グローイング・アップ5 ベイビー・ラブ
劇場公開日:1984年8月4日
解説
ベンジー、ヒューイ、ボビーの三人トリオがくりひろげる恋愛騒動を描く「グローイング・アップ」シリーズ第5弾。製作はメナヘム・ゴーランとヨーラム・グローブス、エグゼキュティヴ・プロデューサーはアムノン・グローブスとラルフ・アダー。監督はダン・ウォルマン。脚本はボアズ・デイヴィッドソンとエリー・テイバー、撮影はイアン・ローゼンバーグ、編集はマーク・ヘルフリッチが担当。当時のヒットソング「スイート・リトル・シックスティーン」「メビリン」「サマータイム」等全27曲が挿入されている。出演はイフタク・カツール、ツァッチ・ノイ、ジョナサン・シーガル、ステファニー・ベッチ、サブリナ・シェヴァル、ドリー・ダラーなど。
1984年製作/イスラエル
原題または英題:Baby Love
配給:トライスター=コロムビア
劇場公開日:1984年8月4日
ストーリー
ベンジー(イフタク・カツール)、ボビー(ジョナサン・シーガル)、ヒューイ(ツァッチ・ノイ)の三人組は、学校も兵役も終わり、今はバイクを乗り回して、相変わらず、女の子を追いかけ回している。たまり場のカフェ・モンタナに集まっては、女の子の話をしている。ボビーの妹ジニー(ステファニー・ベッチ)が、友人のルーシー(サブリナ・シェヴァル)を連れてやって来た。べンジーは、幼なじみのジニーが美少女になっているのを見て驚いた。プレイボーイのボビーが、妹のことに関しては厳しい。親友のベンジーでもへたには近づけない。今やバイクに夢中の彼らは、危険な胆だめしのゲームに凝っている。崖っぷちに置いたドラムカンをバイクで一周するというものだ。町ヘの帰り道、ボビーはルーシーをのせ、一方、ベンジーは、ジニーを送っていくことになった。そのツーリングですっかり仲よくなる二人。ジニーにさっそくパーティにさそわれたベンジーは有頂天になった。パーティの当日、黒いシャツでドレス・アップして出かけようとしたべンジーは、ママ(ドボラ・ケイダー)に呼びとめられ、いとこのフリーダ(ドリー・ダラー)と一緒に行くように言われた。フリーダは、ホクロが目立ち、まんまるメガネをかけた、ちょっとマンガのような娘だ。しかし、パーティでは、フリーダをもの好きなヒューイに押しつけて、べンジーは、ジニーを連れて、深夜の公園ヘと乗り出した。でもボビーが妹を大切にしているのを悪うと、どうもキスひとつできない。その頃、フリーダをべンジーの家まで送って行ったヒューイは、フリーダをめぐってベンジーの両親とひと騒動。公園での深夜デート以来、ボビーに隠れてデートをするようになったベンジーとジニー。ある日、池に泳ぎに行き、ジニーの大胆な態度にたじたじとなったべンジーは、帰り道でバイクをパンクさせてしまい、ジニーはヒッチハイクで帰る仕末。妹の恋を、ルーシーから聞いたボビーは、頭に血がのばるはどの怒りをおぼえた。妹を〈C〉体験済みだと勘ちがいしたボビーは、ベンジーになぐりかかった。その件ですっかり、意気消沈した二人は、くい違いの毎日。ジニーが病院に運ばれたことで妊娠したと早がてんしたボビーがベンジーと大喧嘩。荒れたベンジーがバイクで飛ばす。医者が妹のバージンを保証したことで誤解だと気がついたボビーが追いかけて来てべンシーと体当り。バイクは2台とも燃え上がってしまった。改めてベンジーの友情に感謝するボビー。そこヘ、ジニーがヒューイの車でかけつけるのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ダン・ウォルマン
- 脚本
- ボアズ・デビッドソン
- エリー・テイバー
- 製作総指揮
- アムノン・グローブス
- ラルフ・アダー
- 製作
- メナハム・ゴーラン
- ヨーラン・グローバス
- 撮影
- イアン・ローゼンバーグ
- 編集
- マーク・ヘルフリッチ
- 字幕
- 戸田奈津子