世界でいちばん不運で幸せな私
劇場公開日:2004年9月25日
解説
幼い頃に始めたゲームを引きずり、本当の愛へ踏み出せない幼馴染みの男女を描いたファンタジー・ラブ・コメディ。監督はイラストレーター・漫画家・絵本作家・短編映画など幅広い分野で活躍し、これが長編デビュー作となるヤン・サミュエル。イラストレーターとしての才能を生かした個性的な映像とラブストーリーの枠を超えたストーリー展開は、『ありとあらゆる理屈を超えている』と批評家からも大絶賛を浴びた。主演は「ザ・ビーチ」のギョーム・カネと、ティム・バートン監督作「ビッグ・フィッシュ」のマリオン・コティヤール。音楽は、「まぼろし」「スイミング・プール」などフランソワ・オゾンとのコンビが定評を博すフィリップ・ロンビ。
2003年製作/94分/フランス・ベルギー合作
原題または英題:Jeux d'enfants/Love Me If You Dare
配給:アルバトロス
劇場公開日:2004年9月25日
ストーリー
幼いときにルールを決めてからというもの、ソフィー(マリオン・コティヤール)とジュリアン(ギョーム・カネ)は大人になるまでそのゲームをやめられなくなってしまう。素直になりたいときもゲームのせいでそうなれない…。これはある1つの“ゲーム”にとらわれた2人の、長い長い“愛のお話”。相手に「条件」を出し、それがクリアできれば次は相手の番。唯一の鉄則は“相手が仕掛けるゲームに絶対にのる”ということだ。最初はジュリアンの母親(エマニュエル・グリュンヴォルド)が重い病にかかっていること、そしてポーランド移民であるソフィーがクラスメイトにいじめられていることを忘れようという無邪気な賭けから始まった。先生に汚い言葉を使ったり、校長先生の前でお漏らししたり、お姉さんの結婚式をぶち壊したり…単なる子供の遊びは、大人になるにつれどんどん加速し倒錯の域に達していく。彼らは、ありとあらゆるタブーを破り、プライドを無視し、笑い、傷つけあい…。お互いのことを好きだと認めるということを除けば何でもやった。子供の頃の友情はやがて愛情に変わるが、あまりに長いことゲームによって結託してきた2人は素直に自分の気持ちを伝えることができない。本当に言いたいことはいつもゲームに紛れてしまう。結局ただの友達でいる方がずっと簡単だった。ソフィーとジュリアンは、それぞれ別の恋人と結ばれるが……。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ヤン・サミュエル
- 演出
- マルク・デルマン
- 脚本
- ヤン・サミュエル
- 台詞
- ヤン・サミュエル
- 製作総指揮
- クリストフ・ロシニョン
- エグゼクティブプロデューサー
- イブ・マシュエル
- プロデューサー
- ステファン・リガ
- オリビエ・ローサン
- 撮影
- アントワーヌ・ロッシュ
- 音楽
- フィリップ・ロンビ
- 音響効果
- Pierre Mertens
- その他
- ヤン・サミュエル