羊たちの沈黙

ALLTIME BEST

劇場公開日:2001年3月17日

解説・あらすじ

FBIアカデミーの優秀な訓練生クラリスは連続誘拐殺人事件の捜査スタッフに組み込まれ、犯罪者として収監されているレクター博士と面会する。それは、天才的な精神科医でありながら、自らの患者を次々と死に追いやったレクターこそ事件の謎を解く鍵になると見込んでのことだった。レクターはクラリスに興味を示し、捜査の手がかりを与える。ふたりが次第に心を通わせていく一方、新たな誘拐事件が。そしてレクターは脱獄を図り……。ジョナサン・デミ監督の代表作となったサイコサスペンス。1991年6月に日本公開。2001年3月にはニュープリント版が公開された。

1991年製作/118分/PG12/アメリカ
原題または英題:The Silence of the Lambs
劇場公開日:2001年3月17日

その他の公開日:1991年6月14日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

受賞歴

第15回 日本アカデミー賞(1992年)

ノミネート

外国作品賞  

第64回 アカデミー賞(1992年)

受賞

作品賞  
監督賞 ジョナサン・デミ
主演男優賞 アンソニー・ホプキンス
主演女優賞 ジョディ・フォスター
脚色賞 テッド・タリー

ノミネート

編集賞 クレイグ・マッケイ
音響賞  

第49回 ゴールデングローブ賞(1992年)

受賞

最優秀主演女優賞(ドラマ) ジョディ・フォスター

ノミネート

最優秀作品賞(ドラマ)  
最優秀主演男優賞(ドラマ) アンソニー・ホプキンス
最優秀監督賞 ジョナサン・デミ
最優秀脚本賞 テッド・タリー
詳細情報を表示

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3

(C)2024 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved.

映画レビュー

2.5レスターの存在感は光るが…

2024年3月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 6件)
すっかん

4.0先が見えない展開に震えが止まらない!

2025年8月28日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

知的

驚く

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
中野祐治

5.0好き過ぎてレビューを書けずにいた作品

2025年8月26日
iPhoneアプリから投稿

羊たちの沈黙が好きすぎてずっとレビューを書けずにいました。

偉大過ぎて!!大切過ぎて!!!好きすぎて!!!!
自分の拙い文章力では、この作品の素晴らしさを表せる気がしなくて泣

なんてったって、ハンニバル・レクターなのです。
クラリスの前に強化ガラス越しに登場(いや、降臨)したあの時から私の心臓はがっちりレクターに鷲掴まれたのです。

緊張しながらも、懸命に話すクラリスに、
「クローサー」と怪しい笑みを浮かべながらこちらをじっと見つめてるレクター様に、なんなの!!この映画!!
最高か!!!!
と何回思ったことか!!!

出てくる同乗人物たちがいちいち闇が深くて、魅力的でサイコーなんです。

クラリスは小柄な美人で人一倍努力家、そして男勝。
レクターに放った「あなたのその鋭い分析をご自分に向けてみたら?」というセリフに彼女の負けん気が詰まってます。幼くして母親と父親を無くし、叔父に引き取られたクラリス。いつも少し悲しい目をしているクラリス。

レクターは言わずもがな。
天才的頭脳とカリスマ性を持ち合わせた狂人。
ほとんどルシュファーみたいな存在。
人の悲しみや苦悩を栄養とする悪の権化。

この方を超えるほどの魅力を備えたダークヒーローがいるだろうか。いやいない。

レクターのセリフはそこそこ下品なものも多いのに、なんでか気持ち悪くないのは、彼の知性や品格がそうさせているのでしょう。
アンソニーホプキンス名優すぎてつらい。
長生きして欲しい。

彼の主演作で「アトランティスの心」も大好き。
レクターとは真逆のキャラクターだけど、この作品のホプキンスも佇まいが知性と品格のかたまり。

というか、アンソニーホプキンスがもはやそうだから、溢れ出ちゃってるのね。

好きすぎてつらい。

話が脱線しすぎましたが、とにかくレクターの魅力が半端ないのです。

あと、チルトン博士笑
いけ好かなさと滑稽さが群を抜いてる!
そこが人間ぽくて好き!

バーニーは穏やかで紳士的
レクターにもそこそこ気に入られてるご様子

バッファロービルの音楽をかけながらお化粧するシーンはなんかクセになっちゃう
臭いけど美味しいブルーチーズのような味わい

何回観ても飽きない
さらに新たな発見や感じ方ができる
私にとって宝物のような作品です。

レビューを書いてたら、ハンニバルシリーズがまた観たくなったので、これから観ようかな

コメントする 1件)
共感した! 3件)
ジジ

4.0羊たちの沈黙を観てたら『踊る』が頭をよぎった話

2025年8月13日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

驚く

この映画の存在自体は前から知っていて、ずっと気になっていました。そして今回ようやく初鑑賞です。

――――― 以下、感想 ―――――

バッファロービルは、過去の深い傷から自分を嫌いすぎて、「自分じゃない誰かになりたい」と強く願った人だと思います。性転換手術を望んでも断られ、女装や化粧で変身を試みたけれど、それでも満たされない。最終的には、女性の皮を剥いでドレスに仕立てることで、“本当の女”になろうとしたんじゃないでしょうか。
作中に何度も出てくる蛾のサナギも象徴的で、サナギが幼虫を守って美しい姿に変えるように、彼にとって女性は、醜い自分を覆い隠し、新しい自分に生まれ変わらせてくれる“鎧”みたいな存在だったのかもしれません。

そして何より、クラリスを演じるジョディ・フォスターがとにかく綺麗で魅力的。知的で芯が強く、それでいて不安や緊張も抱えている表情が印象的で、物語の緊迫感をさらに引き立てていました。さらに、レクター博士を演じたアンソニー・ホプキンスの存在感も圧巻。出演時間はわずか16分ほどにもかかわらず、登場するだけで強烈なカリスマ性を放っていました。

それと、この映画の名シーンでもあるクラリスとレクター博士のやり取り、どこかで見たことあるな…と思ったら、『踊る大捜査線 THE MOVIE』で青島が日向真奈美に会いに行く場面と構造がそっくりなんですよね。閉ざされた場所で、事件のカギを握る人物と対話しながら探り合うあの感じ。『踊る』はもしかして影響受けてるんじゃ…?とつい思ってしまいます。もちろん、『羊たち』は不気味で緊張感バリバリ、『踊る』は人情と軽妙な掛け合い多め、と雰囲気は全然違いますけどね。

コメントする 3件)
共感した! 16件)
みやびん

「ハンニバル・レクター」シリーズ関連作品