羊たちの沈黙のレビュー・感想・評価
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今更ながらの感想シリーズ笑
公開当時に劇場で見ました!
レクター博士って悪のカリスマとしてはパーフェクトだと思います! あの拘束着のシーンとか 名シーンも多いしクラリスへのカウンセリングなど見所しか無いですしバッファロービルとかオマケ過ぎてどうでもいいってなりますからね笑
あの面会室での対話のシーンの凄さって簡単には説明出来ないし単に会話してるだけであの緊張感とか作品自体が神が降臨してるようなクオリティなんですよ。
そういや死刑に至る病は かなり羊を見て研究したんだろうなあってのを感じるくらい頑張ってましたね。
今考えると最近よくある警察が突入! アレ? ってやつの元祖かも!
しかも公開当時はアカデミー賞受賞作品て触れ込みも含めてかなり話題になった覚えがあります。
しかしこんな作品よく作れたよなあって本当に感心するし 若い人で見てない人は必須!
ハンニバル・レクターの洞察力とクラリスの未熟さ
まず、FBI訓練生の主人公クラリス(ジョディ・フォスター)と、元精神科医で隔離病棟に幽閉されているハンニバル・レクター(アンソニー・ホプキンス)の2人が魅力的な登場人物だ。
ハンニバル・レクターが、クラリスと対面したときに、彼女が身につけている衣服やクリーム、FBIの手帳から、彼女の生育環境や人となりをおおよそ言い当てる洞察力の高さを見せつける。彼の全てを見透かしているような言動や佇まいから、嘘や誤魔化しが全く効かないと思わせられ、対峙した際の恐怖を感じさせられた。
クラリスは、大学の成績は優秀で賢く、隔離病棟にも一人で入っていったり、主体的に捜査を進めるなど、芯の強さがある。しかし、初めてレスターと対面した際に起こった出来事の後、優しい父親との思い出を振り返りながら泣き崩れるその姿は、年齢や経験相応に未熟な面を感じられ、彼女の内面が上手く描かれていると思った(あんなことがあれば誰でも泣きたくなるかもしれないが)。
ストーリーは緊張感があって面白い。隔離病棟で何が起こるか分からない恐怖感。中盤での急展開。そして暗闇で犯人と対峙した際に、犯人の暗視ゴーグルを通した主観視点で描かれる、いつ殺されるか分からない恐怖。これらが飽きさせないストーリーの構成になっていた。ただ、クラリスが犯人宅を突き止めるまでの経緯に運の要素が強すぎる気がした。
レスターの存在感は光るが…
◯作品全体
猟奇殺人犯を追うミステリーっぽさがあったけれど、レスターとバッファロー・ビルをカメラに映してしまった後は見せたいものが明確な作品だった。
その明確さは登場人物やシチュエーションに緊張感があれば良いのだけど、そうでないシーンでは少し退屈だった。
レスターを映すシーンではもっとレスターという人物を隠すような語り口にするのかと思ったけど、主人公・クラリスとレスターのアップショットを繰り返して役者の芝居で勝負をするような感じがした。レスターの初登場シーンなんかは底知れなさが面白かったけど、その後のシーンは画面が単調で、少し退屈に感じた。
バッファロー・ビルを追う調査パートはその退屈さに拍車がかかる。バッファロー・ビルが画面に映されるまでは正体の底知れなさがフックになっていたが、中盤以降は「ザ・猟奇的」っぽい異常さがちょっとチープに見えてしまう場面もあった。ラストの攻防も、サーマルゴーグルをつけたバッファロー・ビルののんびりとした動き(クラリスの目の前で手をクネクネさせたり撃鉄を起こしてなかったり)が「ザ・油断した異常者の動き」っぽくてイマイチ。わかりきった結末までの過程としか見えないのが残念。
レスターの立ち振る舞いや睨みを効かせる表情は印象的だったが、ホラーとしてもミステリーとしても飛び出た要素はなかったかな、と個人的には思ってしまった。
◯カメラワークとか
・役者のアップショットが多すぎるし、状況説明に徹したカメラワークが多すぎて、日本のドラマを見てるような退屈でチープな画面って思うシーンが多々あった。レスターの倉庫に行くシーンとか終盤のバッファロー・ビルの家のシーンとか。なにがどこにあってここはこうですよ、みたいなことが伝えられすぎてて、ちょっとくどい。
◯その他
・FBIの訓練シーンとか監獄のシーンとかラストの表彰シーンとか、このシチュエーションならこういうことするよね、みたいな表現が多すぎる。訓練だったら男と五分五分に戦う格闘シーン、監獄ならやべーやつのやべー言動、表彰シーンだったらスタンディングオベーションされて記念品渡されて写真撮って…みたいな。ここではこういうことしますよ、というのを映されるの、映しても良いけど多すぎる。映し方に工夫があったりストーリーに繋がる意味があればいいけどそうではないし。
レクター博士に魅了される🤫
何度も鑑賞しています。ワクワクする映画です😱
サスペンスホラーの金字塔でしょう!
