ショーシャンクの空にのレビュー・感想・評価
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必死に生きるか、必死に死ぬか。
また見たい。名作と聞いて鑑賞。
すごい世界だわ。
必死に生きるか、必死に死ぬか。
希望を忘れずに生きたいです。
二人がまた出会えてよかったなー。
頭がいい?世渡りがうまい?そんな人になりたいね。
引き込まれました。
楽しかったです。
13.12.2
私は、何処に在りき?
確かに僕は いるけれど
確かな僕は どこにいるんだろう
僕は ここにいるけれど
僕は どこにいるんだろう
竹原ピストル 「おーい」
日に追われ、時に追われて仕事や家の事してると、自分の所在が不明になりますね。今、ここで、くたばったら、人生の行旅死亡人になりそうとか…。
結局のところ、映画観て何を思うかは、そのヒトのその日の気分で変幻。つまり映画はヒトの心の鏡だったりするわけですね。
家のこと、仕事のこと、私の思いとは裏腹に進行するものです。いっそのこと、他者が決めた日課を、囚人が如くやってのけた方が、気楽なのかしらと…。
そんな気分でこの映画観て驚いたのは、原作がスティーブン・キングだったこと。「スタンド・バイ・ミー」は、ともかく、ヤバい映画の原作請負人が、こんなお話書くなんて。
名作の誉れ高い本作を、私が評価したところで、何も変わりません。ここは、個人的感想を。
気がかりなのはムショの所長さん。あんなことまでして、何を守ろうとしたの?。何を得ようとしたの?。
映画に出てくる悪人って、悪いヒトと云うより、弱いヒトが多い。だから、強い心を持つ主人公に恐怖する。その恐怖が大きいほど、より大きな権力や暴力を用意して、強きヒトと対峙する。その姿は、残虐でもあり、哀れでもあり、滑稽でもある…。あ、そうか、この映画の主人公を、所長さんにして観ると、いつものキング節爆裂の、ヤバい映画になりそう。
私は、しがない役人です。仕事上、周りに弱音は吐けません。それでも、頑張りました。できることは、何でもしました。なのに、今、目の前のドアが、恐怖で、鳴り響いています。神様、私は何に裁かれようとしているのでしょうか。私は、ただ…。
所長さんが、最期に見た夢は何だったの?。
嗚呼、やっぱり怖い話。不条理な世界で生き抜く知恵と勇気と、優しさ、誰か教えて。
考えようによっては、この世界そのものが、監獄みたいなもの。その中で、私達はどんな役割を演じているのかしら。願わくば、所長さん役は、ちょっと…。
私は、何処に在りき?。
❇️刑務所傑作映画!こんなストーリー絶対良いねん。知らんけど
タイトルなし(ネタバレ)
『ショーシャンクの空に』この映画は私の中では、一番か二番に素晴らしいと思っている作品だ。一連のスティーブン・キングの作品とは、ちょっと一線を画す異色の作品だと思う。
若くして銀行の副頭取だったアンディは、妻と愛人を殺害した罪でショーシャンク刑務所に収監される。所長はアンディに「規律と聖書を重んじている」と言い、アンディに与えられた聖書を手に取り「救いはこの中にある」と言った。実は、その聖書の中にアンディにとって非常に大切なものが埋め込まれていた…(これは最後に判る)
悪い奴らに目をつけられ、身体を狙われ暴力を振るわれながらも、必死で耐えるアンディ。
刑務所の主任の遺産問題にアンディが助言したことから、所長始め職員たちのお金に関する相談を一手に引き受け、所長の経理担当になる。そして不正な経理をするよう強要される。
そんななか、食事中にアンディが一番の友達になったレッドに「心の豊かさを失ったらダメだ。心の中には希望がある」と話すシーンがあるが、これは私の好きなシーンの一つで、この言葉がアンディのモチベーションを最後まで持ち続けさせる要因の一つになったと思われる。
アンディの房には、調達屋のレッドから手に入れたポスターが貼ってあった。最初はリタ・ヘイワース、次はマリリン・モンロー、最後はラクウェル・ウェルチ…このポスターが、後に大きな意味を持ってくる。
