細雪(1983)のレビュー・感想・評価

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細雪(1983)

劇場公開日 1983年5月21日
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今は幻の 船場のお嬢様達

戦前で消えた、大阪船場の商家のお嬢様達の物語
(戦後 船場は商人の町から、普通の都市になってしまった)

若い頃は 上二人の姉妹の生き方が 当たり前だと考えていたが、歳月がたつにつれ 三女と四女のほうに共感できる
蒔岡家のプライドと培われた意識や価値観ゆえ、
なかなか結婚できない三女
(次女の家で居候になるしかない…苦しさと開き直り、でも段々、年は取る…!)
人形作家として 自立したい気持ちが 空回りする、四女
特に、四女は 単なる我儘娘に見られがちだが 公平な眼を持ち、その芸術家肌なところと自立心に好感が持てる(ちょっと、意地悪なところも…)

船場の言葉は、京都より公家言葉に近かったそうだ
(武家の影響を 受けていないから)
その たおやかさを一番表現しているのは、
次女役の佐久間良子だと思う
谷崎は この消えゆく言葉や文化を、惜しんだのだろう

美しい女優達、着物、桜… 堪能したが
市川 昆は音楽の好みが 悪いような気がする
(「おはん」もそう…)

jarinkochie
jarinkochieさん / 2018年9月11日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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着物、紅葉、日本家屋↔金、愚痴、悪口

かつては栄華を誇っていた大阪船場の旧家が時代とともに没落していく4姉妹の物語。
おっとり長女岸恵子と仕切り屋次女佐久間良子の圧倒的な存在感。
カマトト三女吉永小百合の浮きっぷり。
次女の婿の石坂浩二が俯瞰で蒔岡家を見る。
奔放な四女古手川裕子の豊満な入浴シーン。
ラストの店員(白石加代子)がいった「旦那さん、まだ若いんだから。」に石坂が雪降る外を見つめ涙して幕。
原作呼んで人物像や背景を知っていると細かな機微がより楽しめると思う。

mimiccu
mimiccuさん / 2018年6月13日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 2.0
  • 印象:  寝られる
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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豪華女優陣の競演。それぞれお見事! 本家と分家を仕切る、やや意地悪...

豪華女優陣の競演。それぞれお見事!
本家と分家を仕切る、やや意地悪な長女と次女。激情を隠せぬ末娘。
そしてなんといっても三女吉永小百合様の美しさ。こんな人が見合いを繰り返すか?これがこの話最大の矛盾。江本?はあ?ざまみろセリフもらえてない(笑)
誠実を装い、実は好色な石坂浩二。これは完全に地ですね(笑)作者谷崎に相通ず。
風景と女優陣の映像美ゆえなのか、話はあって無いようなものなのに、不思議と見入ってしまいます。着物会社の宣伝が多分に入ってますが、それもこの映画の映像美に貢献しています。
日本が戦争へと突き進んでいた直前の昭和を、別角度から知ることができるという意味でも貴重な映画です。

はむひろみ
はむひろみさん / 2016年7月23日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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原作の話がそもそも趣味に合わないのかな

総合55点 ( ストーリー:55点|キャスト:65点|演出:65点|ビジュアル:70点|音楽:50点 )

 谷崎潤一郎の傑作との誉高い原作は残念ながら未読。映画のほうは、80年代制作らしい演出や演技が趣味に合わないなのか、それとも傑作なはずの話が趣味に合わないのか、自分ははまれなかった。もう落ちぶれながらも昔ながらの生活が忘れられずお高くとまったままの家族を見守るのが面倒だったのかな。豪華出演者たちだが、比較的好き勝手やっている姉妹と、やや肩身の狭そうな婿養子たちの役柄にも魅力をたいして感じなかった。電子音の音楽も雰囲気に合っていない。
 物語も、どんな男と付き合うか、見合いをどうするか、転勤をどうするかなんてたいしたことだとも思えなかったし、たいしたことがあるような見せ方をしていない。恋愛はそれで十分に一つの作品になる普遍の主題だが、この作品では家族が片付けるべき問題の一つ程度の扱いしかされていない。最後はいろんな問題もさっぱりと片付いていくのだが、長い作品がその時までにはそれ以上に長く感じた。これで将来に原作を読もうかという気がかなり失せた。

Cape God
Cape Godさん / 2015年4月18日 / PCから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  単純
  • 鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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楽しめる要素満載の文芸大作!

 没落期の大阪の商家の4姉妹を通して、移り行く時代の中でのそれぞれの女性の生き方を描く。映像がゴージャス。四女優がゴージャス。今の映画界ではこのような映画を作ることは不可能だろう。
 昭和の上流階級の家庭生活、家屋にかんする考証など、市川崑以降、スクリーンに表現できる人がいないのではないか。
 古手川祐子が末の娘を演じるのだが、ただ若いだけでなく、錚々たる役者たちの中でも、ひときわその美貌と熱演が目立つ。彼女の入浴シーンのサービスもあって、さぞ当時の男の観客を痺れさせたことだろう。
 谷崎潤一郎の原作の重厚さ、豪華な和装に身を固めた女優たちの競艶、美しい京都の風景、お色気サービス。これだけいろいろな要素で、様々な観客を満足させようとする意図が、映画として全く破たんの影を見せず、どっしりとした風格を湛えている。
 惜しむらくは音楽かな。当時の流行や実験的試みだったのかもしれないが、シンセサイザーの音が軽かった。やはりここはオケで音を作って欲しかった。

よしただ
よしたださん / 2014年12月18日 / PCから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  泣ける 楽しい 知的
  • 鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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