レクター博士のアンソニー•ホプキンス、クラリス役のジョディ•フォスターの最高の演技が見れます。
連続殺人を追うFBIのクラリスは、事件の捜査のキッカケを掴むため、過去に精神科医のカンニバルレクター博士に協力を依頼するが…
ストーリーが、レクター博士視点と殺人犯の視点からの映像が進むストーリーが、本当にドキドキが止まりません。
レクター博士が、クラリスと刑務所での面会シーンのやり取りは必見です。
瞬きせずに相手を観察し、丁寧に冷静かつ犯罪者とは思わせない紳士的な態度。相手に本音を言わせる話術。常に獲物を狙う表情が最高です。
完璧な、サイコパスですね。
凶悪犯と分かりつつ、ファンになってしまいます。
中毒性があります。
見ていない人には、ホラーが苦手な人でも大丈夫だと思います。是非鑑賞を!
今観ても面白い!
名作なので名前は知っていましたが、恥ずかしながら午後ローで初鑑賞。
サイコ・ホラー・サスペンスの要素あり、思ったよりグロテスクなシーンは少なく観やすかったです。ハラハラドキドキで映画に引き込まれ、2時間があっという間でした。
レクター博士演じるアンソニーポプキンスの演技にも惹かれます。
TV版にカットされてないフルバージョンで再視聴しようと思います。
レクター博士
アンソニー・ホプキンスが凄過ぎた。
演技が上手いという言葉では片付けられないような圧倒的な存在感。その立ち居振る舞い、表情、目線、言葉、全てに引き込まれた。
サイコで恐ろしいのに、知的で、物腰柔らかで、心に入り込んでくるような特別な魅力を持った殺人鬼レクター。
脱獄の場面は衝撃的だった。よくあんなこと思いつくなあ。
最後のセリフもゾッとして良かった。
子羊の悲鳴はやんだか⁉️
この作品は世界最高のサイコサスペンス‼️でもチョットだけ心臓に悪いです‼️なんてったって若い女性を殺し皮膚をはぐ異常者と、患者の肉を食べた元精神科医が主要キャラクターなんですから‼️物語の軸となるのはFBIの訓練士クラリスと人食い精神科医レクター博士の関係‼️犯人像の特定を、殺人犯の心理を極めたレクターに協力してもらいたいクラリスは、見返りに自分の過去のトラウマを話すことに‼️こうしてレクターはまるで神父のように、専属の精神科医のように、そして恩師のように彼女の告白に耳を傾け、クラリスの知性を刺激する起爆剤となる・・・クローズアップの多用で描かれる2人のガラス越しの対面シーンはこの作品最大の見せ場どころか、映画史に残る名場面だと思います‼️恐怖に震えるかと思えば、ミョーにエロティックでもある‼️クラリスの告白を楽しむように味わうレクターは、まるで熟成ワインのソムリエのようです‼️物静かで冷静、用心深くてどこまでも邪悪、画期的な犯罪者像ですよね‼️アンソニー・ホプキンスはホント怖いけど魅力的‼️牢獄→エレベーター→救急車へと続く、口元を血に染めたレクターの神がかり的な殺害シーン‼️戦慄‼️脱獄したレクターがクラリスに別れを告げ、刑務所長の後をつけていくラストシーン‼️「これから古い友人を夕食に」‼️ホント素晴らしいです‼️また犯人のアジトを舞台に展開するクライマックスシーンは、夜行用ゴーグルに映ったクラリスの恐怖に満ちた顔も含めて、これぞ映画の醍醐味ですね‼️守りも決意もブレないクラリスの心を体現するジョディ・フォスターもスゴい‼️これほど強い女性像は「エイリアン」のシガニー・ウィーバーくらい‼️ステキです‼️
クラリス(ジョディ・フォスター)が知的で美女、ハンニバル・レクター...
