はやぶさ奉行
劇場公開日:1957年11月17日
解説
週刊アサヒ芸能連載の陣出達朗の原作を「日清戦争風雲秘話 霧の街」の共同脚色者の一人、高岩肇が脚色、「若さま侍捕物帳 鮮血の人魚」の深田金之助が監督した、“遠山の金さん”が主人公の時代劇。撮影は同じく「若さま侍捕物帳 鮮血の人魚」の三木滋人。主演は「佐々木小次郎 (前篇)(1957)」の片岡千恵蔵、千原しのぶ、花柳小菊、「若さま侍捕物帳 鮮血の人魚」の大川橋蔵、「ふるさとの唄 哀愁のりんご園」の岡田敏子。色彩はイーストマン東映カラー。
1957年製作/93分/日本
原題または英題:Plot in the Tosho Shrine
劇場公開日:1957年11月17日
ストーリー
目下江戸で評判のお道、およう両太夫のギャマン水槽の水中曲芸の最中に殺人事件が起った。その犯人を目撃したのは水槽中の二人だけだった。御存知遠山の金さんは、お道太夫の友達である大工藤兵衛の娘お景の家に弟子となって住みこんでいた。ある晩お景の家に飛びこんできた侠盗ねずみと出喰わして意気投合した。金さんはお景と家に帰る途中、第二の殺人にあった。その男は前の事件と同様に大工で“花川戸の虎姫”という言葉をのこして息絶えた。その翌日おようは、水槽の中で死体となって発見された。金さんは植木職人に変装して虎姫屋敷にのりこんだ。虎姫の六郷藩は日光仮御殿の造営を命じてられており虎姫は将軍の愛妾お牧と兄の有楽斎と将軍暗殺の密議をこらしていた。虎姫の屋敷を見張っていた金さんは、屋敷から出て来た数人の大工と武士の後をつけた。一行の進む先は日光街道で、有楽斎も日光にむかっていた。お景やお道は虎姫一味に捕えられたが、ねずみの機転で救けられ、金さんも、道中敵の妨害をものともせず日光の工事場にのりこんだ。有楽斎は、藤兵衛の考えた歯車の仕掛けを、天井に仕組んで将軍を殺そうとしたのだった。そして六郷筑前守をあやつり、お牧の方一派で天下を取ろうとした。いよいよ将軍御参詣の日が近づいて来た。その警護役には金さんの父の遠山景晋がえらばれた。金さんは工事完成の夜、他の大工と共に毒を盛られたが、一人だけ助かった。が、追いつめられて崖から落ちた。お景ら三人が水葬にあいそうになった時、金さんが現れ助けた。将軍御参詣の当日、御殿の天井は轟音と共に落下した。その寸前、金さんは畳をはね上げ飛びだしてきて、将軍を助けた。逆賊は召し捕られ、遠山景晋の裁きを受けた。金さんは北町奉行として、父を助け、悪人どもの陰謀をあばいた。悪人どもは自から亡びた。
スタッフ・キャスト
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遠山金四郎片岡千恵蔵
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侠盗ねずみ大川橋蔵
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お景千原しのぶ
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千吉植木千恵
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お道岡田敏子
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お半花柳小菊
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藤兵衛高松錦之助
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遠山景晋明石潮
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月波権九郎片岡栄二郎
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将軍家慶沢田清
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堀田備中守大河内傳次郎
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跡部山城守香川良介
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長岡有楽斎進藤英太郎
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塚口伝兵衛仁礼功太郎
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中野助五郎上代悠司
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大郷筑前守市川小太夫
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虎姫弥左衛門柳永二郎
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霧戸武兵衛岡譲司
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俵藤源之進戸上城太郎
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久保寺勘五郎尾上華丈
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伊庭半兵衛加賀邦男
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大蔵鉄之丞立松晃
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お牧の方松風梨栄子
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およう品治京子
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牛兵衛大橋史典
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卯之吉団徳麿
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婆や岡島艶子
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甚兵衛小金井修
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又八富久井一朗
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お君吉本清子
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大工の老父河部五郎
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大工の女房明智八百栄
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職人風の男国一大郎
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育次郎匹田国男
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鎌吉梅沢昇
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良作矢奈木邦二郎
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房吉河村満和
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耕助人見寛
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弁吉東日出雄