ショーシャンクの空にのレビュー・感想・評価
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「牢獄から図書購入予算増額の手紙を出し続けてついに叶えた」 という...
「牢獄から図書購入予算増額の手紙を出し続けてついに叶えた」
というエピソードしか知らずにこの映画を観た私は、
そんな断片から美談的な結末を思い描いていたのですが、
それを覆す展開には驚きしかありませんでした。
まさに「事実は小説より奇なり」。
ただ、アンディは20年服役していたといいますが
その長さが映像から伝わってこず、
その果てしなさからくる絶望が伝わりませんでした。
それとも、
牢獄という変わり映えのしない閉鎖空間では時の経過も感じにくい、
それが逆に残酷ということでしょうか。
星4.5
素晴らしい映画ですね
とても有名な作品なので前から知ってはいたけど、なんとなくみないでいましたが、ふと見てみるとびっくり。
今までみた映画でトップ3に入るくらいに素晴らしいと思いました。
間違いなくオススメです!!!
いろいろと言いたいことはあるけどとりあえず見て欲しい作品です!
長い長いお伽話
ようやく開いた映画館は、旧作を一律1,100円で観せてくれるという感激のサービス!
(まあ、20 代の頃は、500円未満で3本立てといった名画座が多数あったものですが、それを今の、はるかに見やすくなった劇場で味わっている感じ。楽しい〜)
キネ旬90年代外国映画ベスト9だけのことはありました!
長編のお伽話でした。終身刑の何十年を、観客の我々も味わっているかのような時間。そこにあるのは、終末までの、長く緩慢な時間。たとえ50年たって出られたとしても、外で待っているのは、(住む場所と仕事が与えられるとはいっても、不安に苛まれる毎日の繰り返しだけ。
-------ここから、ネタバレ入っちゃいました。これから観る方は、観てからお読みください
この作品は、終身刑という罰の、そうした苛酷さを描くために、逆にそこで起きた痛快なお伽話を描いて見せたのではないだろうか。
そのために、主人公に見舞われる暴力さえも、決してドラマチックに描くのではなく、淡々とごく短いシーンで描かれる。
一方で、中盤の特技を生かし、働き場所を得ていくシーンも、あれあれと言っている間に、上手くいく。
それは、クライマックスの、あっと驚く展開ですら。痛快な話なのだが、なんだか手放し手気持ちよくなれないのは、おそらく、そこが主題ではないからではないだろうか。
主演二人の淡々とした演技に、そう思わされているのかもしれないが、自分にとっては、そういう映画として、「いい映画だなあ」と思えたので、文句はないどころか、とてもよかったです!
ティムロビンス、モーガンフリーマンも素敵でした。
無実の罪で投獄された主人公が、暴力が蔓延る監獄で生き抜く様を描いた物語。
友人に勧められて鑑賞しましたが、推薦通りの秀作でした。
無実の罪で投獄された主人公。理不尽と暴力の数々。それに対して忍耐と知性と知識で生き抜くさまは、それだけで爽快に感じることが出来る思いでした。
そしてクライマックス。上手に張られた伏線を見事に回収したストーリー展開は、カタルシスを感じるに十分なものでした。
少し上映時間が長過ぎると感じた分少し評点を下げましたが、一見の価値がある作品だったと思います。
塀の向こうの青い空、海まで見える情景描写
何度目の鑑賞かなぁ…
モーガン・フリーマンのナレーションに乗って進行する展開は、彼の独特な声のトーンに導かれるようにエンディングまで進んでいく。いつかは不条理から脱却出来るんだ、努力する姿を前向きに映してくれる。
いつ見ても清々しく心が晴れる映画だ。
これぞ映画の中の映画!食わず嫌いは損。
終身刑の囚人の話と
聞いただけで嫌になって
観ないで過ごした長い時間を
悔やんだ初めての映画
間違いなく星5つの大名作。
確かに監獄ものによくある
辛い酷いシーンは
避けられないが(主に前半)
さすがスティーブンキング。
重苦しい中にも
囚人同士の爽やかな
風の様な友情にユーモア
時に明るさ人間臭さが散りばめられて
ひとつひとつのエピソードが
非常によくできているが
その余韻に浸る間もなく展開する
息もつかせぬストーリー。
全く間延びせず
飽きさせず
観客を映画の世界に
没頭させる素晴らしい作品。
演者という事を忘れてしまい
面と向かって関わっているようで
感情移入してしまう
魅力あふれる生々しいキャストたち。
人生の節目で何回でも見返したい
魂を揺さぶられる大名作。
脚本に頼った演出
無実の罪で服役するアンディと彼に魅せられる囚人レッドの友情と再会を描いた感動作。フランク・タラボンの脚本・演出。ストーリーの流れと人物表現は面白いのだが、映像表現としての良さがない。