ある時、新人の収監者が入って来て、その男から、妻と愛人を殺害した″真犯人″の存在を知ることになり、そのことを所長に話したが、全く取り合ってくれなかった。自分の私利私欲のことしか考えていない所長は、アンディを手元から手放すわけにはいかなかった。所長に反抗したアンディは、懲罰房に2か月も入れられた。
その後、アンディはレッドに覚えておいてほしいと話す…「メキシコのジワタネホに住みたい。バクストンの牧場にある大きな樫の木の側にある、石垣の中の黒曜石の下を探せ」…と。
その日の所長の経理の仕事が終わり、アンディに所長が用事を言いつけて帰ってから、ちょっとした見せ場がある。
その夜、アンディは姿を消した。脱獄したのだ。収監されてから何と19年…
所長が、アンディがいた房に置いてあった小さな置物をポスターに向かって投げると、そこに小さな穴が開いた…ポスターを剥がすと、そこには大きな穴が出来ていた。
脱獄の日は嵐だった。大事なものだけをビニール袋に入れ、足に括り付け、下水管の中を通って外に出た。青い囚人服を脱ぎ捨てて、大きく両手を広げて空を仰いでいるアンディの姿が印象的だ。私がこの映画で一番大好きなシーンだ。
その後、アンディが作り出した架空の人物に成りすまし、銀行に行き、所長がアンディを使って隠し持っていた裏金の大金を全て手に入れた。
そして、アンディは新聞社に所長の悪事の証拠を送り、新聞の一面にそのことが載った。沢山のパトカーが来る中、所長は拳銃自殺する。
レッドは仮釈放になり、暫く仕事をしていたが、アンディが話していたことを思い出し、その場所を訪ねると、そこには金属の箱が埋めてあり、中にはお金と手紙が入っていた。
レッドは、仮釈放違反ではあるが、希望を抱き、アンディが住みたいと言っていた、その地を目指す。
そこには、おんぼろのボートを磨くアンディの姿が…アンディとレッドは抱き合って、再会を喜んだ…
ティム・ロビンスもモーガン・フリーマンも実にいい。会話も聞こえず、そのままカメラが遠ざかっていくのもいいラストだった。
何回観ても、本当に素晴らしい映画だ。
ナチスものと比べてしまう
まず、エンタメではない。
それを望むなら「プリズン・ブレイク」を観るべき。
淡々と描写される刑務所内での日々が退屈を誘うが、それは視聴者に数十年という時間を追体験させるギミックなのだろう。
話の内容は「冤罪、投獄、投獄中の状況を利用しての脱獄、報復と安穏」という、ありきたりなもの。
終盤のレッドの心情の吐露が捨て鉢なのも長い刑務所生活で「廃人」になったからだろう。しかしその態度があってこそ、最後にアンディーと再会したときの最高の笑顔が輝いていた。
物足りないことがあるとすれば、レッドが遺族と再会して罵られた末に絶望と疎外感と空虚を感じる描写が欲しかったかもしれない。スーパーでの労働だけでは命を断つ根拠としては弱くはないか。
話は外れるが、かつてナチスによって強制収容所に投獄されたユダヤ人心理学者・エリクソンは、収容所では希望を失った者から死んでいく様を見て、「どんな時でも人生にイエスという」態度で生還した。
人生に必要なのは希望であり、その希望を支えるものは信仰であった。
本作ではそれに比べれば、刑務所内が圧倒的に快適であり、あまつさえ「ホーム」だとか「帰りたい」とも。
ここらへんが冗長さと甘さを醸し出してしまった気はする。
まだまだ色々と思うところはあるが、あとは皆さんにお任せします。
悪くはなかった。
考えさせられる
刑務所に入った者にとって、希望とは、自由とは、救いとは何なのか考えさせられる。
悲劇の主人公だが、落胆して嘆くわけでも、抵抗して闘うわけでもなく、受け入れて身を任せているかのようだった。脱獄したので、受け入れているわけではなかったようだが。
アンディは刑務所の中でも自由だった。心は誰にも侵されることはない。全くその通りだ。
同じ環境下でも、どのように受け入れ、何を思い、何を希望として生きるのか、それによって違いが生まれる。それが大事なのだと思った。
アンディとレッドの近すぎず遠すぎない、確かな友情が素晴らしい。最後の場面は本当に感動する。
