そろばんずく
劇場公開日:1986年8月23日
解説
広告代理店を舞台に、クライアント獲得に狂騒する広告マンの悲哀をエネルギッシュに描いた森田監督の異色コメディ。主役の広告マン春日野八千男、時津風わたるに扮するのはとんねるずの2人。彼らのライバル会社のエリート社員・桜宮天神に小林薫。この3人の間で揺れる女として安田成美が絡む。独特の言い回しや間の持たせ方などに森田監督らしい実験的な手法が見られる。なかでも小林薫が変人ぶりを見せて怪演。
1986年製作/109分/日本
スタッフ・キャスト
全てのスタッフ・キャストを見る

- ×

※無料トライアル登録で、映画チケットを1枚発行できる1,500ポイントをプレゼント。
そういやオールナイトニッポンで話題にされていたか。遠い記憶ではあるが観るのは始めて。食欲や性欲が湯気のように充満し、斬新を無心に許容する。ありあまるエネルギーが幾重にも重ねられ、無駄が多い空間であるが、それがバブルを駆け上がる熱量そのものでもある。今思えば、とんねるずは象徴的で、まさにこの時期、昇り龍。実に時代を見事に切り取った一本である。
三人の絵が貴重で気恥ずかしい。さりとて、やはり安田成美は美しい。小林薫は可笑しい。
2021年12月24日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
森田芳光脚本・監督のとんねるず映画。
広告代理店を舞台にして、業界を皮肉りながらラブコメに仕上げている。
木梨憲武と安田成美、なるほど。
2021年12月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
世の中がみんな狂ってた時代の狂気の作品です。
時代がよく反映されていました。
安田成美の美しさは別格でした。
バブル取込み過ぎの森田芳光、最悪の失敗作を楽しんだ。
世の仕事は減らず根性で取合うのみ、とんねるず的ノリさえあれば大丈夫、なる思想を当時私は鵜呑みにし、今も後遺症に悩む。
前年の傑作「それから」からの落差こそ森田芳光だと捉えよう。