戦慄!プルトニウム人間
劇場公開日:1994年4月30日
解説
核実験の影響で巨人と化した男の悲劇を綴ったモンスター映画。アメリカのSF・ホラー映画のプログラム・ピクチャーを専門に量産した会社、AIP(American International Pictures)によって配給・公開された一編。翌年にはぞ続編の「巨人獣」が製作されている。監督・脚本・製作・SFXは「巨大生物の島」など巨大化テーマのSFものを得意とするバート・I・ゴードンで、妻のフローラ・ゴードンがSFXのアシスタントを務め、娘のスーザン・ゴードンが端役で出演している。共同脚本はマーク・ハンナ、撮影はジョセフ・バイロック、音楽はアルバート・グラッサー、美術はビル・グラスゴウ、編集はロナルド・シンクレアが担当、主演は30、40年代に活躍したグレン・ランガン。共演は「怪物の女性 海獣の霊を呼ぶ女」のキャシー・ダウンズほか。
1957年製作/アメリカ
原題または英題:The Amazing Colossal Man
配給:コムストック
劇場公開日:1994年4月30日
ストーリー
グレン・マニング陸軍大佐(グレン・ランガン)は、プルトニウム爆弾の演習中に誤って被爆してしまう。婚約者のキャロル(キャシー・ダウンズ)も病院に駆けつけるが、彼は全身に大やけどを負ったにもかかわらず、奇跡的に命をとりとめた。それどころか、翌日には全身の皮膚が元通りに再生していた。マニングは回復後、一日に2~3メートルずつ成長し始め、軍の機密事項として基地に隔離された。キャロルは巨人となった彼と再会し、彼の細胞交代のバランスが崩れた結果、急成長したことを知る。リンストロウム博士(ウィリアム・ハドソン)ら科学者たちが治療法を研究したが、彼の心臓はほかの器官の成長に追いつかず、早く成長を止めなければいずれ死亡することが明らかになった。自暴自棄となったマニングは基地を抜け出し、ラスベガスの町に姿を現す。治療法を開発した科学陣とキャロルが山に潜伏している彼を発見し、巨大な注射で成長抑制剤を注射したところ彼は怒り狂った。軍の一斉砲火を浴びたマニングは、ダムから落下して水中に没した。
スタッフ・キャスト
- 監督
- バート・I・ゴードン
- 製作
- マーク・ハンナ
- バート・I・ゴードン
- 撮影
- ジョセフ・バイロック
- 美術
- ビル・グラスゴウ
- 音楽
- アルバート・グラッサー
- 録音
- ジャック・ソロモン
- 編集
- ロナルド・シンクレア
- 衣装デザイン
- Bob Richards
- 字幕
- 川上純一