもそのラストはないか、、
と後半期待半分もちながら
だったけれど
ある意味再会したような、
感動的なラスト。
母親の愛って
人格形成において本当に大切なんだろうなぁ。
全130件中、1~20件目を表示