イエスマン “YES”は人生のパスワードのレビュー・感想・評価
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全編に漂うイールズのねじれてやさしいオルガンの響き
オープニング、ジャーニー「セパレイト・ウェイズ」の仰々しいハードロックで幕を上げる本作だが、本編に入ると、とたんに雰囲気が変わる。ジム・キャリーの数奇な運命にガフガフとスッポ抜けた電子オルガンの音がのどかに響き続ける。
本作は、妻に三行半をつきつけられショックのあまり極端に消極的になった男が自己啓発セミナーによって人生を一変させる。っというコメディだ。
ここ最近は「エターナル・サンシャイン」や「ナンバ−23」など本来の持ち味を活かせきれない役が多かったが、その鬱憤を晴らすように八面六臂の大活躍である。
ジム・キャリーといえばゴムのように顔をグニャグニャと変形させ、破壊の限りをつくす狂躁的なイメージがある。しかし、注意深く見るとその破壊の矛先はたいがい自分自身に向けられている事に気付くはずだ。誰かを傷つけまいと奔走するも最愛の人を傷つけてしまうっというのがジム・キャリー出演映画での定番ドラマだ。
「ふたりの男とひとりの女」では、ジム・キャリーが、正に“ふたり分”の大活躍をしている後ろにベン・フォールズ・ファイブによるスティーリー・ダンのカバーがたおやかに流れていたし、「マン・オン・ザ・ムーン」ではラストをREMのミドルテンポの同名曲がアンディ・カウフマンを追悼するように、静かに盛り上げた。
本作ではエレクトロ/フォークの雄、イールズの楽曲が全編に渡り、まるでベストアルバムのごとく使用されている。
自らを犠牲にして爆笑をとるジム・キャリーの心情を代弁するのは、騒々しいロックやヒップホップでは無く、やさしく響くような曲が似合う。
そのツボを押さえた本作も当然のように傑作である。
イエーーーース!
23時以降は電話してこないで。
22時59分まではいいけど23時以降はダメなの。
とても衝撃的な2時間半を過ごしました。
人生は毎日がYESかNOかの選択の連続。
面倒なことや厄介なことはできれば回避したいし、
興味のないことや無理なことにはNOと言うのが賢明な選択。
でも、もし、それらのすへてにYESと答えたとしたら?
・・・ってことで、大スキなジム・キャリーの映画を試写会で観てきました!
2ヶ月振りの試写会。
感想。
最高!
この数年で観た映画でも5本の指に入る爽快さ。
ジム・キャリーはやっぱり素晴らしい俳優です。
彼の代わりを務められる人いないと思う。
でも、老けたねー
なお、味が出たね。
濃い。濃すぎる。
まずはみなさん、観たまえこの映画。
人生を楽しもうって思えます。
入れ歯を外せば凄いテクがあるかもしれないのよ!
私も頑張らなくちゃ。笑
騒々しいジム・キャリーに元気を貰いました^^
ここんとこ重々しい作品ばかりを観ていたので
久しぶりにコメディ映画で笑わせてもらいました^^
しかも、主役があのコメディの帝王、
ジム・キャリーじゃっありませんか!!!
彼は、リアクションからしてやかましい!笑えます(笑)
「NO」しか言わないネガティブ思考のカール。
そんな彼が、自己啓発セミナーで、
どんなことにも「YES」と言うポジティブ思考にガラリとチェンジ!!!
まぁ~ちょっと無理がある感じもありましたが
どんなことに対しても
「YES」・・・と挑戦する前向きな気持ちが
いつしか人生を幸運に導いてくれる・・・・
そんな元気をくれるサプリ映画でした^^
観て損はないと思いますよ(^o^)
3月30日109シネマズ高崎にて観賞
ズーイー・デシャネルに魅了される。
yes!
マスクマンのキャリーが帰ってきた!
スティーブ・カレルの
間のある笑いも良いけれど、
ジャック・ブラックの
ほのぼのとした笑いも良いけれど、
やっぱり、わたしゃ、
ジム・キャリーのアップテンポな笑いが
一番好きなようだ。
途中から顔がにやけっぱなしなのが
自分でもわかるぐらい楽しみにました。
ジム・キャリーにはやっばりコメディが似合います。
最近のキャリーは色々冒険しているようですが、
一昨年みた、「23」は最悪でした。
彼の出演作品の中ではワーストです。
(といっても、全部観た訳じゃないですが)
お話は単純、
どんなときにも、イエス、
と答えなきゃならなくなったジム演じるカールが
それによって何でもボジティブに対応するようになり
いつのまにか
仲間が多く、明るい魅力的な男性に
なっていくというプロセスを
面白おかしく仕上げています。
当然、お決まりの素敵な恋人も出てきます。
恋人と見るときは、顔がにやけないように
お気をつけて下さいませ!
