エクスマキナ

劇場公開日:

解説

続発するテロ事件の解決に奔走する特殊部隊所属のデュナン。そんな時、彼女の公私に渡るパートナーで、全身をサイボーグ化したブリアレオスが彼女をかばって重傷を負ってしまうのだが……。モーションキャプチャーを取り入れた3Dアニメ「アップルシード」(04)のシリーズ最新作。原作は士郎正宗(「攻殻機動隊」)のコミックで、ジョン・ウーがプロデュースを担当。衣裳デザインにプラダ、音楽監修に細野晴臣など豪華スタッフが参加。

2007年製作/105分/日本
配給:東映
劇場公開日:2007年10月20日

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(C)2007士郎正宗/青心社・EX MACHINAフィルムパートナーズ

映画レビュー

3.0ジョン・ウーといえば白い鳩・・・

2018年11月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 前作『アップルシード』よりもはっきりと映像表現は進化を遂げ、リアルな背景の中に溶け込んでしまうような錯覚にも陥ってしまう。モーション・キャプチャーやフェイシャル・キャプチャーを使った3D・CG。どこがどう発展したのかもわからないくらいに発展し、HDアニメーションなどとも名付けてしまってる。また、レザーの衣装なども凹凸がくっきりと浮き出ていて、そこに注目してしまうと表情を注視するのを忘れてしまうくらい。その衣装の担当にミウッチャ・プラダを起用しているという事実にも驚いてしまいます。  映像はとにかく凄い!しかし、ストーリーは、前作が人類(人間とバイオロイド)の未来を決定する生殖機能がテーマとなっているのに比べ、今作では対テロというありふれたSFアクションに留まっていることが惜しまれる。それも“復讐の連鎖”を想起させるような人間同士のいがみ合いではない。敵キャラの目的も強く感じられないほどテーマとしては薄く、感慨もない。あるとすればサブストーリー的な永遠の愛といったものだけか・・・  人間とバイオロイド(個人ののDNAによって作られたクローン)の割合が半々。そして生殖機能を持たなかったバイオロイドがその機能を復活させるという前作の趣旨はどこかへ飛んでいってしまい、新たにサイボーグ化された人間の存在価値もクロースアップされてきます。アイアコスはヴィン・ディーゼルをモデルにしたんじゃないかとも疑ってしまうし・・・ちょっと悲しい存在でした。  重要なアイテムとして“コネクサス”というモノが登場していて、未来のインターネットもこう変わるのかとウキウキ気分にさせてくれます。さらに通信網の統一化とか、いくら平和な中立国といえども、そこまでしていいのか?などと考えさせられるところもある。また、オリュンポスのような平和な国であっても軍隊は必要なのか?などと、小ネタで平和を考えさせるところもありました。深読みするとネット社会の危険性についてとか・・・  ヒトミの髪型も変化していて萌えキャラとなっていたし、今後はヨシツネとのラブストーリーも展開するのでしょうか。それにしてもブリアレオスは何度も命の危機に晒されてますね~。機械になってしまってもデュナンの愛は変わらないという、毎回それをメインにされると飽きてしまうぞ!それよりも、中心人物がずいぶんとバイオロイドになってきていて、人間がそのうちデュナンだけになるんじゃないかと思うと・・・

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kossy

3.5演出とメカの造形は秀逸

2015年9月23日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

単純

興奮

攻殻機動隊が好きなら似たような世界観で楽しめる 映画でサイボーグやロボットが出てくるような、 いかにも近未来といった作品はなかなかお目にかかれない ジャンルがニッチで大衆向けの作品にするには設定をまとめるのが大変というのもある エクスマキナは近未来SF作品として見ていて楽しい アクションシーンは優秀な出来である 10年近く前の作品だが十分なクオリティだ スターウォーズのミレニアムファルコンや スタートレックのボーグのパロディが散見されるあたり ニヤリとさせられるが、一方でやり過ぎな気もする ストーリーはSFでは珍しくない感じだが綺麗にまとまっている 娯楽作品としては十分なクオリティ

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tabletap

4.5背筋がぞっくとするリアル感

2007年10月29日

興奮

前作APPLESEEDのOpeningシークエンスが好きだった方、同様の背筋がぞくっとするリアル感を今回も味わえます。Motion Captureで撮影したわけですから、Stunt Man or Womanの中に、怪我した人がいっぱい居そうな激しいActionが繰り広げられます。もっと、もっと観たいSeriesです。

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千本ノック

4.0いや、面白いでしょ

2007年10月25日

楽しい

ネットとかで辛口な評価が多いですけど、そんなことないです。充分に1800円払う価値あります。デジタルフロンティアばんざい。前作の『アップルシード』は途中から「この映画早く終わんねーかな」と思わせる作品でした。似た系統の『ベクシル』もしかり。   でもCGを扱う私としては映像技術的にかなり進歩してると感じました。すごいな、これ。トゥーンレンダリングのおかげで2Dと3Dの間という新しい映像ですし。脚本も、ある意味スタンダードな物語で特別面白いというわけではないです。しかし、スタンダードだから安心して見られます。   脚本というよりアクションや音響を楽しむ映画です。カット割がジョン・ウーの影響か香港映画っぽかったし、重低音も映画館のウーハーだからこそ楽しめます。何より感動したのはブリアレオスが着てる革ジャンのアクションノイズ、革のきしむ音まで付いていたのは一人で劇場でニヤついてました。   制作者の皆さんここ見てらっしゃいますか?いやホント、充分楽しんできたので安心してください。続編も希望します!   ただ、一番最初に「John Woo」って出るのはどうよ?と思います。知名度でなく、原作者「Shirow Masamune」を先に出すのが敬意を払う、ということではないでしょうか。 あと平日の夕方に劇場へ行ったのですが、300人のキャパがある劇場を独り占めできたのは悲しかった…

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johnny5814

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