クラリス(ジョディ・フォスター)が知的で美女、ハンニバル・レクター(アンソニー・ホプキンス)は連続猟奇殺人犯で野獣。
レクターはクラリスの心にどんどん入っていく展開は、プラトニック的なエロスを感じる。
タイトル回収はセンスが良いし、視聴者をも騙す脚本で素晴らしい。面白くて大好きな映画。
サイコスリラーの原点「サイコ」から受け継いだホラーはさらに凄かった!
以前、僕が観た「サイコ(60年版)」の怪演からこの作品を観たんですが、さらに上回る狂気的がヤバかったです!
中でもレクター博士(現・囚人)の笑顔も不気味に思いました!
う〜ん・・
クラリスが一人で、犯人の家を見つけたのはいいけど、あんなビビりながら女の子一人で、家の中を犯人探すとか、もはや無謀。
強引すぎる。
あそこで少し冷めた。
あとは、最後のエンディングが個人的には非常に後味悪い。
警察2名殺したレクターが逃げる。
次の犯罪向かうと思われるが・・
中途半端なエンディング・・
すっきりしない
総合的におもしろくなかった。
ようやく観られた。2時間緊張しっぱなし
ようやく劇場で鑑賞できた。
思ったよりは怖すぎず、グロすぎず、ちょうどよかったものの、作品を通じた緊迫感は2時間ずっとあり、傑作スリラーならでは。
アンソニー・ホプキンスとジョディ・フォスターの2人の演技に惹かれる。もっとガッツリ2人の対決が見たくはあった。
わかりやすい展開もあったが、それはいろんな作品の原点になっているのもあるということ。
2023年劇場鑑賞64本目
2度目の鑑賞。シリーズとしてはハンニバルまで観ていたが全作品通して...
2度目の鑑賞。シリーズとしてはハンニバルまで観ていたが全作品通して観たくなったので見返した。細かい所は全く、細かくない所もあまり覚えていなかったので初鑑賞のように楽しめた。むしろ以前観た時よりも楽しんだと思う。
レクター博士は不気味だがジョディー・フォスターとの会話は聞いているとASMRばりに心地良くズッと聞いていたい。
古い映画だからか銃を構える姿が警察官含めて様になっていないのが残念だった。
仔羊の啼く夜…サイコ・スリラーの金字塔!
ハンニバル・レクター・シリーズ第1作。
第64回アカデミー賞作品賞受賞作。
GYAO!で鑑賞(吹替)。
原作(新訳版)は既読。
本作をオマージュした作品は多く観ましたが、本家本元初鑑賞。金字塔なだけあって、不気味さの演出が巧みでした。
特にクライマックスのバッファロウ・ビルのアジトでの死闘は緊迫感漲るアクションシーンで、思わず手に汗握りました。
アンソニー・ホプキンスの怪演が本作の白眉であることは疑いようがありません。クラリスとの対峙における精神的圧迫感は迫力があったし、狂気の宿る眼差しは、完全に頭のイカれたシリアルキラーのそれとは異なり、精緻な頭脳に起因する聡明さが滲み出ていて、一筋縄ではいかないハンニバル・レクターと云う人物を体現する見事な演技だと思いました。
レクターと対決し、連続猟奇殺人の解明に挑むクラリスを演じたジョディ・フォスターも、数々の演技賞を受賞するのも納得な名演。男性優位の組織において色眼鏡で見られながらも仕事に肉薄していく姿は本当に力強く、議員の娘を救出することで幼少期のトラウマを克服するラストも鮮やかでした。
※修正(2024/03/23)
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