ショーシャンクの空にのレビュー・感想・評価
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【”希望はいいものだ、多分最高のものだ・・。” 冤罪に屈せず獄で生き抜き、執念で自由を獲得した稀有な男の物語。青く美しい海岸のラストシーンは何度観ても涙が溢れる作品である。傑作中の傑作である。】
ー 内容は人口に膾炙しているので、割愛。ー
■当方が特に好きなシーンのみ記載する。
・高圧的な刑務官の身内の相続に関し、アンディが元銀行マンの知恵を命懸けで授け、その見返りでビールを調達屋レッド達囚人に振舞い、彼らがビールを実に上手そうに飲むシーン。
これをきっかけにアンディと囚人との絆が生まれる。
・アンディの部屋に貼られたポスターの変遷
最初は、リタ・ヘイワース、次はマリリン・モンロー、そしてラクエル・ウェルチへ。囚われた時間の流れを見事に表現しているとともに、有るメッセージも発し続けている・・。
・アンディが図書係になり、粘り強い交渉で新たな書籍を手にする場面。仲間の囚人が読み上げた本の題名 それは”モンテクリスト伯”・・。
そして、少しづつ若いやんちゃな囚人に、アンディが学問を教えていく姿。
・アンディが囚人たちに”大音量”で、”フィガロの結婚”を刑務所内に流す場面・・。
眼を閉じて聴き入る囚人たちの姿。
・模範囚として何十年振りに仮釈放された”巣から落ちた雛を育てていた心優しき図書係の老人”が、世の流れについていけず、与えられた部屋で自死するシーンと壁に書かれた末期の言葉。
そして、その後同じく仮釈放で同じ部屋に来たレッドがその言葉の横に書いた言葉。
二つの言葉の対比。
・アンディの言葉を信じレッドが、バクストンの牧草地に出掛け、見つけたモノ。
そして、メキシコの”ジワタネホ”に向かうレッドの姿・・。
そこで、彼が見た光景・・。
<どのような状況でも、”希望を捨ててはいけない。生きなければいけない”という当たり前だが、”とても大切な事”を私に、教えてくれた作品。
自身が壁にぶち当たり、厳しく苦しい時に好きなシーンを見返す作品でもある。
今作は”傑作中の傑作である。”と個人的に思っている。>
<2020年4月4日 コロナ禍が始まった頃、その名称故、大変な事になっていた「安城コロナシネマワールド」が、名作特集として上映してくれた。
それまでも観賞した事が有ったが、大スクリーンで見る本作は格別であった。
客電が上がっても、暫く席に座っていた事を思い出す・・。>
<2022年6月18日 4Kデジタルリマスター版として、劇場で再度上映される事を猫好きのレビュアーの方に教えて頂き(大感謝である。)、念願のフライヤーも手にしながら、早朝、車を吹っ飛ばして(じゃなくって、安全運転で)鑑賞。感涙。
大袈裟ではなく、厳しき日々を生きる中で、今作の様な素晴らしき作品を2度も映画館で観れた事の僥倖さを感じている。>
そこには心打たれる「何か」がある。
名作はやはり名作でした
全ての人に捧げる希望の物語!
カラスのおじいちゃん
記憶にあるよりハードな作品
ショーシャンクの空に
2020年初めの一本。
リバイバル上映で観てきました。
もともと好きな映画なのでリバイバル上映されたらもう行くしかないですよね。
相も変わらず名作でしたね。
映画自体が140分ほどあるのに全然みてて疲れない。
それどころか感動すらします。
最後の終わり方は爽快感抜群。
私の好きなシーンは
「ブルックスここにありき」
めちゃくちゃ感動しますね。確かに社会経験より圧倒的に刑務所生活の方が長ければ社会に馴染めないし、何よりこの歳じゃ再犯を犯せないっていうのが切ない。
刑務所では、そこそこ有名人でも社会に出たらただの老人。犯罪歴付きの。
現実的に受刑者は釈放後どう社会に馴染むのか、はたまた自分で命を絶ってしまうのか。
そんな事を考えさせられました。
名作は埃をかぶる事はあっても色あせる事はないと思う今日この頃でした。
いまさらなんですが・・・
午前10時の映画祭でやっていたので、今年の劇場1本目に改めて鑑賞しました。
言うまでもなく傑作ですね。
伝説の作品だからワンカットワンカットが愛おしいのか、すべてが愛おしいから伝説なのか、もうよくわからなくなっちゃいました。
改めてみると、冒頭の入りから、テンポものすごく早いですよね。ストーリーの核というか、テーマというか、舞台というか、そこまでいくのにものの10分くらいだものなあ。裁判シーンとか一瞬。その一瞬でアンディの状況、ぜんぶわかっちゃうんだもんなあ。
あと、ショーシャンク刑務所への入りの空撮、すごくいいですよねえ。思い出すだけで興奮しちゃうな。
それからクレーンなのかな、真俯瞰からのヨコ位置のカットが何回か登場してましたね。そういうカメラワークも緩急あって好きだなあ。
今年の1本目がこれで良かったです。
午前10時の映画祭、もうおしまいの噂も聞こえるけど、やめないでほしいなあ。「リバー・ランズ・スルー・イット」やってくれないかなー。もうやったのかしら?
希望を持ち続けることの大切さ
何故に「空に」なん?
午前十時の映画祭で。今年は13本目の午前十時でした。来年、終わっちゃうんですよね。オジサン世代がもう一度劇場で観たかった映画。若い人たちにも劇場で観て欲しい映画。俺にとっては、貴重で大切にしていた時間でした。早期の再開を願ってます。
「ショーシャンクの空に」の原題は「The Shawshank Redemption」。"Redemption"には「贖罪」と言う意味がある事から、「囚人の贖罪」や「刑務所の中の本当の悪人である所長たちの贖罪」等の解釈が加えられることが多く。あまり一般的ではありませんが、金融用語の”Redemption”は「繰り上げ償還」と言う意味を持ちます。「繰り上げる」とは、つまりは「刑期途中での脱獄」を示唆していると言う解釈もできます。
原作は、意外ですがスティーブン・キング。「Different Seasons」と言う中編4編を収めた小説の中で「春」のパートである「Rita Hayworth and Shawshank Redemption 」が、この映画の下敷き。「刑務所のリタ・ヘイワース」と訳されていますが、先の金融用語での解釈を付け加えれれば「リタ・ヘイワースとショーシャンクからの脱獄」となります。小説には「Hope Springs Eternal」と言う副題が付されています。「春は希望の泉」と訳されており、その心は「希望は常に人の心に湧きいずる」。
もうね。原作の、そのタイトル通りの内容。映画が日本で公開された1995年は「フォレスト・ガンプ」や「レオン」の年で、それほどヒットはしなかったと記憶しますが、「生涯ベスト10」の中にショーシャンクを入れる人は少なくない印象もあります。
希望を持ち続ける事。それだけでは何かを変える事は出来ない。行動を起こす事。何か行動を起こせば希望が潰える事は無い。潰えたと見えても、希望を捨ててはならない。希望と行動は両輪。
刑務所の中でのレッドの言葉が印象的。「この塀は不思議なのさ。最初は憎む。そして慣れる。時間が経つと頼ってしまう。それが刑務所慣れってやつさ」。
希望の無い世界に慣れっこになってしまわない様に、レッドの言葉を胸にしまいつつ。やっぱり良かった。午前十時では、毎度の事なんですけどね。ホントに、もう一度劇場で観れて、嬉しかったです。
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