最後は大どんでん返し
かなり長かったけど最後まで飽きずに一気に見れた!頭の切れる主人公が、いつ看守や周りを見返してやるのか…と思って見ていたが、それだけじゃない。
囚人にも様々な種類の人間が居り、また看守も決して潔白ではないこと、それぞれの人生がすれ違い、そこには友情も。
最後にまさかのスカッとする展開で気持ちよく見終わることができた。
アンディの映画だ
アンディに憧れるが。レッドの40年間に別の意味で自分を重ねてしまう。レッドは図らずも幸運を手に入れてしまったように見えるがずっと何気ない希望を持って生きていたんだなという結末がいい。
塀の外に居るか中に居るかで、違うことと同じこと
正当な有罪服役のみならず、愚かな行為、愚かな裁き、不運な巡りあわせ、欲望、権力抑圧、そして友情のようなものといった人間の間のさまざまなシチュエーションは塀の中でも外でも同じである。どうしようもない人間の所為や環境における底辺からの反発、反逆、反骨の代表格が脱獄なのでしょう。そもそもが囲み塀を作った人間自身のやり方自体が正しいものであるのかどうか疑問要素の一つかもしれません。実在した脱獄囚、白鳥由栄の不屈の意地を思い起こし、またパピヨンと双璧となる好みの映画を知ることができました。
圧巻
希望を持ち続ける事の意味。自由がなくとも希望を持ち続ける事でなんとかなる。希望がない自由は行き詰まる。と様々に考えさせてもらえた。言える事は希望を持つ自由は誰にも与えられている事。大事な事に気付かされました。
この映画は語れません。
この映画は語れないなぁ、と感じました。
どの言葉を選んでも、どんなプロのライターにも書いて欲しくない。
作品の印象操作をされるのが嫌でたまらないです。
作品を汚して欲しくない。
言ってみればそれほどに素晴らしい映画でした。
【”希望はいいものだ、多分最高のものだ・・。” 冤罪に屈せず獄で生き抜き、執念で自由を獲得した稀有な男の物語。青く美しい海岸のラストシーンは何度観ても涙が溢れる作品である。傑作中の傑作である。】
ー 内容は人口に膾炙しているので、割愛。ー
■当方が特に好きなシーンのみ記載する。
・高圧的な刑務官の身内の相続に関し、アンディが元銀行マンの知恵を命懸けで授け、その見返りでビールを調達屋レッド達囚人に振舞い、彼らがビールを実に上手そうに飲むシーン。
これをきっかけにアンディと囚人との絆が生まれる。
・アンディの部屋に貼られたポスターの変遷
最初は、リタ・ヘイワース、次はマリリン・モンロー、そしてラクエル・ウェルチへ。囚われた時間の流れを見事に表現しているとともに、有るメッセージも発し続けている・・。
・アンディが図書係になり、粘り強い交渉で新たな書籍を手にする場面。仲間の囚人が読み上げた本の題名 それは”モンテクリスト伯”・・。
そして、少しづつ若いやんちゃな囚人に、アンディが学問を教えていく姿。
・アンディが囚人たちに”大音量”で、”フィガロの結婚”を刑務所内に流す場面・・。
眼を閉じて聴き入る囚人たちの姿。
・模範囚として何十年振りに仮釈放された”巣から落ちた雛を育てていた心優しき図書係の老人”が、世の流れについていけず、与えられた部屋で自死するシーンと壁に書かれた末期の言葉。
そして、その後同じく仮釈放で同じ部屋に来たレッドがその言葉の横に書いた言葉。
二つの言葉の対比。
・アンディの言葉を信じレッドが、バクストンの牧草地に出掛け、見つけたモノ。
そして、メキシコの”ジワタネホ”に向かうレッドの姿・・。
そこで、彼が見た光景・・。
<どのような状況でも、”希望を捨ててはいけない。生きなければいけない”という当たり前だが、”とても大切な事”を私に、教えてくれた作品。
自身が壁にぶち当たり、厳しく苦しい時に好きなシーンを見返す作品でもある。
今作は”傑作中の傑作である。”と個人的に思っている。>
<2020年4月4日 コロナ禍が始まった頃、その名称故、大変な事になっていた「安城コロナシネマワールド」が、名作特集として上映してくれた。
それまでも観賞した事が有ったが、大スクリーンで見る本作は格別であった。
客電が上がっても、暫く席に座っていた事を思い出す・・。>
<2022年6月18日 4Kデジタルリマスター版として、劇場で再度上映される事を猫好きのレビュアーの方に教えて頂き(大感謝である。)、念願のフライヤーも手にしながら、早朝、車を吹っ飛ばして(じゃなくって、安全運転で)鑑賞。感涙。
大袈裟ではなく、厳しき日々を生きる中で、今作の様な素晴らしき作品を2度も映画館で観れた事の僥倖さを感じている。>
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