ダーティハリー

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説

サンフランシスコで無差別狙撃事件が発生。犯人は警察に対し、10万ドルを支払わなければ、次の犠牲者を狙うと通告してきた。殺人課の刑事ハリー・キャラハンは必死の捜査の果てにサソリと名乗る犯人を追い詰め、ついに逮捕する。しかしハリーの暴力行為が原因で、犯人は釈放されることに。その後、スクールバスがジャックされるという事件が……。 44マグナムをぶっ放す凄腕刑事ダーティハリー、シリーズ第1弾。クリント・イーストウッドの当たり役であり、ドン・シーゲルの代表作でもあるバイオレンス・アクション。

1971年製作/102分/PG12/アメリカ
原題:Dirty Harry
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:1972年2月11日

スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.5モラルの無いイカれたヤツには、容赦はしない

2024年2月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

何が悪くて何が良いか。それぞれの価値観。みんな違ってみんないい。加害者にだって人権が。悩み続ける主人公・・・ゴチャゴチャうるせぇ。ダメなモノはダメなのさ。多様性を履き違えて、当たり前のことも分からないようなら、このマグナムで今楽にしてやる。それが世の為ってもんサ。
なんて当時こんなメッセージが込められてたかは分かりませんが、モラルや秩序が混沌している今となっては別の意味で新鮮でした。
狐狼 ダーティハリー=イーストウッドの存在感、陰影のある大胆な撮影、洒落た音楽、タイトな演出、いい意味でのB級感!好きですね。
ゲーム映像感満載のCG全盛で目まぐるしいカット割りの映画が溢れる昨今、こういった古い映画をより観るようになりました。
多様性を都合いいように振り翳して身勝手に振る舞う人たちが多いと個人的には感じるこの令和こそ、こういった"アンチヒーロー"が気持ちいいです。

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吠えない狼

4.5ダーティが先か、狂気が先か

2024年1月20日
iPhoneアプリから投稿

WB35ミリ・フィルム・セッションズにて鑑賞。
狂気の悪に対するためには、狂気の正義で対抗するしかない。それを警察から逸脱してでも成し遂げようとするハリーの姿に、かっこよさとある種の恐怖を覚える。
44マグナムの迫力と決め台詞に痺れる。

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ななな

3.0粗いが、そこがいい。

2024年1月3日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

音楽が渋くて、若きイーストウッドがなんとなくデビッド・ボウイに似ています(と僕は思うけど、似てませんかね?)。
ストーリーは現代映画のように「精緻」ではなく粗さが目立つのですが、逆に「そこが、いい」と感じました。ちょっとでもボーッとしてたらストーリーがこんがらがるような映画、苦手なんですよね。
犯人の恐ろしさ、という点では「映画史上屈指」ではないでしょうか。ラストのスクールバスのシーンは、まさに狂気でした。この犯人に比肩する(クレイジーな)悪役を思い出そうとしましたが、「チャッキー」とスピルバーグの『激突』しか浮かんできませんでした。

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もりうちゆうじ

3.01970年代~の西部劇か

2023年11月1日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

単純

興奮

 舞台を1970年代に移して、悪をやっつける型破りで法律を軽々と飛び越えてしまう(無法)刑事。世の中が移り変わったら、彼が制作していた西部劇はどうあるべきかっていう映画なのだと思う。そこで、ダーティ・ハリー。法律に則っていたら、悪とは戦えないよって。基本路線は似通っている。銃、暴力、殺人、女性の裸、無法、最後は一騎打ち。刑事なんだけれど、西部劇並みの早打ち、遠距離の相手も倒してしまう。
 被害者の家族の苦しみなどは、描かない。悪を許さないって対抗心がメインか。そこは、彼のマカロニウエスタンの西部劇のヒーロー像と同様。被害者にも心を寄せない。ひたすらクールな仕事人。
 マグナム、サングラス、ジャケット姿、決め台詞、決してうろたえない。西部劇のヒーローを刑事にしてみたということ。その記念碑的な大一作。

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parsifal3745
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