ハンニバル・ライジング

劇場公開日:

解説

「羊たちの沈黙」「ハンニバル」などで世界中を震えあがらせた天才シリアルキラー、ハンニバル・レクター誕生の秘密に迫るシリーズ第4弾。原作者のトマス・ハリスが初めて自ら脚本を手掛け、頭脳明晰にして残忍な殺人を繰り返すレクター博士の人格がいかにして形成されたのかを描き出す。レクター博士の青年期を演じるのは「ロング・エンゲージメント」のギャスパー・ウリエル。監督は「真珠の耳飾りの少女」のピーター・ウェーバー。

2007年製作/121分/R15+/アメリカ・フランス・イギリス合作
原題:Hannibal Rising
配給:東宝東和
劇場公開日:2007年4月21日

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オソレゾーン

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映画レビュー

3.5思ったよりアクション映画

2023年8月27日
Androidアプリから投稿

予備知識無く鑑賞してみると、アクション的描写多数でびっくりした。
少し人間味のある若きハンニバル。
剣道を始める所はヒーローものの修行ターンみたいでフフ…となった。
だがあまりにも壮絶な過去が愛よりも復讐へと駆り立ててしまう。ここが人間かモンスターかへの別れ道だったんだなあ…

ギャスパー・ウリエルの怪しい表情は後のハンニバルを思わせる演技力で魅入った。

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やまさ

4.0若き日のハンニバル

2023年7月20日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

怖い

興奮

リトアニアのお城で暮らしていたレクター家はナチスを逃れて、山間の別宅に避難していた。
その後、ソ連兵がやってきて両親は亡くなり、幼い妹も死んでしまう。
なんとか逃れたハンニバル(ギャスパー・ウリエル)は、フランスの親戚を訪ねる。
そこには日本女性(コン・リー)が住んでおり、武道を習い、医科大学へ進学する。
生みの親であるトマス・ハリスが脚本を書いているので、とても面白い。
コン・リーの扱いが中途半端かも。

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いやよセブン

3.0まずまず面白いがシリーズを牽引してきたキャラクターの原点としては意...

2023年4月16日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

まずまず面白いがシリーズを牽引してきたキャラクターの原点としては意外性が乏しいと感じた。この内容なら制作せずレクター博士の事はミステリアスなままにしておいて欲しかった。
オープニングでRISINGと表示されるまで少しダサめなタイトルを邦題だと思っていた。

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ソルトン

4.0レクター博士の誕生

2023年1月14日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

『羊たちの沈黙』で、猟奇的な殺人鬼として、クラリスと対峙したハンニバル・レクター。彼が何故、残忍なシリアルキラーとなったのか? 殺人において頬肉に拘るのか? そんなレクター博士に纏わる誕生秘話を、幼少期からの耐え難い体験をもとに描いている。

第2次世界大戦の中、銃撃により両親が殺され、妹と共に、血肉飢えた野獣の様な敵国戦士の捕虜となった幼きレクター。食料も底を尽き、野獣たちの食料として目を付けられた妹は、無残にも彼らの餌食となった。妹への復讐心だけで、生き延びて成長したレクターが行き着いた先は、日本人の美しき未亡人の叔母・レディー・ムラサキの所。

そして、レクターは、叔母の所で暮らしながらも、妹を殺した者達を探し出し、一人また一人と、レクターの残虐な復讐劇を始める。その一方で、レディー・ムラサキへの淡い恋心も芽生えていくが、最後に、「愛するに値しない」と断罪されたのも、その後のレクターの闇の心を増長させる、契機となったのだろう。

戦争は、これほどまでに人を邪鬼とするのか…。妹を食べた戦士も、飢餓の中で生きる為の究極の選択。また、レクター自身も、その時のトラウマと復讐心から残忍な殺人鬼へと落ちていく。こうした国家規模の殺人である戦争が、今も尚、まかり通っている現代。レクターの様な殺人鬼を、今もどこかで生み出しているのかもしれない…。

37歳の若さで亡くなった主役のギヤスパー・ウリエルは、冷徹で、残忍な中に、孤独と哀愁を抱えたレクター役を、見事に演じている。また、レディー・ムラサキ役のコン・リーも、謎めいた魅惑的な東洋人を演じていたが、日本人という設定ならば、日本人の女優を使って欲しかったし、小雪あたりが適役だと思った。

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bunmei21
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