私の中のあなた
劇場公開日 2009年10月9日
解説
白血病の姉・ケイトを救うために、ドナーとして作られて産まれた11歳の妹アナは、ある日突然、「自分の体のことは自分で決める」と臓器提供を強いる両親を相手に訴訟を起こすが、その裏にはある思いが隠されていた……。ジョディ・ピコーのベストセラーを、「きみに読む物語」のニック・カサベテス監督が映画化。主演は自身初の母親役となったキャメロン・ディアス、アナ役に「リトル・ミス・サンシャイン」のアビゲイル・ブレスリン。
2009年製作/110分/アメリカ
原題:My Sister's Keeper
配給:ギャガ
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2022年5月5日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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タイトルから、お姉さんに臓器提供をしたアナの腎臓の話しかと思いきや、それは違います。
始めの主人公アナのナレーションで、「私は病気の姉のドナーになるために生まれてきた」って言うのが、主人公の思い込みかなあなんて思っていたのが、実は本当に遺伝子操作されて、ドナー目的で生まれてきたのがアナだったという事にはだいぶ引きました。
さすがにそんなことをする母親はいないと思いますが…
この映画をみて、小児病院でナースをしていた頃を思い出しました。
病気のお子さんを持つ母親は本当に必死で我が子を守ろうとして、夜叉にでもなる勢いです。子どものために自分の思いつく(ここがこの映画でも表現されていますが)「良いこと」を全て実行しようとして、それに反対するものは敵であると思ってしまうのです。
それをちょっと離れたところで俯瞰してみている父親に対して、一生懸命さが足りないように感じたり、不信感や怒りや、敵対感情を持つ方もいて離婚してしまう方もまあまあいます。
そして、兄弟に置いてもこの映画ではとても良好な関係でしたが、愛情不足を感じて嫉妬してしまい、それを悪だと感じてしまっている兄弟もいます。
なぜアナがドナーになりたくない為に訴訟を起こしたのかが、最後のほうでわかります。
自分のエゴのために、人はそこまで強くなれないかも知れません。
生きると言うことは、物理的に生かされているのではないと言うことに気づく大切さを、
愛するものを失いたくないばかりに、最大限の医療行為を受けさせることについて考えてほしい。
ただ、我が子が白血病になったら、やはり私も夜叉になっちゃうかもです。
キャメロンディアスの演技は素晴らしく、母親の必死感が表されていました。
「マスク」や「メリーに首ったけ」の時からほんと素晴らしい女優さんです。
2021年11月14日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波
姉ケイトを救うため遺伝子操作によって生まれた妹アナ。キャメロンディアス扮する母サラフィッツジェラルドは、どうしてもケイト中心の生活を送らざるを得なかった。臓器提供するべきアナは、体を守るため両親を訴えた。白血病の子供を抱えた親なら娘を救うためにあらゆる手を尽くすだろうが、妹にも人権があると言うものだ。また医者が罪な提案をするものだから親としては頼らざるを得ないだろうし、拒否する妹を親としては叱りつけるしかない。切り刻まれる妹としては自分の人生が無いのと同じ。親としては妹の主張も認めるべきだろうし、運命を受け入れる事こそ肝要だ。
2021年11月14日
iPhoneアプリから投稿
生きた時間があった。幸せだった。それを覚えてる。感謝しきれない気持ちをできるだけお互いに届けられるといいと感じました。
2021年10月23日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
久々に映画を見て心が洗われたというか素晴らしい作品だなと観ながら何度も思った。
キャメロン・ディアス演じる母親に不信感を抱くが、娘を思う故の事。何が大事なのかを忘れてしまっている母に大事なことを最後に伝えて去った姉。家族の素晴らしさを感じることができる作品です。
最後の姉と母のシーンは号泣ものです。
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