細雪

劇場公開日:

解説

名匠・市川崑が谷崎潤一郎の同名小説を映画化。名家に生まれ育った四姉妹の三女の縁談を中心に、姉妹それぞれの1年間を四季折々の風物を織り交ぜながら描く。昭和13年。大阪・船場の蒔岡家では、次女・幸子らが三女・雪子に縁談の世話を続けていた。しかし話は一向にまとまらず、雪子本人はのんびりとお嬢さま暮らしを楽しんでいる。一方、5年前に駆け落ち騒ぎを起こした奔放な四女・妙子は、恋人の急逝をきっかけに酒場へ通うようになる。長女・鶴子役に岸惠子、次女・幸子役に佐久間良子、三女・雪子役に吉永小百合、四女・妙子役に古手川祐子と、当時の日本映画界を代表する豪華な顔ぶれがそろった。

1983年製作/140分/日本
配給:東宝

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第7回 日本アカデミー賞(1984年)

ノミネート

作品賞  
監督賞 市川崑
助演男優賞 伊丹十三
新人俳優賞 仙道敦子
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映画レビュー

5.0市川崑監督の魔法の様な映像に驚愕

2023年2月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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Kazu Ann

4.0吉永小百合。

2022年10月16日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

谷崎の原作は考えずに観ました。だって、そんなぱっと読んでわかるようなもの書くわけないんだから。そういうのは研究者にお任せして、普通に映画は映画として楽しみました。
着物やら建物やらロケやらの豪華さや演出に掛ける熱量や時間など、色々見所は多いと思いますが、自分の一番の収穫は小百合様の演技でした。ファンには引っ叩かれそうですが、彼女の演技の魅力が今まで全く理解できずにいました。でもこの役は完璧ですね。他の俳優は全部すごいですが、彼女の物腰や(着物で育った人特有の物腰があります。彼女の方が岸恵子より所作が美しいなんて本当に驚きました)、考えの読めないゆるふわキャラを演じつつ、ここぞというときにがっと前へ出て、役柄を小出しに見せる様なんて中々です。「はっきりしない=ぼやけている」のはここで出てくる船橋のカルチャーそのものでもありますね。実は彼女は一番船場を象徴するキャラのように感じますし、そこに掛ける監督の演出にも拘りが一番感じられる気がします。
この映画は監督の悲願だったそうですね。例え市川崑好きでも正直これは好みが別れそうですが、観て損のある映画ではないと思いました。それだけの力作です。

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胃袋

2.0谷崎作品は苦手

2022年9月13日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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kossy

3.5昭和の海街ダイアリー

2021年4月24日
iPhoneアプリから投稿

美しき四姉妹の栄枯を、三女のお見合いを主軸に描く。

映像がとにかく美しく、自然の風景や伝統ある家屋、四姉妹もそうだが、着物など衣装もひとつひとつが美しい。
吉永小百合などもでているが、特に美しいのは古手川祐子。健康的で可愛らしく、すごくよかった。基本全員着物なのだが、古手川裕子は四女役で洋装も多いのも可愛らしい特徴なのかもしれない。なぜか、古手川裕子だけ入浴シーンまであるし。

起伏は薄めな内容だが、映像が麗しいので眺めてしまう感じで、変な話だが、美術館行ってるようなイメージだった。

みなさんおっしゃる通り、音楽だけ意味不明だった。安っぽいシンセサイザー。音楽なしでもいいくらいだった。

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やべっち
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