面白い!!さすが、ジム・キャリー
コミカルだけど、ドタバタでなく、人生について深く考えさせられる秀作。まさにジム・キャリーがぴたりとはまる、彼のための作品といっていいでしょう。
コミカルだけど、ドタバタでなく、人生について深く考えさせられる秀作。まさにジム・キャリーがぴたりとはまる、彼のための作品といっていいでしょう。
もし人生すべてに「イエス」と答えたら、どんな奇跡が待ち構えているでしょうか。一見ドタバタな喜劇を見せられそうなテーマですが、実はこれ実話だったんです。BBCのラジオディレクターが7ヶ月挑戦して、劇中にあるような幸運を掴んだというから、事実は映画よりも奇なりですねぇ。
それにしても、奥さんに逃げられたからカールの毎日は単純なワンパターンの繰り返し。人付き合いまで面倒がる怠惰さは、徹底していました。勤務先の銀行でも、客からのローンの申請には、関わるのが面倒だから尽くNO!アフター5は、決まってレルタルショップに通って、夜はDVD鑑賞三昧。
口実を作っては、飲もうという親友からの誘いを断っているのだけど、断り方が思いつきで嘘八百並べたもの。冒頭のシーンでは、DVDを借りようとしているところを見られていてバレバレなのに、仕事で忙しいと強弁するところが何とも可笑しかったです。
でも笑ってばかりはいられません。演じているジム・キャリー自身が「カールはまさに僕そのもの」といっているくらい生きることを避けているマンネリな人って、身の回りに結構いるでしょう。ご自身を含めて(^^ゞ
そんなカールでもこれじゃダメだぁと落ち込むこともあるようでした。そこで、一念発起して参加したセミナーっていうのも凄かったです。なんとあのカールが一発でイエスマンに大変身したのですから。
しかし意地悪な監督は、ここからカールに様々な試練を与えています。ホームレスに送ってくれと頼まれたらイエス、さらに有り金全部くれと言われてもイエス。オケラになったあげく、車はガス欠のピンチ!
このピンチが、アリソンという素敵な彼女との出会いをもたらしてくれるのだから、世の中何がどう転ぶのか分かりません。
但し隣の老婆はやばかった!
独身のカールを慰めてあげると、入歯を外して、カールのズボンを引きずり下ろしたのです。
私じゃ嫌?と聞かれて、さすがのカールも一度はNOといってしまいます。がぁぁぁ、「NOマン」の祟りとしか言いようがないアクシデントの連続に遭遇して、老婆の元にUターン。思わずイエスといって、その身を老婆に預けてしまうのですね。イエスマンも大変だぁ!
この映画で描かれているカールはごく普通の男で、とても行き当たりばったりなところがまたいいんです。カールのような男がそんな状況にハマっていくこと自体、愉快だし、ジム・キャリーが演じるからこそ、その面白さを際限なく表現できていると思いました。
監督の意地悪は進化していきます。
イエスマンの御利益で、カールはアリソンのハートを掴んだものの、彼女に自分がイエスマンだと知られてしまうのです。賢いアリソンは、カールにきつい一撃を食らわし、音信不通とさせてしまうのですよ。
その理由とは、アリソンへの愛がイエスとただ義務的にいっているのかと聞いたとき、カールは口ごもり明確にNOと言えなかったからなのです。なるほどねぇ~!
以来、カールはイエスマンであり続けることに悩みます。イエスと答え続けて、仕事でも出世を掴み、恋も手にすることが出来たけど、このままでは、アリソンとは離ればなれになってしまう。一体どうすればいいのかぁと。
そしてラスト、カールはイエスマンであることの本当の意味を見つけます。彼がどんな『悟り』を開いたか。そしてアリソンとはどうなったか。ギャグ映画として見ているつもりが、思わず感動してしまうラストシーンをこうご期待ください!
※エンドロール後にも映像がありますので、最後まで鑑賞を。
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