ショーシャンクの空にのレビュー・感想・評価
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2回目以降が面白かった(笑)
初めてこの映画を観た時は何も感じなかったんです(笑) 世間であまりにも評判がいいので映画好きとして世間に置いてかれたくないがために観ただけだったので、気分が乗っていなかったのだと思います(笑) 「どんな気分で観ようといい映画なんだから初見でファンになるはずだ!」と思う方もいるでしょうが、改めて観た2回目からがいい映画だと思えました。
この映画の主人公は誰か?
私はこの映画の主人公は黒人のレッドの方であると思いました。なぜならクライマックスにおいてその心のドラマが描かれているのは見た目主人公に見える男ではなくレッドの方だからです。
本当によくかけた映画脚本は…私は映画作家ですからそこんとこに目が行くのですが…往々にして主人公が2人います。1人はヒーローで1人はドラマの主人公。この映画もそのテのタイプの物語構造を持っていて、ヒーローと主人公が実にうまく溶け合って絡み合って物語が形成されてると思いました。これ以上ないような申し分のない脚本だと思います。…ただ、原作のほうもこのままなので脚本家に対する評価があまりないですね。
採点を満点としなかったのは映像的に演出的にカメラワーク的に普通すぎるからです。ストーリーがあまりにもよくできてますので、もっと個性的で大胆な演出の映画を作っても良いように思いました。
紙かみカミみかみ神
どんなときも諦めないで とか
いかなる時も希望を捨てないで とか
こういう言葉は薄っぺらくてあまり好きではない
しかし今作は
「希望はいいもの」「希望は永遠の命だ」とか
どストレートにその台詞が発され、
メッセージを向けているにも関わらず
全く図々しくなく、真っ直ぐ胸に突き刺さる。
そんな魅力を持つのがこの作品だ。
個人的に印象に残ったシーンは
レッドの仮釈放の面談の部分。
「自分は更生したか」というお決まりの質問に
レッドはお決まりの猫かぶり回答を繰り返し
“rejection”の判定。
最後は自分の本音を打ち明けると
“approved”の判定。
これは人生で一度は経験しているであろう
就活の面接によく似ていて
自分をよく見せようと話を盛った面接は落ち、
ありのままの自分を出せた面接で
ようやく内定を貰えたという経験を思い出した。
これも簡単なようで実は難しく、
レッドもあの言葉が出るまで
多くの苦労があったことが想像できる。
そして、先程も申し上げたが、
本作は『希望』がテーマ。
にも関わらず、このシーンはレッド本人は釈放を諦め、希望をまるで捨てている。
“I got to live with that. Rehabilitated? It's just a bullshit word. So you go on and stamp your form, sonny, and stop wasting my time. Because to tell you the truth, I don't give a shit.”
この対比が非常に印象的だった。
そしてラストのシーンは、あまりにも美しすぎる
大傑作です。このような素晴らしい傑作に出逢えて
生きてて良かったと思えました。
名作!
Dear Red, If you’re reading this, then you’re out.
作家たちの方法論は、英語の文章力を向上させるきわめて大きなヒントといえます。私なら、手始めにスティーブン・キングの短編小説あたりから暗記することをお勧めします。彼の作品は、エンターテイメントとして楽しめるばかりか、アメリカに生きる現代人の心の機微を巧みに捉える文章表現が随所に見られます。───(KADOKAWA/中経出版『英語は右脳で学べ!』)
「できうる限りは、善を行うべきだろう。しかしどうしても必要とあれば、邪悪な行動を選ぶ覚悟がなくてはならない」とマキャベリは言う。どう行動するのが一番いいかはその時の状況と合わせて考えるべきだという彼の主張は非常に説得力がある。(中略) マキャベリズムは一般にあまり道徳的ではないと考えられてきたが、ナルシシズムも同様である。しかし心理学者たちは、マキャベリズムにもナルシシズムにも、ポジティブな面とネガティブな面があると考えている。(中略) さて、次はサイコパシーである。普通の感覚の人たちはおそらく、「マキャベリズムやナルシシズムはまだしも、サイコパシーなんてとんでもない・・・・・」と思うことだろう。(中略) だが心理学者たちは、サイコパシーに関して新しい視点を持っている。───(草思社『ネガティブな感情が成功を呼ぶ』)
マキャベリは、1469年にフィレンツェの法律家の子として生まれました。その後、29歳でフィレンツェの現代でいう外交官に抜擢された彼は、さまざまな国との交渉を経験したことで、「世の中というのものは熱意や道徳だけでは、決して解決しない問題がある」という現実を知る───(日本文芸社『非情な人ほど成果を上げる―マキャベリ式最強の仕事術』)
貼ってある女優リタ・ヘイワースのピンナップ写真───(ダイアモンド社『東京が壊滅する日――フクシマと日本の運命』)
出口を出ると土砂降りの雨───(ダイヤモンド社『シグナル:未来学者が教える予測の技術』)
雨を感じられる人間もいるし、ただ濡れるだけの奴らもいる。───Bob Marley
ある解説者は彼らのような人たちのことを "成功したサイコパス" と呼ぶ。またある者によれば、このように知的レヴェルの高いサイコパスは、社会の規範を破ることができると同時に、因習の火花を散らすことができる。───(早川書房『診断名サイコパス―身近にひそむ異常人格者たち』)
ショーシャンクの空に
生きることって何だろう
世の中理不尽な事だらけ。特に本作の主人公アンディは人間社会で受けるであろう最大級の理不尽を被る事になる。しかし本人は不思議とそれを意に介さない。そして常識人枠のレッドが主人公アンディの常識外れな価値観や感性を客観的に観察し視聴者に伝える。レッドの語りの部分は日本語のせいかは分からないがとても詩的で松本零士のセリフ回しを思わせるほどだった。
アンディという人物は人の理想的な生き方を映しているようにも思える。心が自由なのだ。その自由を行使する為の思考と知性が本人には備わっている。その境地に至れる人間がどれほどいるか…恐らくごく少数だと思う。そして、この映画を見た後誰もがアンディデュフレーンに感化されるだろう。
観に行ってよかった!
言葉で表せない傑作
名作中の名作。異論なし。
いいかげんレビューしないわけにもいかないでしょ、という作品。
もちろん、名作中の名作。異論なし。
なんだろう、はじめて観たときに沸き上がってきた感情は。この映画にしかないものだった。涙を流すでもなく。心が洗われたような。
いろいろ印象的な場面がある。ビールのくだり、図書係のじいさん、など。
レッドの最後のセリフで何度も出てくる「I hope」。生きていく上でやっぱり希望は持ち続けないと。個人的に人生中もっとも絶望的なとき、たまたま観た、そのときの感銘たらなかった。
最後の浜辺のシーン、あれはレッドの描く希望なんですよね。美しいラストでした。
今更ながら初めて鑑賞。 なるほど確かに名作だと思った。 個人的に余...
最高!ありがとう!
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