1つ1つの場面が静かで淡々としていて、それでいて丁寧で分かりやすい。レッドがナレーションしてくれているので、意味が分からない場面もない。グロい場面や痛々しい場面は映されていない。(多少殴られたりはある。)房の中や夜といった場面は暗くて分かりづらくなりがちだが、暗すぎず明るすぎずとても見やすい。
誰が見てもきちんと意味が分かりり、感動できるような作りになっている。名作と言われるだけのことはある。
男の物語
希望はあるはず
必死に生きるか必死に死ぬか。
理不尽に投獄されたアンディと獄中で出会った友人との友情のストーリー。
所長はあまりにクソ。中盤から後半にかけてカルマが溜まっていきます。
しかし最後にカタルシスがあります。スッキリした。
余韻が残る良い映画でした。有名な雨の中で手を広げるシーンも感動的。
終身刑はシャバに出た後にも苦役を強いるのだというのは考えたことも無い新しい視点でした。確かにそうだと思った。
どんな環境でも希望を失っちゃならないし、常に壁を破り続けなければならない。
希望と信念
無実で監獄に入ることになった主人公の信念の強さに感動させられた。
また、そこで知り合った友達も現実と向き合うことにあきらめようとしたが、希望を持つことの大切さを教え導き再会した時も感動した。
自分も人とのつながりを大切にして生きようと考えさせられた。
冤罪という不運のなか希望を持ち長い年月夢に向かって、続けていく辛抱強さ
自分もコツコツと好きなことを見つけて続けていこうと思う。
希望
漫画家の東村アキコさんが、映画ベスト3で1位に挙げていて、興味を持...
漫画家の東村アキコさんが、映画ベスト3で1位に挙げていて、興味を持ちました。
(次点で『楢山節考』と『八甲田山』、どっちが2位かは忘れた)
観てみて納得。
あれこれ世話して自活力付けるところまで"助け切る"のって
ほんとアッコせんせーっぽい発想(^^)。
レッドが、スーパーの上司から「もうあなたは囚人じゃないのだから、トイレくらい好きに行きなさい」と慰められるシーン。
私はレッドが優しくされてホッとしたのに、レッドの顔に滲むのは絶望。
あぁ、もうオレは駄目なんだ、あきらめ、脱力。
"Brooks was here."。
そこに手が差し伸べられ、レッドが生気を取り戻して走り出す流れが大好きです。
しかし、アンディの折れない心は相当すごい。どうやって培われたんだろう。
別にあのまま刑務所の中で、居場所を作って住んでしまえそうなのに、
ずっとずっと、誰にも相談せずに、計画を進めていた。
私には無理かも。目的がブレないタフさ。
一体何を燃料に、あの望みを燃やし続けていたのだろう?
明言されないけど、劇中でのあれこれが浮かび、きっと一つではないのだと考えさせられる。
レッドのことを案じて先鞭付けよう、というアヴァンギャルドな企みもあったはず。
アッコせんせーの、"返せなかった恩/見捨てて自分だけ大成した懺悔"を癒すタラレバ映画でもあるんだな。
ある意味"土地の呪い"がテーマでもあるので、紛れもなくキング作品・・・・コジツケかしらね(^^;)
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希望は誰にも奪えない
希望は誰にも奪えない。そんなメッセージをこの映画からは感じることができた。刑務所という絶望感が漂う環境においても希望を捨てずに毎日をひたすらに生きているアンディには勇気づけられた。無実の罪で投獄され,あんな絶望の刑務所にいたら気が狂いそうになると思うが,そんな環境であっても希望が明日への活力となり,生きる力を与えてくれるんだなと思った。
アンディのセリフであった,「必死に生きるか,必死に死ぬか」という言葉が頭に残っている。一体どんな意図でアンディがレッドに言ったのかは想像でしかない
が,レッドに俺は必死に生きてやると言いたかったのかもしれない。アンディとは対象的にレッドは希望を持つことは絶望,死に繋がると考えているように思えるが,アンディとの出会いでその考えが少しずつ変わり,自分も必死に生きることを選択したのかもしれない。
