竜二 Forever
劇場公開日:2002年3月2日
解説
映画作りに命を懸け、33歳の若さで逝った伝説の俳優・金子正次の生き様を描いた青春ドラマ。監督は「売春暴力団」の細野辰興。生江有二による原作を基に、細野監督と『ウルトラマンネオス 僕らの恐竜コースター 決断せよ!SE救出作戦』の星貴則が共同で脚色。撮影を「Go!」の栗山修司が担当している。主演は「GO―CON!」の高橋克典。スーパー16ミリからのブローアップ。
2002年製作/115分/日本
配給:アミューズピクチャーズ
劇場公開日:2002年3月2日
ストーリー
78年。映画スタアを夢見て愛媛から上京し、アングラ劇団エイトマンの看板役者となった金子正次は、しかし映画への熱き想いを捨てきれないでいた。だが、彼に映画出演のチャンスはなかなか巡って来ない。そんな矢先、新宿の路上で倒れ病院に担ぎ込まれた金子は、病床で自分が主演する映画の脚本を自身で執筆することを決意。妻・幸子に支えられながら、「竜二」という脚本を完成させるのだった。ところが、無名の役者が主演の映画に製作費を出してくれる会社など無く、結局、「竜二」は自主映画としてスタートすることになるが、初監督に戸惑う旧友の田中は途中で降板。プロデューサーを務めていた石原がサポートに入るも、撮り終えたものは金子の思い描いていたものとあまりに違っていた。そこで、金子は石原に再撮を依頼。その甲斐あって、完成した作品の評判は良く、映画もヒットを記録した。だが映画が公開中の83年11月、金子は33歳の若さで他界してしまうのであった。