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私立大学の美術学部。二十年前であっても年間学費の総額は200万円を下らない。
奨学金はあてにならないと思うべきだ。
絵を書く場合、その「絵の具」等の材料費は全て自己負担。
つまり、商業的な絵は、あえて、学歴を無視して書く以外ないのだ。
「絵」と言ったものは(いやいや、芸術全般と言う物は)教育機関で学ぶと言う考え方自体が間違っている。
さて
それは今始まった事ではない。
「徒弟制度」それが答えだ。
そこには封建的で、人権を無視した考え方が主体になる。しかし、絵を売って生活するなら、それが答えなのだ。
学歴なんかじゃない。従って、T芸大でても絵画の巨匠とは言えない。
だから、
絵画に限った事ではなく、映画、アニメ、挙げ句の果て、「小説」とかでも、大学では古典を学ぶ位に留めて、その後にきちんとした「徒弟制度」を復活させるべきなのだ。文化的には「中世への回帰」と言われてもね。そうすべきだと僕は「今」思ってる。
なぜなら、
抽象的絵画を見ていると、ただめちゃくちゃやっている様には見えない。「決まり」があって、それは親方から聞いて学び、それで自分の味を創造しているって感じるからだ。
漫然と、
モネの睡蓮をみて「凄い」とは思えない。その前に「デート・オブ・ブリテン」へ行って、「ターナ」の絵を見るべきなのだ。二人には徒弟関係はないけどね。
さて
日本の場合
工芸と芸術は近年になって、工芸の地位が向上したが、工芸は長い事見下さられていた現実がある。それは版画に於ける彫り師も同じ。もっとも、旧国営放送のおかげで再評価されているようだが。
結論
「芸術は視覚的芸術よりも聴覚的な芸術の方が・・・」って考える。「・・・」に答えを入れると消されるので。