APPLESEED アップルシード 劇場公開日:2004年4月17日
解説 「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」の士郎正宗によるSFコミックを、モーションキャプチャーと3DCGを駆使してアニメーション映画化。西暦2131年、女兵士のデュナン・ナッツはサイボーグと化した元恋人のブリアレオスと再会し、未来都市オリュンポスに招かれる。一見すると平和で理想的な都市のオリュンポスだったが、感情を抑制したバイオロイドが政治を司り、人類の存在を揺るがす計画が密かに進められていた。デュナンは人類の未来の鍵を握る「アップルシード」をめぐり戦いに身を投じていく。「ピンポン」の曽利文彦がプロデュースを務めた。
2004年製作/103分/日本 配給:東宝
スタッフ・キャスト 全てのスタッフ・キャストを見る
× ※無料トライアル登録で、映画チケットを1枚発行できる1,500ポイント をプレゼント。
2020年8月13日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
廃墟のシーン凄いです。人間とAI、アンドロイドの共存。 人間だけが戦争してる生き物と再認識。確かに人間がいる限り地球から戦争が無くならないかも。あぁ人間って怖い。
2018年10月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
3D・CGとセルアニメの融合、そして原作が士郎正宗とあれば『イノセンス』と比較せざるを得ない。先ずはキャラクターの比較でこちらは負けている。明らかにアユをイメージした主人公デュナン。他のキャラも少女漫画を想像させる容姿なので、感情移入が難しい。そして人物の動きがFFなどのゲームを思わせるポリゴンの動きなのだ。3Dゲームやメカニカルアニメが好きな人や美少女アニメが好きな人は必見であろう。 世界観は、バイオノイドと呼ばれるクローン人間(争いごとを避けるため生殖機能を奪ってある)と人間をガイアと呼ばれる機械の親分が管理しているのだ。人間の潜在的な闘争本能を無くし平和な世界を作ることが行政院、立法院、軍隊、それぞれ共通の普遍テーマとして捉えてあるが、現在の世界に置き換えてみると興味深いストーリーになっている。 未来の世界を決めるのは頭の固そうなじいさんとは違う!民意を反映するためには若者の意志が重要なのだ!そして、もっと深く考えると、一国の決定権は他国の押し付けによるものであってはならないとまで思い出させる映画なのかもしれない。ふっ、考えすぎだな・・・
2014年12月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
(原作未読) この時代のCGにしては、キャラクターの目や表情の動きや、海や水たまり、水の反射の表現、廃墟感など、かなり頑張っているとは思う。だが、どうしても今見ると昔のテレビゲームのイベントシーンやPVっぽさが拭えない。これを3DCGで描く必要が本当にあったのかわからない。それこそ攻殻機動隊のように二次元アニメでもよかったのではないのかと思う。 この作品で扱っているテーマというか、メッセージのようなものにも共感が出来なかった。全く現実世界とリンクしていない物語な分、どこで感動したらいいかわからなかった。 人間は醜いね。でも守らなきゃね。 どっちかにして欲しい。 作中で登場するバイオロイドというクローンのようなもの。そいつらに未来を任せた方がよっぽど安泰であるとしか見えない。 人間が何故種を後世に残して行かなければならないのか、あまり掘り下げられていない。バイオロイドはあまり関係なく争っているのは結局人間だけ。 そのくせバイオロイドには、愛情があるだのなんだのと。こっちの方がよっぽどいいではないかと思ってしまう。 人間は間違いを繰り返すが、それでもこの世に存在し続けるのには意味と理由がある。という問いかけにはなっていない気がする。 もっとこの独特な設定を上手く使えたのではないかと考えてしまう。 VFXやCGの発達に伴い、歴史の影に埋れてしまった骨董品としては、興味深く見れたかな。
2010年5月30日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
この作品は、人物のCGアニメ映像が独特なので、結構好き嫌いが分かれるようですね。 私は原作は読んだことが無いんですが、普通に見れましたし、気に入ったので何回も見てます。 音楽が良いし、ES.W.A.Tのランドメイトの戦闘シーン・スピード感が好きです。 主人公デュナンは戦闘能力高すぎます。でもまあ、そこはアニメなので・・・。 彼女が、倒れるギリアムを受け止めようとするところはグッときました。スローモーションなんかにしたら、もう、泣けちゃうじゃないですかー。 終盤、オリュンポス最強の兵器「多脚砲台」と、ES.W.A.Tとの戦いは迫力たっぷりで、ランドメイトに乗ったブリアレオスが登場するシーンは格好良いです。 タルタロスの頂上のタンクの真実。 「人間には戦争の歴史しかなく、もう地球の未来は託せない。」 オリュンポス正規軍の大佐・ハデスの存在は、人間の愚かな歴史や醜い感情の、象徴のように思えました。 他人を愛する心を持っていても、戦争ばかり繰り返す「人間」と、かたや争い事とは無縁で、人を愛する心に憧れる「バイオロイド」。 人間がいなくなれば、世界は平和になるのだろうか? この作品はそう問い掛けていると思います。