ハート・ロッカー

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劇場公開日:

ハート・ロッカー

解説・あらすじ

戦時下のイラク・バグダッドで爆発物処理に従事する特殊部隊EODの活躍を描くサスペンス・ドラマ。04年夏、これまでに870以上の爆発物を解体処理しているジェームズ2等軍曹がEODの新リーダーとして赴任してくる。部下となったサンボーンとエルドリッジはあと39日でEODの任務から外れる予定だったが、恐れ知らずのジェームズにより、これまで以上の危険にさらされることになる。監督は「ハートブルー」「K-19」のキャスリン・ビグロー。第82回アカデミー賞では作品賞以下6部門を受賞、ビグローは女性で初めての監督賞受賞者となった。

2008年製作/131分/PG12/アメリカ
原題または英題:The Hurt Locker
配給:ブロードメディア・スタジオ
劇場公開日:2010年3月6日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第34回 日本アカデミー賞(2011年)

ノミネート

外国作品賞  

第67回 ゴールデングローブ賞(2010年)

ノミネート

最優秀作品賞(ドラマ)  
最優秀監督賞 キャスリン・ビグロー
最優秀脚本賞 マーク・ボール
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(C)2008 Hurt Locker, LLC. All Rights Reserved.

映画レビュー

4.0危険中毒

2025年3月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

公開当時、知人にこの映画の感想を聞いたところ、「バーン!ドカーン!って感じだった!音が大きいから寝なかったよ!」と。え…感想それだけなん?中身うっすいなあ…と思いずっと観ていなかった。いや、バーンドカーンだけちゃうやんけ!監督たちに謝りなさいと今更になってツッコミ。映像の迫力はもちろん、物語としても違和感はなく観ることができた。

イラクで爆弾処理にあたる部隊の緊迫感あふれる日々を描いた本作。常に危険と隣り合わせで先が読めない。いつ誰が死んでもおかしくない。誰か死んだとしても感傷的になる時間もなく任務が次から次に。アメリカの現地派遣された兵士たちはPTSDになり自ら命を絶つのが社会問題になっていると以前ニュースで見たが、この人たちも例外ではなく心に深い傷を負っていることは物語の中でもわかる。

ジェームズは危険中毒なのだろう。もちろん爆弾処理という自分にしかできない使命感が彼を突き動かすのであろうが、家族とゆったり過ごしたり、なにか趣味を楽しんだりとそういう当たり前の日常が逆に物足りなく窮屈に感じているのかもしれない。専門家ではないのでもちろん分からないが、ジェームズは普通の心理状態ではないのかもしれないと感じた。あまりにも自分の状況とはかけ離れているので理解はできなかったが、また残される家族の気持ちを考えるとなんとも切ない気持ちになった。

鑑賞後、この映画に関して監督が語っている記事を読んだ。ガイピアースとレイフファインズ(どちらもちょい役)が出演しているが、ガイピアースは地味やけど、レイフファインズの存在感はこの映画の世界観を壊してしまうと懸念していたと。
え!ガイピアースってそんな地味な扱いなん!?大御所やと思ってたけど…地味なんて言わんといて〜🤨

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める

3.5とてもよく出来たハードボイルドのアクション映画

2025年3月12日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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mac-in

2.0緊迫感なし、リアルでは無い

2025年3月4日
スマートフォンから投稿

一部では評価されてるが、全く面白く無かった。

演出で戦場の緊迫感をやたらと大げさに描く演出は冗長で下品にすら思える

監督は映画を撮る才能が全く無く、映画の神様に愛されていないとしか言えない位に映画制作には向いてない。こういうのは作りたければドキュメンタリー作れば良いと思う

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ペーニャ

3.0終始緊張感ハンパないが…

2025年2月5日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

第82回アカデミー賞9部門ノミネートされ、作品や監督賞等々6部門受賞作品ということで鑑賞。
本作はイラク戦争中の爆弾処理班の壮絶な死闘を描いているだけに、終始緊張感がハンパない。ざらついたフィルム映像がさらにリアリティーに拍車をかける。気が付くと歯を食い縛り肩が凝ってしまうほど身構えて観ていた。
チームワークを絡めた人間関係やメンバーの個性もしっかり描かれているあたりも、本作の魅力のひとつであるだろう。
かなり観入ってしまう内容ではあるのが、冷静に振り返ると個人的にはアカデミー賞の目玉になるほどでは…というのが正直なところかな。主人公の戦地に生き甲斐を求めているように映る感覚が、しっくりこず反発を感じるからかもしれない。
とはいえ、女性初のアカデミー監督賞作品という意味では必見の作品であろう。

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いけい