魔女の宅急便(1989)

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劇場公開日:

魔女の宅急便(1989)

解説

角野栄子の同名児童文学シリーズを、「天空の城ラピュタ」「となりのトトロ」の宮崎駿監督が映画化したスタジオジブリの長編劇場アニメーション。

魔女の母コキリと人間の父オキノのもとで天真爛漫に育った13歳の女の子キキは、古くからのしきたりに従い、魔女修行の旅に出る。黒猫のジジとともに海沿いの街コリコにたどりついたキキは、パン屋のおソノに気に入られ、彼女の家の離れに住まわせてもらいながら店の手伝いをすることに。やがて、ほうきで空を飛ぶ力を使って配達屋の仕事を始めたキキは、森の中に暮らす画学生のウルスラや友だちになった少年トンボらと交流しながら、少しずつ成長していく。

声の出演はキキ役に高山みなみ(ウルスラ役も担当)、ジジ役に佐久間レイ、おソノ役に戸田恵子、トンボ役に山口勝平。ヨーロッパをモデルとした街並みを背景に少女の成長を描き、1989年公開の邦画でナンバーワンとなる大ヒットを記録した。荒井由実(現・松任谷由実)の既存の楽曲「ルージュの伝言」「やさしさに包まれたなら」が主題歌として起用され、こちらも話題となった。

1989年製作/102分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1989年7月29日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第13回 日本アカデミー賞(1990年)

ノミネート

話題賞 作品部門/俳優部門  
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(C)1989 角野栄子・Studio Ghibli・N

映画レビュー

4.0キキのその後を再び映像化して欲しい…

2022年3月30日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、映画館、TV地上波

最初に鑑賞したのは中学生時代だったろうか。
高山みなみさんのキキ、佐久間レイさんのジジの声が、ベストマッチだなあと驚いたことを最近の出来事であるかのように覚えている。
思い出深いシーンは数あれど、パン屋のおソノに気に入られて配達屋を始めるまでの前半パートは大きな波がないのにもかかわらず、つぶさに覚えているのは何故だろうか……。
児童文学ではその後のキキも描かれているが、映画で再びこの世界を楽しむことは叶わないだろうなあ……。

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大塚史貴

4.0キキかっこいい!空飛びたい

2024年4月23日
iPhoneアプリから投稿

キキかっこいい!空飛びたい

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⭐︎

5.0キキの成長を通して青春を捉える

2024年3月26日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

泣ける

楽しい

興奮

またTV放映版を観てしまった。宮崎駿作品で一番好きな作品。何度観ても面白くて飽きることがない。それは本作がピュアな青春をピュアに描いているからである。

本作の主人公は13歳の魔女キキ。彼女は、昔からのしきたりに従い黒猫のジジを連れて魔女修行の旅に出る。そして、海沿いの美しい町に辿り着く。見知らぬ町に戸惑いながらもパン屋のオソノに気に入られ、住み込みで働くことになる。そして、ほうきで空を飛べる能力を活かして宅配の仕事を始め、ウルスラ、トンボなどとの交流を通して一歩一歩成長していく・・・。

序盤の魔女修行旅立ちのBGM・ルージュの伝言が心地よい。本作に最適な選曲。キキの旅立ちへの高揚感が伝わってくる。

中盤、キキはジジと会話できなくなる。魔法の力が弱ったからとキキは思うが、魔法の力が復活しても駄目だった。ジジの声は子供には聞こえて大人には聞こえない。キキが大人になった証である。

終盤は、スピード感、スリルがあり、手に汗握る展開。青春を凝縮している。デッキブラシを魔法のほうき代わりにしてキキは友の危機を救おうとする。しかし、デッキブラシはなかなかキキの言うことを聞かない。それでもキキは諦めず懸命にデッキブラシを操ろうとする。我々の青春時代、何もかも思い通りにならず悶々としながらも、諦めず、粘り強く、己の力を信じて頑張った姿を思い出す。キキも同じである。魔法の力は未熟だが、友を救いたいという強い思いで頑張る。諦めない。友は救われる。

最終盤で流れる『優しさに包まれて』も、作品の雰囲気に合致して清々しい気持になる。

キキの最後の台詞、『また落ち込むことがあるかもしれない、でもこの町が好き』に青春を感じる。落ち込むことがあるは、これからも自分より強いものに挑み、もっと成長したいという意思表示。この町が好きは、キキを成長させてくれる町=居場所を見つけたという喜び。

本作は、キキの成長を通して青春を外連味なく捉えた名作である。

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みかずき

3.5のんびりした展開

2024年3月23日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

キキは13歳になったので魔女の修業に出ると言った。

真っ昼間から魔女が空を飛んでるのを見ても皆平気なんだね。若干ピンチはあったけど、のんびりした展開で力抜けてゆったりと観られたよ。

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重
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