中山美穂「平成細雪」で共演の妹たちに感謝「ずっと続いていけばいい現場」
2017年12月25日 19:25

[映画.com ニュース] NHK・BSプレミアムのドラマ「平成細雪」の会見が12月25日、東京・渋谷区の同局で行われ、中山美穂、高岡早紀、伊藤歩、中村ゆりの4姉妹が顔をそろえた。4人はドラマ同様のあでやかな着物姿を披露した。
文豪・谷崎潤一郎の代表作「細雪」が原作だが、時代設定を戦前からバブル崩壊後に変更。これまで3度の映画をはじめ何度も映画化されており、長女を演じた中山は、「小説で何度も挫折していて、この役を中山に与えるという発想はどなたも浮かばないと思っていた。与えてくださった関係者に感謝します」としみじみ話した。
さらに、「長女というよりは母親のような役割で、妹たちに支えられて成り立った。終わってからも、ずっと続いていけばいいという錯覚をもたらしてくれた現場でした」と妹たちに感謝。昨年、WOWOWのドラマ「賢者の愛」で親友の中山の人生を狂わせる役どころを演じた次女の高岡も、「すべて本当の姉妹のようで、私が1人でベラベラしゃべっていると美穂さんがピッしたことを言って妹2人がケラケラ笑うような楽しい感じだった」と補足し、「私と美穂さん、仲いいですよねえ」と確認し合った。
1983年の映画「細雪」では吉永小百合が演じた三女の伊藤は、「見ようかどうか迷っていて、一緒にやらせてもらうことで生まれるものを大切にしようと思って、クランクインして1週間くらいたってから見ました。それで良かったと思える瞬間が何度かあった」と安どの表情。四女の中村は、1950年の映画で同じ役を演じた高峰秀子さんの自伝を読んでいたタイミングでオファーを受け、「ウソでしょって感じで、余計なプレッシャーがあった」と苦笑いで振り返った。
撮影は京都でオールロケが行われたが、紅葉のシーズンだったため中山は「基本的に往復で、撮休が日曜日だったので外にも出られなかった。次回、ゆっくりと行きたい」と心残り様子。対して中村は、「私はけっこう出歩きましたけれどカップルばかりで、独りで日曜に紅葉を見に来ている女はどう映っているんだろうと思った」と話し、笑わせた。
「平成細雪」は、大阪の名家に生まれた4姉妹が時代の波に翻ろうされながらそれぞれの生き方を模索していく姿を描く。2018年1月7日スタートで、毎週日曜午後10時から全4回が放送される。
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