ラブ&ポップ

劇場公開日:

解説

トパーズの指輪に魅せられたコギャルが、それを手に入れる為に援助交際に走る姿を描いた青春ドラマ。監督は「新世紀エヴァンゲリオン劇場版Air/まごころを、君に」の総監督・庵野秀明。村上龍の『ラブ&ポップ トパーズII』を、「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 EVANGELION:DEATH」の薩川昭夫が脚色。撮影を「CAT'S EYE」の柴主高秀が担当している。主演は新人・三輪明日美。ビデオからのキネコ作品。

1998年製作/110分/R/日本
配給:ラブ&ポップ制作機構
劇場公開日:1998年1月9日

ストーリー

裕美は今時の女子高生。いわゆるコギャルだ。夏休みを控えたある日、彼女は仲間の知佐、奈緒、千恵子と一緒に渋谷へ水着を買いに出かけた。ところが、そこで見つけたトパーズの指輪が欲しくてたまらなくなった彼女は、他の3人の協力を得て、デパートの閉店時間までにその代金をエンコーでゲットすることになる。やりたいことや欲しい物は、思ったときに始めたり手に入れたいしないとダメなのだ。しかし、カラオケボックスでマスカットを噛んで欲しいというオヤジや、一緒にレンタルビデオ屋に行って欲しいという変態入った青年などなど、ひどい体験ばかり。しまいには、キャプテン××のぬいぐるみと話すちょっと変わった青年と入ったラブホで、彼に暴力をふるわれ深く傷ついてしまう。結局、デパートの閉店時間に間に合わず、指輪を買うことはできなかった。しかし、家に帰った裕美は、ちょっぴり大人になっていた。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.5「時間の価値は」

2021年1月6日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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すっかん

3.0数年前にAmazonプライムで視聴したことがある。本日はレビューの...

2024年1月16日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

数年前にAmazonプライムで視聴したことがある。本日はレビューのためHuluにて1.75倍速で視聴。世紀末当時の東京の援助交際を独特な演出で作品にしている。画質が悪いのは意図的なのか予算が無かったのか知らないが、肯定的に考えれば個性的で味があるということもできる。
当時の意地悪風な浅野忠信さんが好き。

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Don-chan

4.0いつの時代も、この世代の女子はこんな感じで…。

2023年11月30日
PCから投稿

この年代の女子達は、きっと、
明治、大正、昭和、平成、たぶん、
間違いなく、それより前から同じなはず。

彼女達の行き場の無い心、自由さ、楽しさ、
未知なる危険も興味津々で、突き進む。
そんなものがぐるぐる渦巻いている。

昨日より今日、プラス明日。
ひとつ歳を取る恐怖と重要性。

心の内。

それを表現するカメラワークは、
後のシン・ウルトラ…よりも、
シン・仮面ライダ…よりも、
かなり抜群で、ハマっている。

特にエンドクレジットのシーンは素晴らしく
よくぞこれを選択してくれた、と感激した。
同時に、これが全てと感じた。



太宰治の「女生徒」から60年、
村上龍の残したこの娘達の姿は、
時代は違えど、似た匂いがする。

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星組

5.0渋谷の女子高生

Mさん
2023年11月26日
Androidアプリから投稿

方向性が違うだけで、「リンダ・リンダ・リンダ」の女子高生たちと何ら変わりはないのかもしれない。
若い頃の仲間さん、浅野さんがよかった。
最後のエンドロールは物凄く好き。

〈追記〉
配信だったので、何度もエンドロールを見ているうちに、最初につけた評価「3」が変わってしまった。ごめんなさい。

〈追記の追記〉
配信が今日までで、その事に気づいて、午前0時になったら突然終わるのか試したくなり、実験してみた。結果、巻き戻す間はずっと見れることがわかった。「この素晴らしい愛をもう一度」を聞きながら、「ああ、この歌は自分が終わろうと思ったところで終わりになるんだ」とわかって、この映画自体とリンクした気がして感慨深かった。「シン・仮面ライダー」以来、どうにも好きになれなかった監督のことが、こんなエンドクレジットを作れる人なんだと思うと、見方が160°くらい変わってしまった。

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