ゲロッパ!

劇場公開日:

解説

ソウル・ミュージックの帝王“ジェイムズ・ブラウン”誘拐計画や、生き別れた娘との再会など、収監を目前に控えたヤクザの組長をめぐって繰り広げられる騒動を描いた人情コメディ。監督は「ビッグ・ショー! ハワイに唄えば」の井筒和幸。脚本は「Dolphin Through」の羽原大介と井筒監督の共同。撮影を「新・仁義なき戦い 謀殺」の山本英夫が担当している。主演は、「釣りバカ日誌13」の西田敏行と「千年の恋 ひかる源氏物語」の常盤貴子。第77回本誌日本映画新人女優賞(寺島しのぶ)受賞、第58回毎日映画コンクール男優主演賞(西田敏行)受賞、第46回ブルーリボン賞主演男優賞(西田敏行)、助演男優賞(山本太郎)受賞、第28回報知映画賞最優秀主演男優賞(西田敏行)受賞、第27回日本アカデミー賞優秀主演男優賞(西田敏行)受賞、文化庁支援作品。

2003年製作/112分/日本
配給:シネカノン
劇場公開日:2003年8月16日

ストーリー

収監を目前に、組を解散し引退を決意した羽原組組長・羽原大介(西田敏行)には、やり残したことがふたつあった。ひとつは、25年前に生き別れた娘・かおりとの再会。もうひとつは、大好きなジェイムズ・ブラウンの名古屋公演に行くこと。そして、そんな羽原の為に弟分の金山組組長・金山(岸部一徳)は、子分たちにJBの誘拐を命令する。しかしJBをよく知らない子分の太郎たちは、マリンリゾート“ラグーナ蒲郡”で行われるものまねショウに出演すべく来日していたJBのそっくりさん・ウィリーを誤って拉致してしまう。ところが、そのショウを取り仕切るプロダクションの社長がかおり(常盤貴子)だったことから、羽原は図らずもかおりとの再会を果たす。また、行方不明になっていたウィリーの穴を羽原がステージに立って埋め合わせたおかげで、かおりの羽原に対する長年のわだかまりも解ける。そして、羽原収監の日。偶然にも金山が時の総理の恥ずかしい写真をゲットしていたことから、超法規的措置が取られ羽原は無罪となる。すべては大団円となり、かおりと一緒に孫娘・歩の学校の創立記念式典に出席した羽原は、みんなでダンスに興じるのだった。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

監督
脚本
羽原大介
井筒和幸
エグゼクティブプロデューサー
李鳳宇
プロデューサー
石原仁美
撮影
山本英夫
美術
大坂和美
須坂文昭
音楽監督
高宮永徹
音楽
馨紀子
主題歌
SOULHEAD
録音
白取貢
音響効果
北田雅也
照明
渡邊孝一
編集
冨田伸子
衣裳
浜井貴子
刺青
霞涼二
ライン・プロデューサー
祷映
プロダクション・マネージャー
杉原奈実
助監督
小笠原直樹
スクリプター
森直子
スチール
小鮒利也
特殊効果
船橋誠
特殊メイク
松井祐一
福雅朗
三好史洋
山口深雪
スタント監修
中瀬博文
“Get up!” Soul Bros.
李鳳宇
遠谷信幸
川島晴男
平川容豊
川崎代治
甲斐真樹
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受賞歴

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映画レビュー

4.0本作こそは実は西田敏行さん追悼に最も相応しい作品だったのかも知れません

2024年12月29日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

ゲロッパ
2003年邦画
西田敏行さんさん主演
西田敏行さん、2024年10月訃報に接しました
76歳の早過ぎる死でした
彼の膨大な仕事の中でもさして注目されない作品だと思います
彼の回顧ニュースでも取り上げられるのは釣りバカ日誌などの有名作品ばかりでした
確かに本作が西田敏行さんの何を代表しているのかと問われると困ります
しかし彼のアドリブの暴走がもたらす高い演技の世界は確かに本作の中に濃密に詰まっていますそこは楽しめると思います
映画としての面白さは、ソウルミュージックのマニアであれば2倍面白く感じられるでしょう

自分は大昔からのソウルミュージックマニアなので大いに楽しめました
しかしそうでなければ、半分しか面白くないでしょう
つまりソウルミュージックマニアのうちわ受けネタが多いのでマニアでなければ置いてけぼりになってしまうだろうと容易に想像できます
何でソウルミュージック?
何でジェームズブラウン?
意味なんて無くて監督かは制作陣の誰が好きだったというだけでしょう
2003年にジェームズブラウンの来日公演があったばかりだったのでその感激が本作になったというだけのことだと思います
あれから21年
西田敏行さんは映画の中では53歳
まだ元気に踊り弾けています
本作の中にソウルミュージックのコアなマニアの人たちが大勢写っています
彼ら彼女達も西田敏行さんとあい前後して永眠なされた方もおられます
なんかそんな小さなコミュニティーの記録になっています
山本太郎、ラサール石井といった政治的に香ばしい面々も多く登場します
後年、パヨクとして名をはせた人物たちが集合しています
これは監督の人脈なのでしょう
山本太郎などはいまや党首になって国政に関わっています
時代は流れ移り変わってっていったのです
21世紀にずっと下の世代の若い人が本作を観る意味や意義は何でしょうか?
自分には良く分かりません
多分無いと思います

ただあなたがソウルミュージックマニアならマストです
一般の観客の二倍は面白く楽しめることは約束できます
腹を抱えて笑うことができます
JB だけでなく数々の挿入曲も全てソウルミュージックです
マニアが撮ったことが良くわかる作品です
それらの曲は皆、本作公開時点からでも25年は昔のヒット曲ばかりです
つまり団塊の世代の彼らが20歳から30半ばの時代の全盛期の頃のものなのです
その彼ら彼女らが50歳を越えて老境という監獄にに入ろうとしている
その前に思い残すことがないようにしたい
蝋燭が消える前により一層明るく燃えるように
そんなあがきを描いた映画だったのです
西田敏行さんだけでなく
団塊の世代の人々が老境に入って行く謝別の作品であったのです
人間の寿命には超法規的措置なんてないのですから
その意味で本作こそは実は西田敏行さん追悼に最も相応しい作品だったのかも知れません

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共感した! 1件)
あき240

3.0評価平均値よりはいいと思うけどなあ

2024年11月24日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

みんな厳しいね。確かにUNXTとかで観るから映画館の人より評価は甘いかも

コメントする (0件)
共感した! 0件)
symi

3.5西田敏行追悼目的視聴も、いまひとつに思えてしまった

2024年11月2日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

萌える

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 3件)
Kazu Ann

3.5ゲロッパ

2021年1月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

昭和ですね〜〜

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共感した! 1件)
m@_@m