必死に生きる=シャバに出て自由を謳歌する 必死に死ぬ=刑務所で生涯を終える といったことなのかもしれない。
そんな考えさせられる映画であり,ベタなメッセージではあるかもしれないが,こんな勇気づけられる映画は素敵だ。
「希望」,「友情」,「勇気」 そんな言葉が似合う映画であり,余韻に浸っている。
こんなかけがえのない映画に出会えて良かった。
いつの間にか名作認定されてる
キングのノンホラー中編集Different seasons から『スタンド・バイ・ミー』に続いて2本目の映画化作品、というだけで観に行って当然なんだけど…劇場公開時は見逃す。
今や王道定番の名作という感じだろうか。
やはり知性こそが人間を人間たらしめているものなのではないかな。そしてあの驚き…。これは嫌いになる方が難しかった。
タイトルなし(ネタバレ)
主人公のモーガン・フリーマン演じるレッドからの視点にして、もう一人の主人公アンディを客観視している今作は、秘密めいたアンディの心の中を視聴者にも知られないようにするためだと思う。
ショーシャンク刑務所の建物が見応えがある。レトロな車両も登場。
レコードのエピソードも印象的。心の中にある音楽は誰にも奪えない。
アンディはアルコールを辞めた。ダビデが悔い改めたように。そしてまるでソロモンのように信頼と富を築き上げた。
権力乱用し私腹を肥やす刑務所の所長は、聖句まで暗記しているほどの聖書の愛読者。彼は聖書をどう理解していたのか不思議。暴力と恐怖で支配して上手くやってきたのだろうが、アンディの心の中の希望は奪うことができなかった。
豊かな人生を生きるためには、リスクを冒して細く狭い道を通らなければならない。
ラスト、まるで二人は楽園で再会したような描写。
結果的に今作自体が聖書のようでもあった。イエスのことを弟子視点で書かれた新約聖書のように、アンディのことをレッドが語る。
最高傑作
この映画は本当に素晴らしい。
展開ややが遅いが、まったく退屈にならない。
天才的な頭脳と不屈の精神を持った男、長年の獄中生活で卑屈になった男、
この2人の交流が暖かい。役者もピタリとハマっていた。
このテの映画には珍しく、最後は意外などんでん返しが待っている。
それも複数用意されており、伏線もちゃんと張られている。
誰もが感動し、誰もが納得できる、でも平凡ではない。
今後こんな映画に巡り合えることがあるのだろうか、とさえ思ってしまう。
嗚咽
知性、強かさ、高潔さ、勇気。
久々の視聴。
アンディーの知性、その強さ、全てに辛くなった。
こうなりたかった。
牢獄の辛く過酷な気の狂うような環境でも、
その知性、その高潔さ、その強かさを失わず、
希望を持ち、未来へ進んでいける……
そんな人間になりたかった。
だいぶ前、大学生だった頃にこの映画を観た。
アンディーに憧れた。
この知性こそが自分が大学に進んだ意義だと思った。
今はどうだろう。
そんな知性、強かさ、高潔さ、勇気、それらは今の自分にあるだろうか。
社会に出て、それなりの職を持ち、それなりに生きてるが、
今の私に希望はあるだろうか。
逆境を打ち砕くだけの知性が、力が、高潔さがあるだろうか。
私は何をしたい?
やりたかったことは?
私は何を持ってる?
私にアンディーのような高潔さはあるか?
どうだろうか。
大学生の時には「いい話」だと思い感動した。
今は何か辛いものを感じる。
希望を持つのが怖いのか?
レッドが「希望を持つな」とかつて忠告したように。
私が日々従事している仕事に、見出せる価値はなんだろうか。
そこで何を磨き上げられるだろうか。
その知性も、強かさも、高潔さも、勇気も、
生きてきた全ての積み重なりであり、
それが「不運」すら時に打ち勝てるだけの力となる。
私も、この満ち足りた日々の中で、そうした力を得るべく積み重ねることができるだろうか。
やらねば、成らぬ。何事も。
そう実感する一作であった。
理不尽と誇りの戦い
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